扉の中の世界

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8142の物品収容ロッカーにて収容し、知的生命体の接触を避けてください。
SCP-XXXX-JP-Bが出現した場合は、即座にSCP-XXXX-JP-Bを封鎖し、SCP-XXXX-JP-Bが消失するまでイベント:XXXX-JP発生に備え、SCP-XXXX-JP-Bから生命体が出現した場合はすぐさま殺処分してください。SCP-XXXX-JPへの実験は許可されません。

説明: SCP-XXXX-JPは、5cm×5cm×5cmの木製の箱です。SCP-XXXX-JPに知的生命体が触れた(SCP-XXXX-JP-Aと指定)場合、SCP-XXXX-JP-Aは消失し、SCP-XXXX-JPから木製の扉(SCP-XXXX-JP-B)が出現します。
SCP-XXXX-JP-B内部には我々の存在する世界と酷似している異世界が存在します。SCP-XXXX-JP-Bは、閉じられた状態で48時間経過すると消失します。また、同時にSCP-XXXX-JP-Aの死体が出現します。
過去に財団はSCP-XXXX-JPを使用したSCP-XXXX-JP-B内の財団との資材・人材共有、収容違反への対処を計画していましたが、イベント:XXXX-JP発生により凍結されました。
201█/11/██21:56分にSCP-XXXX-JPに知的生命体が触れていないにも関わらず、突如としてSCP-XXXX-JP-Bが出現し、異世界内の財団が攻撃を開始しました。(イベント-XXXX-JP)以下はイベント:XXXX-JPの記録です。

資料番号2854-イベント:XXXX-JP記録

日時	内容
201█/11/██21:00	SCP-XXXX-JPよりSCP-XXXX-JP-Bが出現。監視記録により知的生命体が触れていないことが確認された。収容違反とし、機動部隊を派遣。
201█/11/██21:11	機動部隊がSCP-XXXX-JP-B内部へ侵入。機動部隊には30分行動したら帰還するよう指示。
201█/11/██21:45	機動部隊が30分経っても帰還しないため、別部隊を派遣。
201█/11/██21:56	SCP-XXXX-JP-Bから内部の財団に所属していると思われる機動部隊が出現。攻撃を開始。その場にいた研究員、博士含め5人が死亡。
201█/11/██22:10	サイト-8142の収容フロア3が占拠される。サイト管理者が周囲のサイトに応援要請。その場にいた機動部隊を派遣。
201█/11/██22:20	派遣された機動部隊が壊滅。SCP-XXXX-JP-Bから相手の増援が確認された。
201█/11/██22:30	周囲のサイトから派遣された機動部隊が到着。SCP-XXXX-JP-Bから出現した機動部隊全てとの戦闘開始。
201█/11/██22:45	SCP-XXXX-JP-Bから出現した50名の内20名の殺害に成功したが、SCP-XXXX-JP-Bから出現した██博士と思われる人物がSCP-███-JPと思われる物品を使用したことにより、派遣された機動部隊は全滅。サイト-8142は機能を停止。
201█/11/██23:10	SCP-XXXX-JP-Bより出現した、機動部隊、エージェント、研究員、博士、合計248名により、サイト-8142周辺は壊滅。O5によりステルス機による爆撃が許可されたが、SCP-███-JPと思われる物品により防がれ、ステルス機は撃墜された。
201█/11/██23:40	近隣のサイト-81██・81██が機能停止。この時点でSCP-XXXX-JP-Bから出現した相手の数は500を超えていた。
201█/11/██00:10	O5によりThaumielオブジェクトの使用が許可。
201█/11/██01:30	SCP-███-JPの使用により、サイト-81██の奪還に成功。
201█/11/██02:30	SCP-███-JPとSCP-███-JPが衝突したことでサイト-81██を中心に大規模な爆発が発生。これにより、SCP-XXXX-JP-Bから出現した全ての実体の無力化に成功。
201█/11/██02:42~11/██/02:42	SCP-███-JPによって無力化した後、SCP-XXXX-JP-Bを封鎖。48時間後SCP-XXXX-JP-Bは消失した。また、SCP-XXXX-JP-Aは出現しなかった。