SCP-XXX-JPは█████期に初めてその事例が確認されました。SCP-XXX-JPに感染した感染者(以降これをSCP-XXX-JP-Aと呼称します。なおそれぞれのSCP-XXX-JP-Aは感染した順からSCP-XXX-JP-A-[番号]であらわされます)であるSCP-XXX-JP-A-1が突如壁に向かって歩き出す、他の職員からの声掛けに応答せず意味の分からない奇声を上げる等の奇行をとりだし職員が薬物による副作用であると判断し処理が行われました。SCP-XXX-JP-A-1の処理と同時に処理に携わった4人が同時にSCP-XXX-JP-A-1と同様の奇行を取り出したために当サイトは何らかの異常実体が引き起こしているものと判断、番号が当てられました。なおSCP-XXX-JP-A-1はSCP-XXX-JPが完治されておりインタビューが行われました。インタビューの詳細は補遺2を参照してください。
SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aにそれぞれ異なった物理法則、言語、環境、実体の存在する世界の幻覚(以降これをSCP-XXX-JP-Bと呼称します。なおこのSCP-XXX-JP-B-[番号]はそれぞれのSCP-XXX-JP-A-[番号]に対応します)を見せます。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP-B内においてそこに存在する実態の外見を有し、言語を話し、それ以前の気を苦を保持しています。またこの際SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP感染以前の記憶を有していません。SCP-XXX-JP治療後もSCP-XXX-JP感染前の記憶を有していませんが、言語に関しての記憶は復元されています。全ての記憶は軽い衝撃で復元することが可能です。
SCP-XXX-JP-Aは異常行動を不定期に完全に停止します。なおこの停止状態は個体によって異なりSCP-XXX-JP-Aは停止直後にSCP-XXX-JP-Aを中心とした半径10m以内に存在する起動したラップトップに向かって移動を開始します。この際SCP-XXX-JP-Aは全ての障害物を透過して進行しラップトップに接触後すぐに移動開始前の地点に戻ります。
SCP-XXX-JP-Aが接触したラップトップにはSCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JP-B内で経験した記録が保存されており、そのラップトップにSCP-XXX-JP-A以外が接触した場合接触者にはSCP-XXX-JP-Aの感じた感覚がすべて共有されます。
SCP-XXX-JPの治療は可能です。詳細は補遺1を確認してください。
対象: SCP-XXX-JP‐A-1
インタビュアー: Dr.██
付記: インタビュー時はまだSCP-XXX-JPについての研究が行われていませんでした。SCP-XXX-JP-A-1はかなり混乱している様子をしています。SCP-XXX-JP-A-1の発言で一部認識できない言葉があり、それはSCP-XXX-JP-B-1内での言語のものだと思われます。SCP-XXX-JP-A-1の本名であった部分をAと置き換えました。
<録音開始>
Dr.██: 落ち着いたか?A。
SCP-XXX-JP-A-1: 落ち着けるわけがないだろう?俺は████(聞き取れませんでした)にいたはず。ここはどこだ。俺をどこに連れてきた。何をする気だ!どうして(興奮して聞き取ることができませんでした)
Dr.██: 落ち着けA。おいこいつを早く取り押さえろ!
SCP-XXX-JP-A-1: 離せ化け物!俺に触るな!俺の体を戻せ!(興奮して聞き取ることができませんでした)
Dr.██: 早く麻酔を打て!そこのベットに拘束しろ!
SCP-XXX-JP-A-1: 死ね化け物!気持ち悪い!
(SCP-XXX-JP-A-1は拘束され記憶復元処理が行われました)
Dr.██: 今度こそ落ち着いたか?
(SCP-XXX-JP-A-1は俯いたまま沈黙を続けている)
Dr.██: どうしたんだA。意味の分からないことをしゃべりだしたり焦点が合ってなかったりさっきから様子がおかしいぞ、しかもやっとこっちの話を聞いたと思ったら化け物だのなんだのとずいぶんなことを言ってくれるじゃないか。変なものには手を出すなとよく聞かせたはずだぞ。
SCP-XXX-JP-A-1: いや。
Dr.██: やっと会話ができそうだな。
SCP-XXX-JP-A-1: 私に何か投与してくれたんですか?
Dr.██: なに?
SCP-XXX-JP-A-1: そうならもう1度私に投与してください。お願いします!先生!
