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注意
今から書くこの話は、SealBaby-Vの文章ではなく、友人の文章をリライトしたものとなっています。
なので下記の「私」というのは「SealBaby-Vの友人」ということを踏まえたうえで読んでいただけるとありがたいです。
誤字・脱字は直した状態で掲載しています。
よろしくお願いします。
以下は友人の文章です。最近。良い夢を見ることがなくなりました。
初めに
夢の中の話を、実話と言ってもいいのか。
こういうことをよく考えてしまいます。
「実際に体験したこと」でありながらも「現実で体験したこと」ではないのです。
これは本当に実話と言ってもいいのでしょうか。
さて、今回書かさせていただくのは私と、何人かの周りの人が見た夢についての話です。
夢の中の話なので、記憶が曖昧ですが、よろしくお願いします。
私の夢
私は今ゾンビの世界にいます。
バイオハザードやったことありますかね?
そんな感じのイメージを持っていただければわかりやすいかと思います。
今全力で逃げているところで、今は建物の屋上まで逃げています。
ふと後ろを振り向くと、ゾンビは追ってきておらず、一安心。
休憩していると、子供が泣きながらこちらに向かってきました。
顔は黒色で、目の部分はキラキラしていて、涙は細長い真珠のようなものでした。
犬の歯形の真珠でしたっけ?そんなかんじのやつです。
少しここは説明が難しいのですが、夢の中の話なので許してください。
ここで場面は変わり、海になります。
ありますよね、急に場面が変わるやつ。
そこの周りには誰もいなく、一人で海に居ました。
その時はお昼だったはずのですが、海の地平線から、太陽が昇ってきたのを覚えています。
なんとなく、汚いなという印象を受けて目を覚ましました。
ここで話は終わりです。
短い話だとは思いますけど、これだけなんです。
次の人のお話に行きます。
今回は録音したものを聞きながら文章におさめたので、判別不能な部分等は改変しています。
Aの夢
A 最近見た夢なあ…あんま最近夢なんか見いひんからなあ。
私 夢見ない人ってストレスめっちゃ溜まってる人らしいで。
A まじか。あー。そういえば見てたわ。昨日。
私 ほんま?おしえてや。
A そんな大したもんちゃうけどな。なんか狭い部屋でみんなと遊んでんのよ。キューブって映画この前見たやろ?そんぐらいのちっちゃい部屋。家具みたいなんはちょこちょこおいてたかな。んでみんなってのは俺の小学校とか中学の頃の友達のことな。なんかばらばらやってんけど。ひとりだけめっちゃこっち見てくる人おったんよ。誰や思ったら元カノやってん。
私 気まずそう。
A いや現実やったらまじで気まずかったと思う。でもやっぱそこは夢の中よ。全然気にしてなかってん。めっちゃ見られてる感覚はあったけど、それよりも遊びたいって気持ちがでかくてな。ずっと鬼ごっことか、かくれんぼとか、小学生の頃ようやってた遊びばっかしてたわ。狭い部屋やからすぐ見つかるし、すぐつかまんねんけどな。
私 へー。そんでどうなったん?その元カノは?
A いやここで終わり。
私 いや終わりかい。まじで大したもんちゃうかったやん。
A 初めに言うたやろ?大した話しちゃうって。ほんまはこれ以上思い出せへんだけやねんけどな。
私 思い出せへんだけかい。
この後、思い出して教えてくれたのですが、「自分が悪いってわかった?」と誰かに言われ、「うん。ごめん。」と答えるというものだったらしいです。
どういう意味でしょうかね。そもそも夢に意味を求めること自体おかしいかもしれませんね。
Bの夢
ほとんど一方的に話されたので、先ほどのような会話の形にはしていません。何とか途中からは録音はできました。初めの方は私の記憶で書いています。
そういやさー。あ、夢の話やで?
