現実改変者終了作戦

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - 現実改変者終了作戦
著者: ©︎Dr_kuronecko
作成年: 2021

通 達

この報告書は旧版のものです。
現在のSCP-XXX-JPについては新版報告書を参照してください。

アイテム番号: XXX-JP

レベル4

収容クラス:

keter

副次クラス:

none

撹乱クラス:

keneq

リスククラス:

danger

link to memo

特別収容プロトコル

SCP-XXX-JPの異常性は現状積極的に行使されていないものの、財団が何らかの措置に踏み切った場合のリスクが高いためSCP-XXX-JPに対する収容措置は取られていません。暫定的な措置として、SCP-XXX-JPには常時の監視措置が取られています。SCP-XXX-JPが能力を行使した場合、行使を原因として発生した事象及び目撃者に対し適切な処置（記憶処理、カバーストーリーなど）を適用してください。

説明

SCP-XXX-JPは黒谷 智樹として戸籍登録されている日本人男性です。SCP-XXX-JPは強力¹な現実改変能力を有しています。この現実改変能力に特別な制約などは無いと推測されています。

SCP-XXX-JPは自身の異常性を完全に理解しており、自身がほぼすべての事象に対し改変を加えることが可能であると認識している様子です。SCP-XXX-JPが異常性を行使することは多くないものの²、以上の事実からSCP-XXX-JPの精神状態はステージ4³であると推測されています。

現状のSCP-XXX-JPに干渉することは非常に大きなリスクを招きます。そのため、SCP-XXX-JPに対する措置は収容ではなく無力化が妥当であると判断されています。現在、複数の機動部隊が参加するSCP-XXX-JPを無力化するための作戦が計画されています。作戦は実行されました。結果は補遺を参照してください。

► 補遺: SCP-XXX-JP無力化作戦顛末

20██/██/██、SCP-XXX-JPの無力化を目的とした作戦が行われました。当該作戦の手順はSCP-XXX-JPを狙撃し終了するというシンプルなものでしたが、準備はスクラントン現実錨██台の設置、狙撃要因以外の複数機動部隊⁴の展開などが行われる大掛かりなものでした。

SCP-XXX-JPは作戦実行時少し上を向き、緩慢な速度で歩行していました⁵。SCP-XXX-JPは狙撃手の存在に一切気付く様子を見せなかったため、狙撃が実行されました。SCP-XXX-JPが現実改変能力を行使しなかったため狙撃は成功し、SCP-XXX-JPは無力化されました。目撃者への記憶処理も通常通り行われました。現在SCP-XXX-JPのNeutralized再分類が検討されています。

恐らく君は、新人研修の一環でこの報告書にやって来たのだろう。拍子抜けしたかな？現実改変者、いかにも強力そうな響きだ。確かに対応が困難なものもいる。しかし、実態はほとんどこんなものさ。一人の現実改変者ごときに毎回街を巻き込むような作戦をやっていたらいくら財団の資産が莫大だとはいえいつか足りなくなってしまうからね。

もちろん、現実改変者に正面から向かっていっても勝てる確率は0に近い。しかし、我々は情報面などで完全に優っている。当然、作戦が失敗した場合のフェールセーフも用意してある。市民に被害が出る事はほぼ無い。

私が言いたいのは、君が思っている程、異常というのは"どうしようもないもの"ではないという事だ。我々は抗う術を持っている。大事なのはその使い方だ。

財団にようこそ。君が良き使い手になることを祈っているよ。

Footnotes

1. クラスVIII相当（自らの意志で能力をコントロール出来、また能力そのものもとても強力なもの）。

2. これはSCP-XXX-JPが異常性を抑え込もうとしているのではなく、異常性を"切り札"と考えているからだと推測されています。

3. 自己中心的な思考で異常性を自分の利益/欲求のために使用する、所謂"お子様神"的状態。

4. スクラントン現実錨を用いたSCP-XXX-JPの異常性の抑制、SCP-XXX-JPが異常性を発現した場合の一般人の避難誘導、作戦後の記憶処理を担当する部隊など。

5. 後にSCP-XXX-JPは鼻歌を歌っていたことが判明しました。

scp jp keter 人間型 生命 現実改変 未収容

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ページ情報

執筆者: Dr_kuronecko

文字数: 2492

リビジョン数: 58

批評コメント: 3

最終更新: 27 Feb 2022 15:41

最終コメント: 27 Feb 2022 15:41 by R74

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  makigeneko 26 Mar 2021 23:57

  + 折りたたみ

  NVです。理由は「実際ほとんどの場合はそうなるよね」と思ってしまい、驚き・意外性を感じられなかったためです。ただ、他ユーザーの評価に関しては全く予想が付きません。

  銃（銃弾）は、有効範囲・速度・威力　どれも非常に強い武器だと思います。例えばライフル弾の速度は、調べたところ遅いものでも860m/s 程度あるようです。

  高レベル現実改変者でも99%以上は遠方かつ視野外の存在及び殺意には気づけないと思いますし、たとえ銃弾の発射前に狙撃手に狙われていると気づけても、訓練された組織の人物でなければその場でうろたえている間に撃たれてしまうのではないかと感じました。

  記事内において財団は全く対象の人物に油断することなく万全の準備をもって臨んでおり、これを我々現実世界の読者が「簡単に終わっちゃったよ」と感じる形にするのはなんか違うかな、と感じました。

  個人的には、例えばオリエンテーション(タグ:orientationを含む記事)にて「拍子抜けしましたか？　ですがこうあるのが理想なのです。もちろん、文面にあった通り狙撃に失敗した場合のためのフェールセーフを幾重にも用意してありますが」と言った説明が最後になされる感じの作品ならUVするかもしれません。

  最後の編集 26 Mar 2021 23:57 by makigeneko さらに表示

  Dr_kuronecko 11 Jan 2022 05:26

  makigeneko様、批評ありがとうございます。
  遅れましたが、ご提案いただいた形に改稿してみました。

  From: サンドボックスオペレーター

  R74 27 Feb 2022 15:41

  しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。

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  Tech Cap. of SCP-JP

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