何で????(SCP-5000-JP-J)

アイテム番号: SCP-5000-JP-J

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-5000-JP-Jは起動していない状態でサイト-8181の標準的な保管ロッカーに収容されます。SCP-5000-JP-Jから回収された全てのファイルと情報は安全なサーバーに保存され、アーカイブ部門の要請に応じてバックアップが閲覧可能です。

説明: SCP-5000-JP-Jは機能性の無いパワードスーツであり、内部回路図ではSCP財団が設計した“絶対的除外ハーネス”とされています。SCP-5000-JP-Jはかつて装着者を保護し、有益な影響を及ぼすための異常な機能を多数搭載していたと考えられていますが、過去に損傷した結果、現在では基本的なファイル保存のみが可能となっています。回収当時のSCP-5000-JP-Jに収められていた記録については、アーカイブ5000-JP-J-1を参照してください。

SCP-5000-JP-Jは2020/04/12、サイト-81██にあるSCP-579の収容チャンバーに閃光を伴って出現し、内部には財団職員エージェント・ヤマトモと遺伝的に一致する死体が入っていました。エージェント・ヤマトモは現在除外サイト-81██に勤務しており、記憶補強セラピーによって、SCP-5000-JP-Jの知識やそのアーカイブで詳述されている出来事の記憶を持っていないことが確認されています。


アーカイブ 5000-JP-J-1:

日誌エントリ 0001-1
俺の名前はエージェント・ヤマトモ。何が起きているのか全く分からん。生き残ったのは俺だけかもしれねぇ。
日付はえーと二十二十ゼロイチゼロニ(ワリィ思考転写は扱いにくい(俺まだ慣れていねぇなうん))。日付は2020/01/02。俺は。俺は先ほど除外サイト-81██から逃げてきた。思うに… 確信は持てないが、他の職員は全員死んでいる。あいつらは、奴らは徹底的にやりやがった。もしこのスーツまで辿り着かなかったら、俺も… 嗚呼。

日誌エントリ 0001-2
俺、落ち着け。落ち着かねぇとこれはまるで判読できない記録になっちまう。恐らく、財団は後世のためにも、今回の事件全体の記録を何かしら求めるだろうしな。
俺は今、最も近場にある財団施設を目指している - この地域を通過するエージェントのための小さなセーフハウスだ。きっと誰もいないが、上司と連絡を取って具体的に何が起きているか知らなければならない。
全ては6時間、もしかしたら7時間ほど前に始まった。機動部隊ゼータ-19(“ロンリー・オンリー”)だと称する一団が - インサージェンシーの潜入スパイだろうか? - 適切な身分証明その他諸々を携えてサイトに入場し、全員を食堂に集めた。そして撃ち始めた。
畜生… まだ口に血の味が残っている。あの嫌な金属臭い味が舌から抜けない。弾に当たったり踏み潰されたりしなかったのは奇跡だ、誰もがあそこから抜け出そうとお互いを乗り越えていた。もし除外ハーネスに辿り着けなければ、私は死んでいた。間違いなく - 既に記したように、奴らは徹底的だった。
私はES-06の送電網を担当する技術者だから、このスーツの機能を完全には把握していないが、基本は掴んだ。この知覚フィルターとやらは、私が周りから見えなくなる技術ではなく、私が見えるという事実を周りが認識できなくなる技術らしい。まぁ要は同じだ。
しかしあの侵入者たちは… 何も奪わなかったし、そうしようと試みる様子さえなかった。スーツを装着した後で見たんだ - あまりにも怯えていて(臆病者め)逃げ出せなかった。奴らは死体をチェックして立ち去った。全員の頭部に余分に1発ずつ撃ち込んでいった。
奴らはただ我々を殺しに来たんだ。

日誌エントリ 0001-3
あのクソ忌々しい砂漠を何時間もテクテク歩いた末、ようやくセーフハウスに着いた。遠くで数回、爆発音を聞いた - 侵入者が撤退する前に、財団が機動部隊を派遣したか? そうであってほしい。
人生でミネラルウォーターを見るのがこんなに嬉しかったことは無い。ハーネスは装着者の身体機能を維持してくれるようだが、私の心はまだ飲み物を必要としている。人間性だろう。
とにかく、脚を休めてから、システムをオンラインにしてみる。財団に連絡し、何が発生しているか正確に知る必要がある。

日誌エントリ 0001-4
どういう事だ。



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