(書き終わり)SCP-JP「騙されている」

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正直言って、ボツ化しました。救いようがありません。救うには犠牲が大きすぎます。よってこれを放棄します。

→これを原案にして異常性を引き継ぎつつ新しく生まれ変わらせます。いつの日か。

収容部門より通達

SCP-XXX-JPの異常性の元での収容アセスメントを行った結果、収容行動に移った際の危険性を鑑みてオブジェクトクラス"Archon1"が推奨され承認されました。当報告書の機密化を行い、SCP-XXX-JPの存在を認識させないよう尽力してください2

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Archon Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPとの音声を通じた会話は現在禁止されています。SCP-XXX-JP-aとの実験・インタビューは財団内でも限られた者のみに実験・インタビューの内容を知らされ秘密裏に行われます。実験に関わった職員は資料だけを残しAクラス記憶処理を施されます。
SCP-XXX-JPは一般市民の居住地域から10km以上離れた臨時サイト-81HEに収容されます。臨時サイトでは、SCP-XXX-JPの収容を行い最小限の人員で運営されます。財団の全職員は1週間に1度Aクラス記憶処理を行わなければなりません。機動部隊こ-12("使徒")によって臨時サイト-81HEの周囲3km圏内に出現した世界各国から派遣された軍の無力化が行われます。
SCP-XXX-JPの影響を出来る限り抑えるため全世界の財団本部ならびに支部に協力を仰ぎ、SCP-XXX-JP-aへの記憶処理を行なってください。記憶処理にはAクラス記憶処理薬を用いてください。
全財団職員は全てのSCP-XXX-JP-aへの記憶処理が完了するまでそれぞれが所定のサイトを指定され、所定のサイトから外出することが許可されません。

追記: SCP-XXX-JPの存在が一般市民に認知されたため、カバーストーリー「"未知のウイルスの蔓延"」を流布して人流や当オブジェクトの情報管制をしてください。オブジェクトクラスをKeterに変更されました3

説明: SCP-XXX-JPは日本人成人男性です。SCP-XXX-JPはその年齢に関わらず一切の老化の症状が見られず、細胞の年齢測定値では21歳であると算出されています。当オブジェクト自身と音声を介しての会話4を行った人間は"当オブジェクトに対する印象の変化"や"当オブジェクトに対し保護意識を抱く"などの影響を受けます。(以降、SCP-XXX-JPの影響を受けた人間をSCP-XXX-JP-aとします。)SCP-XXX-JPのこの影響はSCP-XXX-JP-aと人間との音声の会話により伝播します。ただし、当オブジェクトの存在を認知していない場合はSCP-XXX-JP-aであっても以上のような異常性は発現せず、このような場合のSCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JP-αに分類されます。しかし、SCP-XXX-JP-αであっても会話による影響の伝播の異常性は存在します。またどのようなSCP-XXX-JP-αでもSCP-XXX-JPの存在を認知すればSCP-XXX-JP-aとなります。
未だに会話によって影響が伝播する原理は解明されていません。

SCP-XXX-JPは一部地域での信仰的とも言える組織を持った集落の調査に派遣されたエージェント・増田によって発見されました。その際SCP-XXX-JPは尊敬するべき人物であると集落の全ての住民が発言したという報告がなされています。

<エージェント増田の定時連絡記録>
エージェント・増田はミーム汚染の可能性を鑑みてN1105の摂取の後、集落へ赴きました。またエージェント・増田の安全性のため全ての会話は筆談で行われました。
以下の文章はエージェント・増田との定時連絡記録です。


 

 

 

 

以後エージェント-増田の明らかな精神状態の変化を受けて、エージェント・増田は回収されました。エージェント・増田の精神状態が変化した原因は不明です。
そして後にエージェント・増田に対するインタビューが行われました。

<インタビュー記録_20200913>

対象: エージェント・増田

インタビュアー: D-XXX-15

付記: 影響の伝播を鑑みて松本博士による監視の元、Dクラス職員を用いたインタビューが行われました。質問内容は事前にD-XXX-1に手渡した文書に記載されていますが、緊急の質問の際はD-XXX-1に対する命令を通信によって下し質疑を行いました。また松本博士へ影響が伝播したと思わしき言動が見られた場合、麻酔銃によって無力化され後に記憶処理する命令の上、エージェント・小関が手配されました。松本博士、D-XXX-1、エージェント・増田以外の職員の会話は禁止されました。

[記録開始]

D-XXX-1: え、ええ、通信良好です。相手が到着しました。ええ、それではよろしくお願いします。

エージェント・増田: よろしくお願いします。

[エージェント・増田が会釈をしながら椅子に座る]

松本博士: 質問内容は説明した通りだ。紙に書いてあることをそのまま質問してくれ。

[手元の紙を見つめるD-XXX-1]

D-XXX-1: えー、はい。まずSCP-XXX-JPについてどのようにお考えですか?

エージェント・増田: SCP?とんでもないです。彼は僕たちが守るべき存在です。早く彼を解放してください。

松本博士: ちょっと待ってくれ、"僕たち"とはどういうことか説明させるんだ。

D-XXX-1: "僕たち"とはどういうことですか?

