後悔して下さい。貴方たちの行動に、人間の浅はかさに。

SCP-001-JPの外観のスケッチ
アイテム番号: SCP[[footnote]変更されました[[/footnote]]-001-JP
オブジェクトクラス: Safe Keter
特別収容プロトコル: SCP-001-JPの全ての情報は新聞、テレビ等にマスメディアを通じて全ての人類に公開して下さい。SCP-001-JPはその異常性から犯罪、戦争等の抑止力となり得ます。オブジェクトクラスをKeterに再分類されました。SCP-001-JPの周囲3kmに関係者以外の人物を入れてはいけません。この区域に立ち入ろうとした者にはカバーストーリー自然保護区域を適用してください。SCP-001-JPによる影響を受けた職員にはクラスA記憶処理を施してください。また、SCP-001-JP-1の効果範囲内での涙を流すとという行為は禁止されています。SCP-001-JP-1の効果範囲内での福祉の充実、犯罪の抑止、戦争の廃止を施してください。これらを満たすためにする行いと判断された行動は全て許可されます。なおSCP-001-JP-1の効果範囲内は拡大、縮小します。それに伴い福祉の充実、犯罪の抑止、戦争の廃止を施す範囲も対応してください。SCP-001-JPを写真に撮るとその写真もSCP-001-JPの効果を保持するようになります。写真を撮ることは禁止されます。
説明: SCP-001-JPは、半径約548mの円形の湖とそれを囲う厚さ150cm高さ45mのガラス製の壁であるSCP-001-JP-Aと、SCP-001-JP-Aの上空に発生する雨水であるSCP-001-JP-Bの総称です。
SCP-001-JP-Aは日本国、北海道地方、████にて、周辺住民の見たことのない巨大なな建物がある。との証言により財団職員によって発見されました。SCP-001-JP-Aはその異常性から犯罪、戦争等の抑止力となり得ます。SCP-001-JP-A自体に接触もしくはSCP-001-JP-Aを映した写真に接触をした全ての人間は、触れた瞬間に消失し1秒後に出現します。出現した人間は触れる前の人間と同一人物であり、出現から約1秒から17秒の間に涙を流し始めます。SCP-001-JP-Aに接触した人間は消失している1秒間に幻覚を見おり、幻覚を見たものは一様に"思い出した"と述べています。詳細はインタビュー記録を参照してください。またSCP-001-JP-Aに接触して涙を流すと、涙を流し始めた時点でSCP-001-JP-Aの上空1800m地点で局地的な雨が発生します。これはSCP-001-JP-Aを映した写真にも該当します。以後この雨をSCP-001-JP-Bと称します。SCP-001-JP-BはSCP-001-JP-Aに接触して流された涙の約150倍の量であり、その成分は蒸留水と相違ありません。詳細は補遺1を参照してください。
201█/4/14にて発生した事件記録1によってSCP-001-JPの新たな異常性が発見されました。涙がSCP-001-JP-Bに変化する範囲がSCP-001-JP-Bが1mL溜まるごとにSCP-001-Aを中心とした半径が0.28cmずつ拡大します。201█/4/14時点でSCP-001-Aを中心とした半径528kmまで拡大しています。これ以上の拡大はXK-クラス:世界終焉シナリオに繋がります。これ以上拡大させないでください。
補遺1: 実験記録
実験記録001-1-201█/9/13
対象: SCP-001-JP-B
実験方法: SCP-001-JP-Bをバケツに2Lとり、薄い塩酸をコマゴメピペットで一滴加える。
結果: SCP-001-JP-Bはバケツを完全に透過しました。これにより実験を中止しました。
分析: SCP-001-JP-BはSCP-001-JP-Aを透過しないのに鉄製のバケツは透過している。ガラス以外の物質を透過するのか。
実験記録001-2-201█/9/14
対象: SCP-001-JP-B
実験方法: SCP-001-JP-Bをガラス製のビーカーに20mLとり、薄い塩酸をコマゴメピペットで一滴加える。
結果: SCP-001-JP-Bは加える前の薄い塩酸の濃度と同じ薄い塩酸に変化しました。
分析: SCP-001-JP-Bは加えられた液体と全く同じものになるようだ。おそらくどの液体にも準じるだろう。絶対に溢れさせてはならない。
実験記録001-3-201█/9/21
対象: エージェント川島
実験方法: エージェント川島にSCP-001-JP-Aを触れてもらう。
結果: エージェント川島は、他の例と同様SCP-001-JP-Aに触れた瞬間消失し、1秒後に出現しました。出現から約8秒後にエージェント川島はその場でうずくまり涙を流し始めました。エージェント川島にはその場でインタビューを実施し、インタビュー後クラスA記憶処理を施しました。インタビューの詳細はインタビュー記録1を参照してください。
分析: SCP-001-JP-Aに触れる人物によって幻覚は変化するのだろうか。また消失した人間はどこにいっているのか。
