闇寿司ファイルNo.700 "解体ショー"

概論

マグロの解体ショーの様子。

解体ショーとは獲れたての大型魚を説明なども交えながら解体する様子をエンターテイメントとして楽しむものである。主に裁かれる魚は鮪マグロが鉄板で、偶にカンパチなんかもある。

元協会所属の身として言わせてもらうと、伝統的な江戸前寿司は解体ショーなんかやらない。捌きたての魚の寿司が食えるのは良いが、そもそも魚類どころか肉類全般はドライエイジングなりウェットエイジングなりで熟成させた方が柔らかく、しっとりして旨味の増した食感になって美味い。解体ショーなんて所詮客集めが目的の大道芸でしか無いのだ。

近年ではコロナ渦の影響や回転寿司屋の売り上げの減少に伴い、解体ショーを行う店やイベントは減りつつある。客集めの大道芸だったとしても鮪をみてはしゃぐ子供たちの笑顔を見れないのは少し寂しいものだ。

スシブレード運用

物量

制圧力

防御力

戦略性

携帯性能

扱いやすさ

左のチャートはクロマグロ(Thunnus orientalis)を解体ショーとして使用した際の性能を表したものである。

解体ショーの最大の強みは展開した無数の握りを要いた人海戦術ならぬ寿司海戦術。圧倒的な物量で押し切れるのが最大の強みであり、戦法のレパートリーもシンプルな数のゴリ押しから赤身やトロなどの複数のネタを多用した複雑なコンボ技に相手の寿司との相性に応じた陣形での嬲り殺しまで非常に多岐に渡るのもとても魅力的である。

しかしその圧倒的な制圧力の代償として、展開の際に大型魚を高速で捌いて握る行為と大量の寿司を同時にバラバラに操作する行為に膨大な労力と集中力を要求されるのが最大の欠点。それ故に操作中は大抵自由に動くことが出来ない為、操作中は急なアクシデントに対応することが出来ず懐ががら空きの所を奇襲でもされればひとたまりもない。

総評して、使いどころを見極められれば無双も夢ではないが、凄まじい負担に耐えられる強靭な精神力と使いどころを見極められるセンス、そして盤面を"捌き切る"力がなければ一気に無用の長物と化す、良くも悪くもロマン砲と呼ぶに相応しいスシブレードと言えるだろう。

他の活用法

有事の際は生ハムスシの原木の様に展開していない魚の状態で相手を殴る戦法も取れる。

また、解体ショーは魚以外にも使用可能であり、特に敵組織の"解体"には大きな有効性を持つ。

エピソード

実を言うと、解体ショーは私の使用するスシブレードではなく、我が弟子であるメイジが使用する

関連資料

ハイドラント - Splatoon3 - スプラトゥーン3 攻略＆検証 Wiki*
ゲーム好きの弟子が解体ショーをこの消火栓みたいな武器に例えていた。どうやら最大チャージの威力が凄まじいがチャージに時間がかかる武器らしい。
ロマン砲という点では共通している。

[リンク先のURL 資料名]
資料の解説

文責: 闇寿司四包丁 鮪包丁のクロウ

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