エージェント・増田: 僕の他にも"彼が守るべき存在であると考える人がいる"というだけですよ。

松本博士: 名前も説明させるんだ。

D-XXX-1: その人の名前はわかりますか?

エージェント・増田: いえ。あの警察署に勤める者たちは僕と志が同じもの達ばかりですが、名前までは覚えていません。

松本博士: わかった。普通の質問内容に戻れ。

D-XXX-1: ええ。次に貴方は何故SCP-XXX-JPを解放しようと懇願し尽力するのですか?

エージェント・増田: ……(沈黙)……わからない。自分は彼の進んできた道も、見てきた景気も何もわからない。だが、今直ぐ彼を保護するべきなんだ。

D-XXX-1: 貴方はSCP-XXX-JPを神のような存在であると認識しているのですか?

エージェント・増田: いえ。彼は神などではありません。私が依存しているに過ぎませんし、彼からしたら私など邪魔な存在であるとさえ感じているかもしれません。

D-XXX-1: どうして彼に固執するのですか?

エージェント・増田: 先ほどと同じくわかりませんが、何かこう、彼は永遠の苦しみに囚われているように見えるのです。

D-XXX-1: 永遠の苦しみとは一体どのようなものなのですか?

松本博士: D-XXX-1、不必要な質問は控えろ。

エージェント・増田: 永遠の苦しみ……(沈黙)……なんとも表現できない。しかし、彼は心失いかけている。いつ来るかわからない恐怖に怯え、彼はそれに耐えながら生きてきた。彼は何も悪いことなどしていないのに。

D-XXX-1: 彼はそれほどの苦しみを感じながら生きていたのですか……

松本博士: D-XXX-1、"やめろ"と言っているんだ。

エージェント・増田: でしょうね。計り知れないほどの虚無感がそれを覆い、まるで自分を隠すかのように存在しているんです。

松本博士: D-XXX-1、聞こえているなら今すぐ口を閉じるんだ。

D-XXX-1: 少し静かにしてください。

[D-XXX-1が耳元の通信機に触れる]

[D-XXX-1との通信が遮断される]

松本博士: クソ、やっぱりな。

D-XXX-1: その、なんでしょう。彼はきっとずっと1人なのかもしれませんね。恐怖するものを抱え込むため、自分ごと殻の中に閉じ込めているような気がします。

エージェント・増田: そうなんですよ。彼はずっと1人で背負ってきたものによって心が蝕まれていて、いつしか心を捨ててしまうかもしれません。今すぐ私達が除去しなければ。

松本博士: 今すぐ記録を中止しろ。インタビュー室β-5を施錠、機動部隊を動員して2人を拘束するよう連絡して…いや、やめてくれ。私が説得に出よう。君たちはそこで待機しててくれ。

[松本博士がインタビューの聴取のために使用していたインタビュー室σ-2を退出しようとする]

[エージェント・小関が麻酔銃を発砲し松本博士が倒れる]

D-XXX-1: 何故だかわかりませんが、貴方が仰ることがよくわかるような気がします。もしかすると、同じ志を持った同志かもしれませんね。

エージェント・増田: それなら話が早いでしょう。まずここのサイト管理官に訴えましょう。それから───

[インタビュー室β-5が施錠される]

[機動部隊こ-12("使徒")がインタビュー室β-5へ突入を開始する]

[記録終了]


後に3人はAクラス記憶処理を受けました。以上よりSCP-XXX-JP-aの伝播の異常性が確認され、以降のSCP-XXX-JP-aとの質疑は筆談やメッセージ送信など音声を介さない会話のみとなりました。
松田博士がD-XXX-1との会話で影響が伝播する可能性を危惧できなかった理由は不明です。
 
補遺1: 日財合同会議のメッセージによる対話記録
SCP財団日本支部理事会の決定で財団本部に当オブジェクトの異常性を報告し財団本部は日財合同会議の開催を日本政府に提案し承諾されました。その合同会議において財団側は政府側にSCP-XXX-JPの収容違反を理由に日本全域にAクラス記憶処理薬の散布の同意を求めましたが、SCP-XXX-JPの収容を理由にこの提案は却下されました。この時、日本政府側として出席した内閣府異常対応委員会の今里浩一いまさとこういち郷田幹ごうだみき坂口智雄さかぐちともおはこの合同会議以前に"汚染検査/XXX"をクリアしており、また同時にSCP-XXX-JPに関する知識を一切所有していなかったとされています。財団本部は日本政府との衝突を避けるためこれ以上の要求を停止しました。会議以降、全ての職員に対して1ヶ月に1度のAクラス記憶処理が義務付けられました。
以下の文書と記録は出席者に配信された日財合同会議の事前説明書、そして合同会議の際の記録です。
 

日財合同会議

2020年9月15日

[概要]

SCP-XXX-JPの収容違反発生発覚について、日本政府とSCP財団との共同協力によって収容を成功させるための合同会議です。会議は電子端末を用いてリモートでの会議となります。

[注意点]