今日の朝変な夢見たんよ。
図書館で本読んでてん。ちょっと歩いたとこにあるさ、あそこ。
あそこで本読んでてんけどな、
いきなり「ピロピロピロピロ」って何かが鳴り始めてん。
小学生の防犯ブザーみたいなやつ。
なんや思ったら、でっかい熊!それが図書館入ってきてんの。
やばいなー思ってたら、用務員みたいな人が出てきてな。
熊のこと叩くねん。
叩いて叩いて叩きまくってて、怖かったわ。
そんなけ。
書いててよくわからなくなる内容でした。
多分Bも何言ってるか自分でもわかってなかったんじゃないですかね。
さて、次が最後の一人ですね。
Cの夢
録音していませんでした。私の記憶で書いてます。
夢ねぇ。
もう全くといっていいほど見てないなぁ。
あー。そういえば。
2年くらい前かな、それが最後の夢やったかな確か。
家、ここやな。
こんなふうに椅子に座っててな。
周り見渡しても誰もおらんねん。
んで飯食っててんけどな。
急に玄関の扉開くねん。
普通やったらなんや思うやろ?
そんときなんも思わんかってん。
当たり前みたいに。
まあ夢ん中やからそういうこともあると思うけど。
そんで洗いもんしてたら階段がドスドスいうんよ。
誰か登ってる感じの音。
それも気にせぇへんねんけど。
んで次最後な?
リビングでテレビ見ててん。
そしたら上の階からドン!って。
でかい音。
なんか倒れてきた感じの落としてん。
まあそれも気にせずにそんままテレビ見ててんけどな。
そんで終わり。
これで最後の人の夢は終わりです。
どうでしたでしょうか。
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
SealBaby-Vより
友人の文章はどうでしたでしょうか?
大半の人は意味がわからないとか、時間の無駄だったとか言うかもしれません。
もし私もこの文章を小説投稿サイトとか、その類のもので見ていたら同じようなことを思ったのでしょう。
というのも、これは友人から封筒で送られたものだったのです。
ポストからこの封筒を取った時は驚きました。
何年も連絡を取っていなかった友人から急に封筒が送られてきたのです。
中を見てみるとその中にもまた封筒が入っていました。
中の封筒は紙で作った手作りの封筒といったもので、そこには「遺書」と書かれていました。
遺書の中身が、先ほどの文章です。
意味が分からないんです。
なぜ私にこんな文章を送ってきたのか、なぜ遺書を送ってきたのか、なぜ遺書の中身が夢の話なのか。
何もわからないんです。
念のため言っておきますと、この文章には呪いとか、そういった類のものはないと思います。
この文章を自分以外の知り合いにも見せたことがありますが、誰にも悪いことは起こっていないので安心してください。
実は、別の友人にこの文章を見せた時に、いくつか気になる部分があるといわれたのと、私にもいろいろと違和感のある個所があるので、まとめておきます。
この文章に対する不可解な点
それではいくつか挙げていきます。
これにはこの文章を書いた友人の書き方が悪かったり、私の無理やりな解釈が含まれている可能性があります。
一
「何人かの周りの人が見た夢についての話です。夢の中の話なので、記憶が曖昧ですが、よろしくお願いします。」
ここなんですが、若干矛盾しているんです。
「夢についての話」のはずなのに「夢の中の話」に置き換わっているのです。
この文章だと、「夢の中で夢の話を聞いた」ようにとらえることができます。
こじつけが過ぎるかもしれませんが。
少しおかしいとは思います。
二
この手紙が届いてから何日かした後、封筒に書いてあった住所に行ってみたんです。
出発前に調べてみると、小学生のころ時々遊びに行った彼の実家でした。
実際にそこについても、やはりこどもの頃のままの家で、特に変わった様子もありませんでした。
インターホンを鳴らしてみると、一人の男性が出てきました。
事情を話して、いろいろと教えてもらえることができました。
要点だけをまとめます。
・男性は、友人の父親だった。
・友人はすでに自殺している。
・その封筒はおそらく自殺する前に投函されたものだ。
・友人は中学から引きこもりをしていて、知り合いといえるような人はいなかったと思う。
・Cというのはおそらく父親のことだと思っている。
・Aはおそらく兄。Bはおそらく母。
・しかし兄は友人が生まれる前に事故で亡くなっていて、母は友人が生まれた時に亡くなっている。
・ABの正体がわかったのは、夢の内容を父親が一度聞いたことがあるから。
と、このようなことが分かりました。
おそらくABCは自分の身内のことを指していますが、兄と母はすでに亡くなっていて、友人とは話せるような状況は存在しないはずなんです。
どうやってこのような会話をしたのでしょうか?
