開戦
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[携帯の着信音]

「……もしもし。ああ、あなたですか。そちら何か進展がありましたか。……成程。そちらに送り込んだ戦闘員が全員やられたと。おかしいですねぇ……そちらのご要望通り3カルマ以上の"異常者"を6人程送ったのですが……はい。えっと、成程。襲撃場所に敵の5カルマの"異常者"が待ち構えていたと。それは厄介ですね。5分でいいので時間を稼いで頂けますでしょうか。直ぐに此方も5カルマの"異常者"を送りむよう上に申請しますので。はい。じゃあそういうことで」

[電話を切る音]


……憂鬱だ。この世界は最早手が付けられない位に狂い果てている。だってそうだろう。いつものように記事を執筆して過ごしていたら、突然空想上の産物でしかない組織に世界が支配されてしまったのだから。

令和3年、世界は一瞬で崩壊した。国連軍が動く前に世界中の政党機関が弾圧され、事件がTwitterのトレンドに入る前にあらゆる連絡手段が凍結され、世界中が手と手を取り合って一つになる前に大規模な記憶処理によって皆奴らへの強制的な忠誠心を植え付けられた。

しかし、少なくとも私は記憶を失わずに済んだ。いや、私達と言った方が正しいだろう。記憶を失わずに済んだ者達には、強力さに個人差は有れども"異常力"と言うアニメや漫画に登場するような能力が発現していた。これを受け、奴らはその異常力を持つ"異常者"の力を欲し、あらゆる手を使って異常者を我らの下に従わせ、それに反抗する異常者は容赦なく抹殺された。これまでにどれ程の異常者が奴らに取り込まれ、或いは駆除されてきたのだろう。

然し、その"有り得ない木曜日"と呼ばれた惨劇から7年経った今でも、奴らに抗い続ける異常者は依然として滅んでいない。それどころか、最近は少しずつ勢力を拡大している。

かく言う私も生き残った異常者の一人だ。現在はここ九州拠点の長を任されている。


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