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前書き: ストーリーより大切なものとは
執筆に勤しむ新人職員、若しくはヘビーユーザーな職員の皆様。このページを開いて頂いてありがとうございます。
突然ですが、執筆をしている者なら誰しも思うことがあると思います。1それは──────。
フォーマットやストーリー展開に関するエッセイはあるけど、なんで文法に関してのエッセイは無いんですかね……(涙) -私
と………
もし文法に関するエッセイがあったなら、今や自分はサンドボックスの批評欄で文法に関するミスを沢山指摘されず、恥ずかしい思いをせずに済んだのに。はぁ……(疲) -私
と……!
これは私が今まで執筆して思っていたことです。私自身が元々文法に疎い人なので、執筆する際は苦労しました。ですが今では沢山の批評から具体例を出して注意すべきポイントを抽象化して根本的に文法ミスの発生をある程度防げていますが、最初から抽象的なアドバイスを人間は普通欲しがるものです。私も欲しかったです。見たかったものです。
しかし一部の財団職員の皆様はこう思うでしょう。
文法ミスってそれほど記事に影響を与えるほど大きいものなんですか?
単刀直入に言えば、大きいです。もっと言えば、ストーリーより大切な部分です。
例としてこんな文章を挙げてみましょう。
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは倉庫であります。またSCPXXX-JPに触れた対象はSCR-XXX-JP-1に指定し、修養される。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れちゃ人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格になるのです。当オフジェクトは財団職員が神田川での水性長沙を行なっていましたが発見されましや。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
この文章、明らかにおかしいですよね。詳しい点は、この後説明するので述べないでおきますが、例えばこれが1000-JPのような超大作でストーリー性満載なものだとしても、読みにくすぎて話になりません。
上のものはかなり極端な例ですが、いざ文法ミスが見つかると、幾ら良いストーリーであってもストーリーではなくそのミスに目が行き、そして何よりも
「この記事作った人、文法ミスしてるじゃん……」
という思考が読者に纏わりつき、ストーリーで上げた記事全体の評価が大きく下がってしまう可能性があるのです。
なので、今回は特筆すべき文法ミスのポイントを5つ紹介していきます。かなり初歩的な内容が多いので、チェック表代わりにでも見て行ってください。
またこの文法チェック表は、財団サイト内での執筆のみならず、普段の執筆でも利用できるものです!是非活用してみてください!
主節: 新人職員に多い主な文法ミスはこれだ!
ここから遂に文法ミスを説明していきます。「もう早く」という職員も多いと思いますので、早速行ってみましょう。
重要項目第1: 誤字・脱字・衍字
─────え、その、あのさぁ……
いや、ちょっと待ってください!
誤字脱字、そして衍字はとても重要な項目なんです!!
実は誤字・脱字・衍字は、ただ存在するだけではなく、その文法に大きく関わってくるミスなのです。
例として以下のような文章を挙げてみます。
当オブジェクトに収容チャンバーは破壊されました。
一見普通の文章に見えますよね。ですが「当オブジェクトに」の「に」を「の」に変えるとどうでしょう。
当オブジェクトの収容チャンバーは破壊されました。
同じ「な行」であってもかなり意味合いが変わってくるでしょう?
もし貴方が後者の意味で文章を書きたかったのに前者の文章で書いてしまったら、読者に大きな誤解を与えてしまいます。
つまり、これほど大切であるということです。しっかりと読み直して対策を行いましょう。私は5回ほど繰り返して読んでいますが、未だに誤字が見つかります。
ここで、前書きで紹介した破茶滅茶な文章を再登場させて、重要項目第1での内容を反映させてみましょう。
[Before-1]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは倉庫であります。またSCPXXX-JPに触れた対象はSCR-XXX-JP-1に指定し、修養される。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れちゃ人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格になるのです。当オフジェクトは財団職員が神田川での水性長沙を行なっていましたが発見されましや。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
これが、
[After-1]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは倉庫にあります。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容される。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格になるのです。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
このようになりました。ですが、まだまだ修正事項は沢山です。次へ行きましょう。
重要項目第2: 語調の統一
これは新人職員が初めて批評を行った時によく色々な職員の皆様から言われる事項です。
え、とりあえず語尾を変えればいいんじゃないの?