三
Cの夢についてですが、ここの部分だけほかの人と比べて少し雑に感じませんか?
少しこの人だけ適当に扱っているというか、そういう雰囲気が出ているように思います。
また、この夢少しおかしいですよね。
ほかの人の夢と違って、リアルなんです。
ほかの三人は意味の分からない状況になっていると思います。
正確に言えば、現実では起こりえないような状況です。
しかしCの夢は「家の中」「生活音」などといった実際に起きていてもおかしくないような夢なんです。
確かにこういう夢もあるとは思います。
しかし、「夢」という話の中でこんなリアルなもの出しますかね?
最後に
ここまで読んでいただきましたが、結局最後まで彼が何を伝えたかったか、何がしたかったのかは何もわかりませんでした。
今回の話は夢に関するものだったので、最後に私も夢を語って閉めようかと思います。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6903570 (22 Mar 2022 01:30)
拝読しました。あまり面白くありませんでした。というより、結局何を伝えたいのかがよくわからず、よくわからない印象のまま終わってしまったというのが正直な感想です。
この記事は「こういう事を読み取ってほしい!」というような読者が察する事で完成する記事なのかもしれませんが、それならば批評の場ではスポイラーを置きましょう。書き手が読者と共に友人の書いた文章を考察していくという構造は面白かったので、最終的にやりたい事が読者に明確に伝わる様にすればより面白い記事になると思います。
恐らく「で」が抜けています。
rokurouruさん。批評ありがとうございます。
今回の話はあえて分かりにくくするということをしていたのですが、もう少し意味のある所を付け足しておくべきでしたね。
確かにスポイラーをつけておくべきでした…
今回初めての下書きの投稿だったので、このような批評はすごくありがたいです!
ありがとうございました!
誤字は修正しておきます!
拝読しました。
関西に住んだ経験がないため方言の正確さは何とも言えないのですが、読みにくさはあまり無いと思います。
全体的な印象ですが、夢の内容の不気味さをもう少し強めた方が個人的には好きです。
方向性的に過度な不気味さがノイズになりそうという場合は、描写を細かくしたりレトリックをうまく使うことで、何も起きていないはずなのにどこか不安な文章を生み出せると思います。
ただ、怪談系の文章を色々読んで勉強する必要がある点やそもそも難易度が高い点を考えると、単純に不気味な要素を入れた方がやりやすいとは思います。
これは自分の読む力に問題があるのかもしれませんが、「SealBaby-Vさんの文章」と「夢について語っている友人の文章」が途中から頭の中で混ざってしまいました。
友人の文章の文体を変えるなどの方法で、もう少し文書の区切りを分かりやすくした方が良いと(あくまで個人的には)思いました。
また、物語のキーとなる文章をもう少し目立たせると読みやすくなるかなと思いました。具体的には、
こんな風に
改行を使って大事な一文を目立たせると良さそうです。
次に登場人物の名前なのですが、アルファベットではなく仮名をつけるようにすると内容把握が楽になりそうです。オチを予想させない効果もあります。(少しアンフェアかもしれませんが……)
最後に、サイズ0%の文字についてです。
ページソースを見ないと分からないとはいえ、記事内で答えのようなものを出すのは少し勿体無いなと感じました。
むしろ「SealBaby-Vさんの夢」の内容をより具体的にして、少し考えたらすぐに察せられる程度のヒントを夢に込めた方が面白いと思います。
長くなりましたが以上で批評(というかほぼ個人的な感想)は終わりです。
私はTale記事を投稿したことがないため、文章表現についてはあまり言えませんでした。ですので、他の方(特に怪談系のTaleを書かれている方)からも批評を受けてみてください。
記事の構成や題材は本当に面白かったです。終盤の展開も予想外で良いですね。
梨雪開催までまだ時間はありますので、焦らずじっくりと文章を練っていきましょう。
本サイトで読めることを今から楽しみにしております。
OwlCatさん。批評ありがとうございます。
描写は少し荒かったので直してみます!
書き手の違いのところはもう少し工夫してみます!
たしかにもう少しヒントを増やしていったほうがいいですね。。。ちょっとわかりにくかったかもしれません。
初taleだったので批評は本当にありがたいです!
ありがとうございました!