出席者は必ず事前に"汚染検査/XXX"の審査を受診してください。基準を満たさない出席者が発見された場合、当会議は中止され日本政府に対する一切の通信を遮断します。

[出席者]

《日本政府》
今里浩一いまさとこういち内閣府異常対応委員会
郷田幹ごうだみき内閣府異常対応委員会
坂口智雄さかぐちともお内閣府異常対応委員会

《SCP財団》
・ セバスチャン・スミスO5特別秘書官(SCP財団本部より)
金本玲かねもとれい日本支部理事会秘書官(SCP財団日本支部より)
松本宏和まつもとひろかずSCP-XXX-JP担当博士(SCP財団日本支部より)

[記録開始]
セバスチャン・スミス: では会議を開始致します。

郷田幹: とりあえずは皆さん参加しているぽいですね。

今里浩一: そもそも基準を満たさなければ開催すらされませんよ、郷田さん。

坂口智雄: 即ち、それほど危険度の高い異常性ということでしょうかねぇ。

セバスチャン・スミス: その通りで御座います。まず初めに[当会議の注意事項。事前説明書と同じ内容であるため省略]それでは松本博士、異常性の説明の程を宜しくお願い致します。

松本宏和: はい。以上がSCP-XXX-JPの異常性です。

[松本博士が共有画面上に資料を提示する]

松本宏和: まず第1の異常性として、自身と会話したものに自身に対する印象操作を行う、主に保護意識を抱かせる異常性。そして第2の異常性は、第1で話をした異常性の影響を受けた人間、SCP-XXX-JP-aとでも表現しましょう。そのSCP-XXX-JP-aと人間が会話を行うと異常性が伝播し、新たなSCP-XXX-JP-aとなります。ただし、SCP-XXX-JP-aでもSCP-XXX-JPの存在を知らないものは影響が発現しないものの存在を知ればSCP-XXX-JP-aとなりうるSCP-XXX-JP-αと分類されます。以上となります。

金本玲: 悪い予想なのだけども、今回この会議が開かれた理由がわかった気がするわ。

今里浩一: 僕も同じく。その『SCP-XXX-JP-aや-αが溢れかえってしまった』なんていう予想が直ぐに思いついたね。

セバスチャン・スミス: 仰る通りです。現在世界全体でこの影響が広まっていると推算されております。

松本宏和: 何時いつかはわかりませんが、前からSCP-XXX-JPは存在しているようです。

郷田幹: それは何時発生したのかはわからないものなのですか?

松本宏和: 影響の拡散率から考えて███年の8月頃と予想されています。これがSCP-XXX-JPが出現した日時と考えられます。

坂口智雄: 意外と日は経っていないのですね。人間は意外にも会話を有するものなのですねぇ。

今里浩一: そうですよ。現に我々が話している。

[複数の軽い笑いが録音される]

金本玲: でも余り笑っていられる状況ではないわね。記憶処理剤は十二分にあるけども、どうやって抑え込むというの?

今里浩一: 人流の抑制を行うことが第1だ。それから情報操作も必要になる。国民がSCP-XXX-JPの存在を知らないこの時間が勝負所と言えるだろう。

松本宏和: その通りです。しかし国民に喋るなと言っても到底無理ですし、ロックダウンなどすればGDP6の急落も目に見えていますし、世界規模で不況が続くでしょう。

坂口智雄: ならば、オブジェクトを破壊してしまうのが手っ取り早い……ですがねぇ。

セバスチャン・スミス: そうです。O5評議会は全SCP-XXX-JP-aの記憶処理を命じており、SCP-XXX-JPを破壊することは極力避けるべきだとしています。これは当オブジェクトを尊敬しているJP-aが尊敬する対象のSCP-XXX-JPを失うということは何を引き起こすのか予想できないからです。

郷田幹: 最悪財団職員以外が自害してしまう可能性もあるね。

今里浩一: ちなみに、そのSCP-XXX-JPの顔写真は存在しているのですか?

松田宏和: はい、ございます。こちらです。

[松田宏和が共有画面上にSCP-XXX-JPの顔写真を表示する]

郷田幹: ま、松田博士……この方って。

今田浩一: やはりそうだったのですね。

金本玲: 今田さん。それはどういうことかしら。

今田浩一: これから日本政府は財団との一切の通信を遮断します。郷田さん、坂口さん、宜しいですね。

坂口智雄: 流石にこうなってしまったなら仕方ないですねぇ。

[日本政府側の通信が遮断される]

セバスチャン・スミス: ……O5に至急連絡します。
[記録終了]


以上より、SCP-XXX-JP-αに対する"汚染検査/XXX"は効果を示さないということが示唆され、実験で明らかになりました。
また日本政府側の3名は潜在的に認知していたSCP-XXX-JPと財団側から提示された異常性を持つ人物が一致したことにより-αから-aに変化したと考えられています。

松田博士がインタビュー記録_20200913での不適切なインタビューの手段による処分を受けていない理由及び財団側の3名がSCP-XXX-JPの顔写真を提示する危険性を無視し松田博士の提示を黙認した理由は不明です。また上級職員であるセバスチャン・スミスが当会議に参加することはできないのに参加していた理由は不明です。

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