ScpXXX-jp-j

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アイテム番号: ScpXXX-jp-j

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: ScpXXX-jp-jは現在、財団によって情報の管理が行われています。

説明: ScpXXX-jp-jはある一定の所作と”護符”¹の消費により発動できる、小規模な奇跡論的防御です。
蒐集院から引き渡しを受けた書物から発見され、収容へと至りました。
この奇跡論的防御の効力は極めて大きく、非常に高い出力²による攻撃に複数回耐久可能な防御力を誇ります。
実験によって判明したバックラッシュ³も日常生活に危険を齎さない上、使用によって得られる効果より極めて小さいこと、奇跡論的防御自体はある程度の範囲が指定可能な事や発動・停止が容易であり極めて実用性の高いことから財団機動部隊への採用が検討されています。
申請は却下されました。⁴

インシデント記録: 20██/9/██、サイト████にてScpXXX-jp-jの収容違反が発生しました。収容違反は███上級研究員によって主導され、4人の研究員・助手が続きました。収容違反は短時間で制圧されましたが、機動部隊██████の隊員3名がバックラッシュに暴露しました。███上級研究員以下5名は減給・停職処分を受けました。全員がインタビューには応じず、ただ一言
「持たざるものにしかわからない苦しみがある。」
と言い残し、自主退職しました。この発言の意図は現在に至るまで確認されていません。
使用者に精神影響を与える異常性が存在する可能性を鑑み、研究が続けられています。

補遺:
バックラッシュが「永続的な頭髪の消失」だってなんで誰も教えてくれなかったんだよ…。
-█████博士
それは…ご愁傷様としか言いようがありませんね…。
-甲部研究員

私のように既に髪のない者が使えばデメリットがないのでは？　-██████博士
頭髪がないと眉毛やらが代わりに消えていくんですよ。
まだらな眉の博士とか見たくもありません。 -█████研究員
実験したのか…。 -██████博士

Footnotes

1. 財団は現在91枚の”護符”を収容しています

2. 実験に使用されたのは旧ソビエト連邦の装備品であった「奇跡論による爆破・発火能力を得た銃火器」です。

3. 奇跡論の使用にあたっての二次的影響を指します

4. 私のような犠牲者はもう出させない。絶対にだ。 -█████博士

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1. portal:6921907 (19 Oct 2020 00:09)