Dr.██: 落ち着け!私は何も君に与えてないぞ。さっき打ったのは非常に強い鎮静剤だ。多少の副作用はあるが幻覚は見せない。またお前が暴れるならもう一度打つことになるがな。
SCP-XXX-JP-A-1: 薬じゃないんですか?
Dr.██: 何もしていない。なあA、まだ意識がはっきりしてないのかもしれんがさっきから要領を得ない。いったいお前は何をしたんだ?その様子だと変な薬は飲んでいないんだろう?
SCP-XXX-JP-A-1: ええ。
Dr.██: 何があった?
(SCP-XXX-JP-A-1が数分沈黙する)
SCP-XXX-JP-A-1: まるで違う世界にいました。
Dr.██: 違う世界?
SCP-XXX-JP-A-1: きれいな███(聞き取れませんでした)、████(聞き取れませんでした)の████(聞き取れませんでした)、うまく思い出せないけれど素晴らしい、あの薬が見せてくれる夢とは比べ物にならない、心地よい気分だった。あれは確かにそこにあったし私はそれが何かよくわかっていました。長いことそこにいた。
Dr.██: お前がおかしくなっていたのはほんの30分程度だ。そしてやはり薬を使っていたか。
SCP-XXX-JP-A-1: 昔です。誰でも手を出しますよ、こんな状態では。それにこれはそんな安っぽくて嘘っぱちの幻想じゃないんです。私は確かにその世界での記憶を持っていました。そこでの私は30歳になったばかりでそれまで何をしていたか、全部経験していたんです。
Dr.██: 鎮静剤の副作用がきいてるようだな。言葉が変だぞA。
SCP-XXX-JP-A-1: 茶化さないでください。あれは本物だった。あれからずっと続くはずだったんです。これからだった。
Dr.██: 気がめいっていたんだろう。少し楽になる薬をやろう、もう変なのに手を出すんじゃないぞ。
SCP-XXX-JP-A-1: そんな薬はいらないです。あの世界、あの人生の続きが私には必要です!
Dr.██: わめくな!どうやってその状態になったかも分からないのにどうしようと言うんだ。
SCP-XXX-JP-A-1: 戻したください!戻してください。
Dr.██: これ以上は無理だな。完全に混乱してしまっている。
SCP-XXX-JP-A-1: 戻して戻して戻して。
Dr.██: なにを突っ立っているんだ早く鎮静剤を打て!さっきのと同じのでいい早く!
SCP-XXX-JP-A-1: こんな知りたくなかった、こんなこと思い出したくなかった。あのままでいたかった。
Dr.██: 早くしろ!
(SCP-XXX-JP-A-1が自身の██████を使って自身の頭部を███しました)
Dr.██: ああクソ!悪いことしか起きない!
<録音終了>
研究後追記: このような状況に陥った際、我々は彼らに何も伝えずに処分してあげた方が道徳的でしょう。
かなり文章が読みにくく、読み進めることができませんでした。
改行が多く、パラグラフの切れ目がよくわかりませんでした。SCP記事の文体とはをぜひご一読ください。特に"報告書"としての文体の「改行しすぎ」が該当します。
また誤字脱字等が見られます。音読等で一度確認をお願いします。
一文が長いです。修飾部は可能な限り短く複数の文に分けることをお勧めします。連用中止法や助詞、接続詞を用いた文の接続は基本的に二文分までにとどめたほうがよいでしょう。
内容としては「幻覚を見せる感染症」というお話ですが、幻覚をみせるオブジェクトは既に多くあるので、異常性自体はかなりありきたりだと思います。(おそらく隠された真実があると思うのですが、それについては読解しきれていないので触れません)
インタビューですが、発言がかなり不自然ですし、密度が薄いです。実際に誰かに協力してもらって会話などを再現し、もう少しリアリティを持った発話にできるとよいかもしれません。
文の読解難度のために内容が入ってこないので理解が難しかったです。オチのあたりで「翻訳した」という風に書いてあるので、もしかすると上記の会話の不自然さや日本語の読みにくさは意図したものかもしれません。その場合、会話の不自然さはそのままでよいと思いますが、日本語の読みにくさはそもそも読者の読み進める気力を削いでしまうので改善する必要があると思います。
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意図した不自然さだったのですが読みにくくて内容が入ってこないなら確かに意味がありませんよね…。
バランスを調整して他のオブジェクトととの違いをもっと分かりやすくさせていただきます。
批評していただきありがとうございました。