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アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル: サイト-8168の生物収容ユニットに死後1日から5日経過した人間の死体と共に収容してください。SCP-XXXX-JPの球根は標準収容ロッカーに保管してください。定期的にユニット内の遺体を新しい物に交換してSCP-XXXX-JPの植え替え作業を行う必要があります。開花状態のSCP-XXXX-JPは実験に用いる為生育し続けます。死体の交換作業、SCP-XXXX-JPの植え替え作業を行う際はDクラス職員三名に行わせてください。遠隔操縦ロボットを用い、操縦はDクラス職員に行わせてください。
事案1を受け担当職員は直接収容ユニットへの立ち入り、当該オブジェクトの直接視認は禁止されています。また写真媒体や映像記録の視認も許可されておりません。
実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル3の職員一名以上の承認を得てください。
説明: SCP-XXXX-JPはヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する赤色の彼岸花群です。SCP-XXXX-JPの遺伝子情報は既存の彼岸花の遺伝子情報と同一のものですが、人間の死体に植えた場合にのみ発生し生育します。また発生する死体は絞殺、刺殺、射殺、病死死体に限られています。SCP-XXXX-JPを直接間接問わず視認・接触した暴露者はSCP-XXXX-JPを不慮の事故や病死等で亡くした妻または夫、婚約の有無に限らない恋人(同性も含む)と認識し、パートナーと思われる名前や「ごめんね」、「ありがとう」、「寂しかったね」等の言葉を発しながら流涙し、当該オブジェクトの発生している死体を強い力で抱擁します。死体から暴露者を引き離した際に泣き喚く、殴り掛かる等の激しい抵抗が見られます。引き離された暴露者は舌を噛み切る、頭部を強打させる等の自傷行為を行い[編集済]を図ります。実験後の暴露者を拘束しBクラス記憶処理を施しましたが効果は見られませんでした。また発見当初SCP-XXXX-JPは人間の死体に咲く異常性のない彼岸花と推測されていましたが、二回目の実験後に当該オブジェクトの異常性が判明しました。
20██年5月██日に熊本県██市内で起きた死体遺棄事件の現場で発見されました。現場は元会社員の田原█氏の自宅です。SCP-XXXX-JPは死後2日以上が経過している40代男性の遺体1に5本発生していました。その遺体を抱擁するように田原氏と思われる60代男性の遺体と、その横にSCP-XXXX-JPと思われる植物の球根が入っている封筒が発見されました。第一発見者の近隣住民が警察に通報して発覚しました。同署に潜入中の財団エージェントにより報告され、機動部隊に-8("地域猫")により回収されました。その後第一発見者である近隣住民と通報を受け駆けつけた警察関係者へAクラス記憶処理を施しました。
実験記録1- 日付20██/6/█
対象: D-8265とD-8237
実施方法: D-8265とD-8237にSCP-XXXX-JPの球根を人間の死体に植えさせる。(以下D-8265が植えた球根をSCP-XXXX-JP-1、D-8237が植えた球根をSCP-XXXX-JP-2と呼称する)
結果: SCP-XXXX-JP-1は植えた1分後に発芽し、3分後には完全に開花しました。しかし植えた球根は1個であるにもかかわらずSCP-XXXX-JPは6本発芽しました。また開花直後にD-8265が突如「ごめんね…ごめんね[男性と思われる名前]」と叫び流涙し始め、SCP-XXXX-JP-1を強く抱擁しました。D-8237がD-8265をSCP-XXXX-JP-1から引き離そうとしましたが、D-8265は激しく暴れ抵抗しました。駆けつけた警備員三名により引き離されましたがD-8265は舌を噛み切り[編集済]。一方SCP-XXXX-JP-2は発芽しませんでした。
評価:二人は同年代で性別や体格等に大きな差異はありませんでした。このことから植えた人間の身体的な特徴が発芽の条件ではない事がわかりました。また[編集済]したD-8265は6年前に婚約者を不慮の事故で亡くしている事が判明しました。
実験記録2- 日付20██/6/█