いえ、それだけではありません。財団には財団の書き方があります。是非、それを感じ取ってください。
語調の統一の為には何をすれば良いのか。それは、
語尾を変えるだけでなく、出来るだけ知的な文章にせよ。
です。知的な文章というこれまた厄介な要件ですが、要するに出来るだけ熟語を使えということです。
例を挙げます。
当オブジェクトは倉庫の中に入れられています。普通は誰も触ってはいけません。
例えばこの文章を財団風な知的な文章に書き変えると、
当オブジェクトは倉庫の内部に収容されています。通常時、SCP-XXX-JPへの接触は禁止されています。
このようになります。見るとわかりますが、会話で話すような内容で書かれていたものが、堅く威厳のある語調に変わりましたね。
語尾だけでなくその文章の中身を変えることは、よりその記事を報告書らしく仕立て上げる為に必要なのです。
またこちらの項目でも、After-1の内容のものを今度はBefore-2として、今回の項目の内容を新たに反映させると、
[Before-2(After-1)]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは倉庫にあります。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容される。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格になるのです。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
これが、
[After-2]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
このようになりました。大分最初のものと比べると変わりましたが、まだおかしな点が幾つかありますね。きっとそのおかしな点は次の事項で解説されるでしょう。
それでは次に行きます。
重要項目第3: 文章の順接・逆接・並列
文章、特にSCP報告書において、文章の論理性はとても大事になってきます。
何が原因で何が起きたから何をした。しかしどうだった。
というのをこの事項でしっかりとやっていこうと思います。
まずこの事項の内容ですが、主に接続詞と言われるものについてのお話です。例を挙げれば「だから〜」や「つまり〜」や「だけど〜」や「ないしは〜」など、沢山の接続詞が文章内では登場します。今回は特にその中でも一番登場回数の多いもの、順接・逆接・並列の落とし穴について、簡単に紹介していこうかと思います。(個々の意味の説明については折り畳みにしておきます。もし順接・逆接・並列についての知識があるならば見る必要は恐らく無いものです。)
順接・逆接・並列くらい簡単に出来るでしょ?
ではわかりました。After-2を使い、見てみましょう。
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
この中から順接・逆接・並列がおかしなところを見つけてみてください。
え?こうだろ?
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
皆様は、見つかりましたか?正解はこちらです。
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
私の予想では多分この2つは簡単に見つけられるだろうと思いました。しかし、1番目の間違いの
SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。
これは、一部の人には見抜けなかったと思います。私もその1人でした。見抜けなかった理由は、その「〜が」というワードが文章に馴染みすぎていて、論理性が崩れているのに気づくことが出来なかったからです。いわゆる隠れた論理ミスです。
私はこのような接続詞に出会ってからは、文の論理構造をきちんと理解するよう意識することが多くなりました。それからはブロックを積むように論理構造を意識して文章を書けるようになったのを今でも覚えています。もしかすると貴方の書いた文章にも隠れた論理ミスが存在しているかもしれませんね……
では、本来ならばどうするべきだったのか。解説と、前書きの文章に今回の内容の反映させるのを同時に行います。
[Before-3(After-2)]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていましたが発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
太字で示した部分について、1つ目は
SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽し[ ]、後に悲観的な性格に変化します。
この[ ]の中に入る言葉は、前後の関係から並列がいいので、
SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。
となります。
当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていた[ ]発見されました
これは前後の関係が順接になっているので、
当オフジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました
となります。
よって最終的にできたAfter-3は、
[After-3]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
もう殆どこれで前書きの文章完成じゃない?
いや、もっとあるんです!
次で4つ目です。
重要項目第4: 意味の重複
これは非常に発見が困難なミスです。その理由は、個人の想像の中で思い浮かべた文章は、いちいちその文章にある1単語ごとの意味など気にしていないということ、そして大体こういうミスは単語の意味の履き違えが多いので深く粘着した記憶を溶かす必要性があり、それにはもの凄い時間を有するからです。
私もこれを指摘された時、「確かに」と思いましたが、文章を書き換えると今でもその文章を読んで気持ち悪く感じます。何故なら、元々間違えて文に入れた単語についての意味の認識に誤りがあり、その誤りが脳にこびりついているので、幾ら正しい文章だと思っても「あの単語が必要なのに無い!」という状態で、意味は合っているのに、語感的に気持ち悪く感じてしまうのです。
ですが、これを解消する魔法の方法はありません。地道に続けてゆくしかありません。
では、After-3の修正と解説をまた同時に行います。
[Before-4(After-3)]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
ちなみにですが、何処で意味が重複しているかわかりますか?
