SCP-1360-JP
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アイテム番号: SCP-1360-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1360-JP患者を保護する施設では患者を隔離し、患者同士が接触できないようにしてください。施設内で起きたすべての出来事はSCP-1360-JPを認知している財団職員が対処してください。また、 SCP-1360-JP患者の発言を真に受けてはいけません。SCP-1360-JP患者の実験を行う場合はDクラス職員を用い、カメラを通して行ってください
誰もSCP-1360-JP患者と顔を合わせてはいけません。 SCP-1360-JPを扱うあらゆる実験は収容違反の危険性から禁止されています。また、患者が興味を示しそうな”もの”1は極力排除してください。

説明: SCP—JPは場にふさわしくない行動をしたくなる精神疾患です。SCP-1360-JPにかかった患者は人間と接触したとき(とくに顔を合わせたとき)に異常性を発揮します。異常性の初期段階ではその場にふさわしくない言動を行うにとどめますが、疾患がひどくなるにつれてあらゆる”もの”を使って異常な行動を行うようになり、末期患者においては公然の場であっても████行為や自殺、殺人、[削除済]、[削除済]などを行うことが確認されています。

しかし、SCPJPの一番の脅威は、SCPJPの発言による認識災害です。SCP-1360-JP患者は場にふさわしくない言動をした後、必ず「わざと」という旨の発言を行います。その発言を聞いた人間は9割において、どんなに場にふさわしくない行動が目の前で起こったとしても納得、同情します。納得、同情しないあとの1割の人間にどのような共通点があるかは現在調査中ですが、場にふさわしくない言動をしたのがSCP-1360-JP患者だと認知している場合においては納得、同情する人間はいませんでした。

以下は実験録画記録:
202█年1█月2日

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP初期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP初期患者:「!?」

[SCP-1360-JP初期患者が近くにあったイスを投げる]

Dクラス職員:「あっぶねぇ!」

SCP-1360-JP初期患者:「わざとだよ。いきなり入ってきて、怖かったもん」

Dクラス職員:「いや、そりゃそうだろうけど…」

<録画終了>

結果:Dクラス職員はSCP-1360-JP初期患者の行動に納得したものとみられる。

SCP-1360-JP初期患者はきょろきょろと周りを見渡し、使える”もの”を探していました。実験を”もの”何もない部屋でやり直してみましょう。  -故意研究員

202█年1█月3日

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP初期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP初期患者:「!?」

[SCP-1360-JP初期患者がどや顔で服を裏返しに着る]

Dクラス職員:「…何やってんの?」

SCP-1360-JP初期患者:「わざとだよ!!」

Dクラス職員:「…ふーん??」

<録画終了>

結果:Dクラス職員はSCP-1360-JP初期患者の行動に納得したものとみられる。

”もの”がないため服を使っていましたね。SCP-1360-JP初期患者は症状が軽いため、実験としてのデータがあまり取れなさそうです。SCP-1360-JP末期患者での実験を要請します。  -故意研究員

202█年1█月5日

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP末期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP末期患者:「!?」

[SCP-1360-JP末期患者が自らの服で首を絞め始める]

Dクラス職員:「おい!?何してんだよ!!」

SCP-1360-JP末期患者:「わざとよ…私もう疲れたの」

Dクラス職員:「だからって…。でもおれに止める権利なんざ、ねぇな」

<録画終了>

結果: SCP-1360-JP末期患者は死亡する前に取り押さえられた。Dクラス職員はSCP-1360-JP末期患者の行動に同情したものとみられる。  

想定通りに同情しました。大衆の前でSCP-1360-JP患者が殺人未遂をしたにもかかわらず、周囲の人々が納得や同情を示した例があるそうですよ。今、SCP-1360-JP患者に与えられている”もの”は服のみです。まわりに被害の出るようなことはことできないでしょうし、大人数での実験を試してみる価値はありそうです。  -故意研究員 

 202█年1█月10日

実験方法:SCP-1360-JP末期患者にSCP-1360-JPの異常性を知らないDクラス職員10人(a~j)を接触させる

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP末期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP末期患者:「!?」

[SCP-1360-JP末期患者が████行為を始める]

Dクラス職員a:「おいおい…こんなとこですることか?」

SCP-1360-JP末期患者:「わざとだよ。んっ」

Dクラス職員k:「…存分にすっきりしてくれ」

Dクラス職員c:「ストレスでも溜まってんのかね」

Dクラス職員g:「…いや、きしょ」

[沈黙]

<録画終了>

結果: SCP-1360-JP末期患者は████をする前に取り押さえられた。Dクラス職員は1人(g)を除いてSCP-1360-JP末期患者の行動に納得したものとみられる。  