対象: 2年前にパートナーを亡くしたD-8273
実施方法: D-8273にSCP-XXXX-JPを直接視認・接触し暴露させ、暴露者は死体の抱擁後どのような行動を取るのか観察する。
結果: D-8273は実験開始後16時間が経過してもなお抱擁し続けました。武装した警備員がD-8273を引き離した際に異常性が発露した為警備員が四肢を拘束し、布を噛ませ舌を噛み切れないようにしたがその直後原因不明の心臓発作により死亡しました。
評価:前回の実験の結果を鑑みて舌を噛み切れないようにしたが対象の死を食い止めることは出来なかった。なぜ原因不明の心臓発作が引き起こされたのか、原因を突き止める為に更なる実験を行う必要があります。
SCP-XXXX-JPを抱擁するD-8273の様子はまるで最愛の恋人と再会している様に見えて私の亡き妻を連想させ、思わず目頭が熱くなりました。
事案1:二回目の実験の翌日から█博士と連絡が取れなくなりました。その数日後に自宅の寝室で首を吊って[編集済]した█博士が発見されました。死亡した█博士は既婚者でしたが数年前に配偶者を[データ削除済]により亡くしていることがわかりました。実験当時█博士は別室から収容ユニットの監視カメラ越しに実験の様子を監視していました。このことからSCP-XXXX-JPを直接視認しなくても異常性が発露することが推測されます。近距離で直視した者には視認直後に異常性が発露しますが、遠距離から間接的に視認した場合には異常性の発露までの期間が長くなることが判明しました。
補遺1:後の調査により死亡した田原氏には5年前に他界した配偶者がいたことがわかりました。また近隣住民によると事件発覚の数日前に田原氏の自宅から男性同士の口論する声が聞こえたそうです。
補遺2:現場から発見された封筒の中央部には"日本生類創研"と印字されていました。SCP-XXXX-JPの入手ルートや日本生類創研との関連性は現在調査中です。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6866493 (01 Oct 2020 23:34)
批評コメントをよろしくお願いします。
気になった点を
・クラス
現状ではEuclidです。発生条件は限られている為警察と特殊清掃会社辺りに対策を施せば情報隠ぺいは難しくなく、世界終焉の引き金になるわけでも無い為Keterの分類は不適切です。というか現状の設定だと国民の管理システムの改善やらなんやらで対策を積めばSafeまで持ってけそうでもあります。
・明確な調査不足
精神汚染に関する調査情報が明らかに不足しています。この手の危険性を売りにする静止オブジェクトは「その危険性を調べる過程」が大きなウェイトになりますので、実験記録の項目を作ってしっかりと書くべきです。
具体的に言うと
・暴露の条件(視認なのか接触なのか接近なのかミームなのか、あるいはその複合なのか)
・暴露の条件の詳細(視認であれば自動ロボットや盲人の耐性、写真や低解像度ライブビデオなどによる異常性の無効化、接触であれば防護服や防護手段の貫通の有無や程度、接近であれば距離、ミームであれば伝達条件)
・調べられないのであればその理由(重大な人的被害、あるいは調査自体が該当物の危険性を大きく上昇させうる状況)
この辺りは定番で、財団の見せ場でもあります。(財団無双伝説にするか財団やらかし日記にするかで方向性も変わりますが)
・異常性の魅力の無さ
何故人から花が生えるのか、何故花を食べるのか、なぜ親族の命日または誕生日なのか、撒いた伏線が回収されておらずどこを話の焦点にしたいのかが見えません。
また、精神異常の強弱の差を強く推すのであれば、強異常には記憶処理に対する完全抵抗を(必要なら終了処理に対する抵抗力=戦闘力も)与えてもいいかなと。AをBに変えただけで大丈夫でしたは話として弱いです。
・説明の流れが悪い
説明の最初の部分でSCPの異常性の危険性に言及するべきです。
・全体的に
まず最初に書きたい主題を絞って、そこから必要な部分を盛っていくといいかなと思います。
要素が多すぎ、それぞれの繋がりや個々の掘り下げも薄い為、雑多に感じます。
SSSnextさん批評ありがとうございます!
いただいたご意見を参考にして書き直していきます。
この下書きを大幅変更したものを別の下書きに書き直していましたが、この下書きに移して再度批評を受け付けます。問題になってしまったら批評を終了します。