うーん。全く分からん。
大丈夫です。地道にやっていきましょう。『千里の道も一歩から』、ですよ。
正解は、
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して媒介していきます。
この太字部分です。まず、どれとどれの意味が重なっているかですが、それは「泣き」「嗚咽」と「介して」「媒介していきます」です。意外とわかりやすい意味の重なりだと思います。
「嗚咽」とは、咽び泣くことですので、「泣くこと」と意味が重なっています。
「介して」は仲立ちをすること指し、「媒介する」というのも同じ意味です。このままでは「仲立ちをしてそれを仲立ちする」という意味不明な文章が出来てしまいます。
よって修正を行うと、
[After-4]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して人々に伝染していきます。
のようになります。
もう完成じゃねーか!
まだ最後が残ってますよ!
これで終了なのでもうひと踏ん張りです!
重要項目第5: 内容の分類と、並列
もう文法事項殆どやったからバッチリ〜……というわけではありません。今までは、文単体の修正のみを行ってきました。最後は、複数の文章をグループ分けして上手く並べることをします。
具体的にどのようなことをするか、After-4を使い見てみましょう。
[Before-5(After-4)]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して人々に伝染していきます。
この文章の説明の部分。これらを各文ごとにテーマをつけてあげると次のようになります。
説明: 「オブジェクトの説明」「オブジェクトの説明「オブジェクトの発見経緯」「オブジェクトの説明」
皆様、これが一体何を指しているかわかりますか?
そう、分類分けを行なったのです。しかし見るとわかりますが、オブジェクトの説明の間に発見経緯が混ざり込んでいます。これではひとつの関連した情報についての纏まりが悪く、報告書として出来が悪いです。よって分類分けが終了したので、次の並べ替えに移ります。
説明: 【オブジェクトの説明】→【発見経緯】
上になるように各文を並べ替えると、After-5は、
[After-5]
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して人々に伝染していきます。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。
となります。
後書き: 文法とは、楽譜であり、音であり、旋律である
5つ全ての重要項目が終わりました!
最後に、前書きの文章と、After-5を比べてみましょう!
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは倉庫であります。またSCPXXX-JPに触れた対象はSCR-XXX-JP-1に指定し、修養される。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れちゃ人間は大抵の場合で泣きながら嗚咽しますが、後に悲観的な性格になるのです。当オフジェクトは財団職員が神田川での水性長沙を行なっていましたが発見されましや。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1に介して媒介していきます。
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXX-JPに触れた対象はSCP-XXX-JP-1に指定し、収容してください。
説明: SCP-XXX-JPは花崗岩の欠片と思われる物質です。SCP-XXX-JPに触れた人間は大抵の場合で嗚咽し、また後に悲観的な性格に変化します。またSCP-XXX-JPの影響はSCP-XXX-JP-1を介して人々に伝染していきます。当オブジェクトは財団職員が神田川での水性調査を行なっていたところ、発見されました。
見るとわかりますが、断然違いますね。(元の前書きの文章が悪過ぎたというのもありますが……)ですが、新人職員が書く文章で、この前書きより良い文章でも、これくらいの違いは出せます。本当にこれで変わるものなのです。新人職員の皆様は、これを参考にしていては如何でしょうか?
改めて、如何でしたでしょうか?!
貴方の書いた報告書に文法ミスは発生していましたか?発生しようとも、そうでなくても、この文法知識は一生ものとなります。
文法は、文を書く方法だけではありません。文法とは文そのものでもありますし、文を彩ることもできます。文法が分かれば、文自体の精度が上がり、彩りもあり、まるで流したい音楽を音の確認無しでスラスラと楽譜に音符を書くように文を作っていくことができるのです。
今まで感覚で文章を紡いできた人にはミス発見のうってつけの方法ですので、是非重要項目5つの内の1つでもいいので覚えていって頂ければ幸いです。
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任意A任意B任意C- portal:7053853 (30 Nov 2020 07:53)
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