SCP-1360-JP患者が異常性を発揮するとき、なんの行動をしてくるかわからないのがネックですね。1人だけSCP-1360-JP患者の行動に対して納得しませんでしたが、認識災害の影響を受ける人間が、起こるイベントごとに違う、なんてことないですよね?にしてもこのイベントガチャの殺人は何パーセントなのでしょうか…。それとも”もの”が服じゃ起こりえないイベントなんでしょうか。まぁ次からはこいつの異常性を職員に教えてみましょう。  -故意研究員 

202█年1█月13日

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP末期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP末期患者:「!?」

[SCP-1360-JP末期患者が自らの服で首を絞める]

Dクラス職員b:「これ、異常性なんだろ?」

SCP-1360-JP末期患者:「わざと…だよ」

Dクラス職員k:「異常性知っちゃったらねぇ?」

Dクラス職員i:「かまってちゃんにしか見えんわ」

Dクラス職員g:「…いや、きっしょ」

<録画終了>

結果: SCP-1360-JP末期患者は死亡する前に取り押さえられた。Dクラス職員全員がSCP-1360-JP末期患者の行動に同情しなかったものとみられる。  

SCP-1360-JPの異常性を知ったら途端にみんな同情するのを辞めましたね。でもあれ?これってそんなに大事な実験なんでしょうか…。上からの命令通り、次はSCP-1360-JPの異常性を知る職員と知らない職員で実験します。  -故意研究員 

202█年1█月15日

実験方法:SCP-1360-JP末期患者にSCP-1360-JPの異常性を教えているDクラス職員5人(a~e)と異常性を教えていないDクラス職員5人(A~E)、計10人を接触させる

目的:SCP-1360-JPの認識災害の実態把握

<録画開始>

[SCP-1360-JP末期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP末期患者:「!?」

[SCP-1360-JP末期患者がDクラス職員eにとびかかり[削除済]]

Dクラス職員A:「なに!?████(Dクラス職員eの本名)に恨みでもあるわけ!?」

SCP-1360-JP末期患者:「わざとだよ?」

Dクラス職員b:「████(Dクラス職員Aの本名)さん、違う!!これはこのヤバいやつの異常性だ!」

Dクラス職員C:「え、でもわざとだってこの人言ってるよ…」

Dクラス職員c:「だから…!!!(省略)」  

<録画終了>

結果: SCP-1360-JP末期患者は取り押さえられた。Dクラス職員eは[削除済]。異常性を教えていない5人(A~E)はSCP-1360-JP末期患者の行動に納得、同情しようとしたとみられる。

確かに上部の仮説通り、SCP-1360-JPの異常性を教えていないDクラス職員5人はSCP-1360-JP末期患者に同情を見せていました。見せてはいましたが…「わざとやったんだ」って言われると案外、みんな、納得しちゃうもんなんじゃないでしょうか?
それはそれとしてですよ…起こる異常性イベントの確率は?このSCP-1360-JP末期患者の使える”もの”の定義って?私たちは実は議題を履き違えている…?もしかしたら私たちの運がよかっただけなのかもしれません。それを確かめるためにも最後の実験を要請します。
  -故意研究員 

202█年1█月22日

実験方法:のSCP-1360-JP末期患者にSCP-1360-JPの異常性を知らないDクラス職員を接触させる

目的:SCP-1360-JPの異常性の条件確認と認識災害の実態把握

<録画開始>

[のSCP-1360-JP末期患者とDクラス職員が顔を合わせる]

SCP-1360-JP末期患者:「!?」

[のSCP-1360-JP末期患者がきょろきょろする]

Dクラス職員:「先生、俺ここにいるだけでいいの?おれ…」

[のSCP-1360-JP末期患者が施設の壁をDクラス職員に投げつける](原理不明)

SCP-1360-JP末期患者:「わざとだよ。 ヤル、ための道具、何もなかったんだもん」

Dクラス職員:「は?壁が?どうなってんだ!嫌だ死にたくn」

<録画終了>

結果:Dクラス職員はSCP-1360-JP末期患者の行動に納得していたとは思えません。Dクラス職員は死亡。SCP-1360-JP末期患者は収容違反を起こし、施設内にいた職員の2名が死亡、16名が負傷、2人が行方不明です。SCP-1360-JP末期患者は████行為中のところを収容されました。

やはり私たちの運が今までよかっただけでした。起こるイベントの確率、”もの”の定義。そこの重要性に行きつくまで大きく遠回りしてしまいました。認識災害なんて…。異常性ガチャの確率がどうであれ、この被害は最悪なものではないでしょう。  -故意研究員

補遺:

私たちは一般人の考え方を学ばなければなりません。目の前で殺人が起きたからといって、それが本当の殺人事件、あるいはSCiPの仕業などと考えるのは一般的でないのです。とくに「わざとやった」なんて言われれば。下手な実験はしないことです。人類は大当たりをいとも簡単に当ててしまいます。 -故意研究員 

”もの”とは、物であり者でありモノでありものです。それ以上でもそれ以下でもありません

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