実験記録001-4-201█/9/28
対象: 死刑囚A
実験方法: 発信器とカメラを装着させた死刑囚AにSCP-001-JP-Aを触れさせる。
結果: 死刑囚Aは他の例と同様SCP-001-JP-Aに触れた瞬間消失し、1秒後に出現しました。この間死刑囚に装着させた発信器はSCP-001-JP-A内部にて信号を発信していました。カメラには86分間のノイズが記録されていました。出現から約15秒後に死刑囚Aは涙を流し始め、自身の顔面を殴打し始めました。死刑囚Aはその場で拘束をし、インタビューを開始しました。死刑囚Aは終始落ち着かない様子でしたが幻覚についての内容は概ねエージェント川島と同じものでした。
分析: 幻覚ではないのかもしれない。こちらにとっての1秒があっちにとっての86分である環境に置かれているように思える。SCP-001-JP-Bにはそのような効果があるのだろうか。今後のSCP-001-JP-Bを取り扱った実験には最新の注意を払うように。
補遺2
WARNING
以下のファイルではSCP-001-JP-B写真が表示されます。精神テストの結果を提出して下さい。
追記:
FEP財団をモットー1が
F-forced E-execution P-peace2
⬇
S-secure C-contain P-protect
に、変更されました。
またオブジェクトクラスが
Safe
Safe: 容易かつ安全に収容できるアノマリーです。これはしばしば財団がこれまでにそのオブジェクトを十分によく研究しているため収容にそれほど多くの資源を必要としないという事実か、そのオブジェクトが動作するにあたって具体的かつ意識的な活性化または誘因を必要とするという事実によります。直接的で故意的なミスによるものでしか危険を誇示できないため、平和を強いるには適さないオブジェクトです。
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Safe: 容易かつ安全に収容できるアノマリーです。これはしばしば財団がこれまでにそのオブジェクトを十分によく研究しているため収容にそれほど多くの資源を必要としないという事実か、そのオブジェクトが動作するにあたって具体的かつ意識的な活性化または誘因を必要とするという事実によります。「Safe」と分類されてはいるものの、これはそのオブジェクトを取り扱ったり動作させたりした際に危険がないということを意味するわけではありません。
Euclid
Euclid: オブジェクトは完全に収容するのにより多くの資源を必要とするアノマリーや、その収容が必ずしも信頼できるものではないアノマリーです。通常これはそのオブジェクトの性質が十分に解明されていないか本質的に予測不可能であることによります。間接的で些細なミスにおいても危険を誇示する事ができるため、平和を強いるには効果があります。
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Euclid: オブジェクトは完全に収容するのにより多くの資源を必要とするアノマリーや、その収容が必ずしも信頼できるものではないアノマリーです。通常これはそのオブジェクトの性質が十分に解明されていないか本質的に予測不可能であることによります。Euclidは最も大きな適用範囲を持つオブジェクトクラスであり、他の標準のオブジェクトクラスのいずれにも分類しがたいオブジェクトは通常このクラスに分類されます。
Keter
Keter: オブジェクトは継続的にまたは確実に収容することが極めて困難であり、しばしば収容プロトコルが大規模で複雑なものになるアノマリーです。財団はこれらのオブジェクトに対する確固たる理解を得ていないか、これらのオブジェクトを適切に収容または対抗する技術に欠けているため、これらのオブジェクトを上手く収容できないものであり、致し方ないと主張でき、脅威度も高いため、平和を強いるには最適です。
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Keter: オブジェクトは継続的にまたは確実に収容することが極めて困難であり、しばしば収容プロトコルが大規模で複雑なものになるアノマリーです。財団はこれらのオブジェクトに対する確固たる理解を得ていないか、これらのオブジェクトを適切に収容または対抗する技術に欠けているため、これらのオブジェクトを上手く収容できないことがしばしばあります。「Keter」に分類されていることはそのオブジェクトが危険であるということを意味するわけではなく、単に収容するのが非常に困難または費用がかかるということを意味します。
に、変更されました。
はやく、はやくNeutralizedにしてやってくれ。
ーY.I博士
- portal:6980596 ( 03 Nov 2020 00:27 )

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