最終報告書

事象178記録

付記: この記録は実例178が発生した後Y.I博士がサイト███内で発見した音声記録装置、映像記録装置を着用して記録したものです。なおY.I博士が呼称している"コン"はSCP-404-JPを指しているものと

<記録開始]>

映像記録装置が記録を始め、歪んだ収容室の扉を映し出す。装置はゆっくりと崩れた壁、天井にあいた穴を映しながら後ろの窓を映す。外は薄暗く日はまだ見えない。町には人の気配も動物の気配もなく、静かでありそこからはサイト███周辺のビルが10階ほどで折れている様子やコンクリートの道路の亀裂に車が落ちている様子や"BAKERY"の字が書かれた看板が傾いているのが見える。

Y.I博士: (ため息の音)記録した方がいいよな。準備をしていたつもりだったがこうも変わるか。あれ?これもう記録されてるか?ああオーケー。私はY███.I██████、54歳、男オーケー?久しぶりに戻って来たな、気持ち的には最近のような気もする。しかし変わらないな、変わっていないんだろうな。さっき目が暗闇に慣れるまでじっとしていた、目が見えない時は音や匂い敏感になる、溶けたプラスチックのような匂いや金属をこすり合わせるような、あの黒板を鋭利なもので引っ掻くような音が遠くから聞こえていた。こんなん記録してなんになるんだろうな。池田博士の死体もある。本当に死んでるか?

Y.I博士と思われる死体が映される。死体の真上にはデスクがのっており、その天井には大きな穴が開いている。見るからに既に死んでいるものと分かる。死体の手首にY.I博士のものと思われる手が置かれる。

Y.I博士: ああ死んでるな。まあ見れば分かるか。インタビューのときにはきついことを言ったかな?すまない。私も気が滅入ってしまって。(ため息の音、少し間をおいて)こんな独り言のようにぶつぶつ言う事はないんだがな。やはり私も緊張しているのだろうな。

装置は再び始めに映していた歪んだ収容室の扉を映す。扉の横の壁には"SCP-404-JP"の札がかけられている。

Y.I博士: で、分かっているとは思うがこれがコンの収容室だ。いつまでも先延ばしにしていてもいけないな。正直あまりコンと会いたくない、居てはほしいが。うじうじしてたって仕方ない、覚悟を決めろ!(何かを叩く音)よし。

SCP-404-JPの収容室の扉に手がかけられる。扉が歪んでいるからか開く様子はない。

Y.I博士: くそ。せっかくかっこ良く決めたのに、これじゃあ決まりがつかないなあ。

Y.I博士が扉を開こうとし始めてから約5分後扉の隙間から手が出現し扉を開けた。そこには狐のような尻尾が生えた男が立っていた。装置は上に向けられ男の顔を映し出す。収容室が暗く鮮明には顔が見えないもののその容姿はSCP-404-JPのものと類似している。

SCP-404-JP: 遅いなあ、結構待っててあげたのに。

(SCP-404-JPが笑う)

Y.I博士: (少しの間の沈黙)やあ久しぶりだな。いや違うか…。こんな時にはなんと言えばいいのかよくわからないな。

SCP-404-JP: 俺もさっぱりさ。

Y.I博士: 私は君に謝らなければ、なぜあんなことをしていたか自分でもわからない。あの時は無我夢中で気が狂っていた。いや、これもただの言い訳か。本当にすまなかった。

SCP-404-JP: いやあ、俺もこんなになったのは初めてだよ。地震は起きるし身体は切られてパソコンに詰め込まれるしで。

SCP-404-JPがまた笑う

Y.I博士:

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]
Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]
Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]
Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]

Y.I博士: [会話]

SCP-404-JP: [会話]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]

目を開けると真っ暗になっていた。いや、目を瞑ることすらしていなかったかもしれない。
準備はしていたつもりだったがこうも急に変わると不覚にも驚いてしまった。
真っ暗で何も見えない中では他の感覚が敏感になる。
溶けたプラスチックの匂い、かすかな鉄の匂い。
かすかに聞こえる鉄がこすれるような、あの黒板を鋭利なもので引っ掻くような嫌な音が遠くの方から聞こえて来た。
そんな状態が2分だか3分だか、とにかく目が暗闇に慣れるまで続いた。
崩れた壁
曲がった扉
池田博士の亡骸
久しぶりなようで最近のような不思議な気分だった。
少し本当に池田博士は死んでるのか気になって脈を測った。まあ見た通り動いてはいなかった。
インタビューのときにはずいぶんなことを言ってしまった、すまなかった。
サイトの中はあの時と一切変わっていない、変わっていないだろう。
こんなに怖いと思った事はないだろう。怖いというよりは寂しいような暗い気分だった。
ここにいるのは私ではないような気分だった。
いや
私なのは私だけだ。

ERROR

The miro810's portal does not exist.


エラー: miro810のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6980596 ( 03 Nov 2020 00:27 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License