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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは低危険度物品保管ロッカーに保管されます。

SCP-XXXX-JPによりDクラス職員の勤務態度を改善する計画が██博士により提言されています提案は却下されました。


説明: SCP-XXXX-JPは元AWCY構成員である故・池寺祐作氏の作成した未知の言語、シンボルが描かれている縦25cm横18cmのポスターです。

SCP-XXXX-JPを直接、間接問わず視認した人物(以下、"対象")は一般的に"悪"とされる行動を強く忌避し、ボランティアや人助け等の善行を行います。

作成者である池寺祐作氏は既に死亡しており、死因は非異常性の自殺と見られています。

この効果は記憶処理により取り除くことが不可能であり、現在曝露者は財団内で保護されています。

発見経緯: SCP-XXXX-JPは「近所の学校の生徒たちの様子がおかしい」と言う旨の通報を受けた財団エージェントが███高校より発見、収容に至りました。

以下は池寺氏の自宅で発見された遺書の書き起こしです。

若者諸君、君たちは道を外れたり、ちょっと悪ぶってみるのがかっこよく見える年頃なのかもしれない。

だがしかしそんなものは偽物でしかない。

悪は個性ではない。

皆が、社会という生活基盤の中でできる限り己を表現する。だからこそ個性は生まれ、人は美しい。

君たちはありのままでも美しいのだ。

だから…馬鹿なことはやめるんだ。

You have been cool yet, so don't mistake.

君たちはもう美しい、だから誤るな。


実験記録-XXXX-JP-1

対象: D-XXXXX

付記: 対象は過去殺人により死刑判決となっている。

実施方法: D-XXXXXにSCP-XXXX-JPを直接視認させる。

結果: 対象は酷く狼狽し自身の過去の行いを強く悔い始めた。その後対象の勤務態度は劇的に改善され、自ら志願しての慈善活動、月例解雇を拒み財団に従事する等精神面の大幅な変化が見られた。

実験記録-XXXX-JP-2

対象: D-XXXXX

付記: 対象は過去強盗殺人により死刑判決となっている。

実施方法: D-XXXXXにSCP-XXXX-JPを撮影した写真を視認させる。

結果: 対象は涙を流し、自身の過去の行いの謝罪を始めた。以降対象は従順となり、被害者に対する数分間の黙祷を1日に3回行っている。

実験記録-XXXX-JP-3

対象: D-XXXXX

付記: 対象は過去悪質なカルト教団の教祖を務めていた。

実施方法: D-XXXXXにSCP-XXXX-JPの複写を視認させる。

結果: 対象は[削除済]。これにより実験時同席していた研究員2名そして██博士が命を落とした。この際対象は「███████」と常に呟いていた。

この件により、SCP-XXXX-JPには暴力性の増大等未知の異常性が存在していることが推測されています。以降の実験は現在まで凍結されています。


インタビューログ-XXXX-JP: 以下は池寺氏と交流のあったAWCY構成員である███氏に対し行われたインタビュー記録です。

対象: ███氏(現AWCY構成員)

インタビュアー: 佐伯博士

<記録開始>

佐伯博士: インタビューを開始します。まず███さん。生前の池寺氏はどのような人物でしたか?

███氏: そうだな……なんつーか……"良い奴"って感じだった。

佐伯博士: ……"良い奴"?

███氏: 善人……ってかお人好しだな。別に常日頃からボランティアしてたーとかじゃない。その……頼まれたら断れない的なさ、ただ不用意に人を傷付けるようなやつではないんだ。

佐伯博士: なるほど。では、SCP-XXXX-JP……もといあのポスターの作成経緯等は分かりますか?

███氏: 作成経緯……?ああ、いっこあったな。と言うかそれのせいだろう。

佐伯博士: それは?

███氏: そうだな……取り敢えず前情報から説明しようか。あいつの息子は優等生だった。もっとも通ってるのはヤンキー高だったけどな。

佐伯博士: 優等生、ですか。

███氏: ああ。だったんだが……周りのヤンキーに触発されちまったんだかな、いつだか同級生のバイクでニケツして事故っちまったらしくてな。そのまま……な。

佐伯博士: 亡くなってしまったと。

███氏: そうだ。それっきりあいつは変わっちまった。いや。元からああだったのかもな。豹変っつーか風紀を乱すような悪行が許せなくなっちまったんだ。

███氏: ただあいつは"罪を憎んで人を憎まず"って感じだった。どんな悪人だってそうなるだけの理由があり、その後の未来があると考えていた。ある種博愛精神、ってやつだ。

佐伯博士: そうですか……つまりそれがあの作品の作成理由だと?

███氏: そう、だろうな……別に息子の命を奪ったやつらを恨んじゃいなかった。ただ、踏み外した道から更生して欲しかったんだろうな。

佐伯博士: 分かりました。御協力ありがとうございます。ではインタビューを──

███氏: けどよ、ひとつだけ教えておいてやる。てか忠告だ。

佐伯博士: え?

███氏: アレの取り扱いには気を付けな。大事なのは善人かどうかではなく何を善とするか、だ。あいつが自殺したのは息子のせいなんかじゃない。ただあいつはそれが善いと思ったんだ。あいつはそれが善だと最後まで信じきっていた。

佐伯博士: それは──

███氏: "You have been cool yet"?結局あいつの想いの本質ってのはな……独り善がりで妄信的なまでの歪んだ善性にあるんだよ。

<記録終了>


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