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あー居た居た。こっち、こっちだ、博士。多分今ならあの化物…と言っていいのかは分からねぇが、あいつらは居ねぇ。
っと。博士、あんたが生きててくれて嬉しいよ。まあ、こんな物陰でコソコソと話してる状況で喜びも何もあったもんじゃないがな。
博士も原因がわかんないにしても、状況は把握してるだろ?ああ、認めたくねえけどその通りだよ。外はどこも例のナンバリングも分からねえ化物が埋め尽くしてる上に、財団のセキュリティ系統がもれなく暴走してやがる。サイト内に居てもサイト外に居ても死ぬ、みたいな状況さ。なんでこのサイトには核も爆弾も無えのかな、畜生。
ああ、悪い。話が逸れたな。でもこんな話せる奴が誰も居ねぇ状況じゃ愚痴の一つくらい零したくなっちまうもんさ。まあ良い。
本題に入ろう。博士、あんたThaumielって知ってるか?
オーケイ、まあ知らないだろうとは思ってたさ。嫌な聞き方みたいになっちまって悪かったな。博士の方がクリアランス高え筈なのに、俺が話してんの何か違和感があるな。
Thaumielってのはいわば世界を救うための切り札だ。どうしようも無え状況でも、それがあれば割と何とかなる。勿論、代償があったり壊れてたりするらしいけどな。
その性質上、長く管理しなきゃいけないから俺は記憶処理を受けずにここまで情報を伝えに来れた。俺の知ってるThaumielは、イエローストーンに在ってクリアランス4以上じゃなければ使えねぇ。俺のクリアランスじゃ無理、でも博士のクリアランスなら可能、ってことだ。まあそれも、俺の親友だった奴から聞いたのをそのまま言ってるだけなんだがな。
だから、博士に一つ頼みたいことがある。
アメリカ人ならイエローストーンの場所くらい知ってるだろ?そこまで行って、そのThaumielを起動して欲しいんだ。まあ、話の流れから大体察しは付いてただろうがな。
え?何で一人で行く前提なんだ、って?そりゃもっともな疑問だが、回答は至ってシンプルだ。
財団のセキュリティ系統がもれなく暴走してる、って言ったよな。そのせいで情報を他人に漏らした奴は殺されちまってる。
俺の親友だった奴も、化物に足を抜かれて最後に俺に情報だけ渡して死んじまった。だからどうやって死ぬのかは知らねぇ。なんで情報を渡された側が殺されないのかも分からねぇ。
けど、俺の力だけじゃどうしようも無えって事くらいは分かるんだよ。
じゃあな、博士。俺は最後の抵抗としてちょっとの弾薬持ってあの化物たちを出来る限りぶっ潰してくる。汚え死に様見せたく無え、っていうのもあるがな。ここにある弾は殆ど博士に譲ってやるよ。
世界が救われるのを、親友と天国から見守ってるよ。
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- portal:6856613 (20 Sep 2020 02:05)
現状dvです。
テーマはメタタイトル的にも「繋ぐ」だと読み取りました。
ストーリーは簡潔に纏めると「不明な大規模収容違反によりXK寸前、語り手の職員からとある博士にSCP-2000が託される」ですが、正直凡庸です。
最近のSCP-2000関係だとブライト一家を絡めたものがありましたが、そういった工夫がないと「原初でもある"マリアナ海溝から回収された文書"で良くない?」と、どうしてもなってしまいます。テーマを充分に表せているかという点も不足を感じます。
これに回答がないというのが、テーマのために天下り的に状況が降ってきた、という感じで冷めてしまいます。この一文は無いほうがいい位です。
語り手の素性が明かされないのは名もなき職員の奮闘感があり良いと思いました。
ツカミの弱さも気になります。博士がSCP-2000にたどり着いた場面をまず描いてから(これはありがち過ぎますね)とかの工夫が欲しいです。
オチも同様に弱い、というかほぼ無い状態なので、読書体験として矢張り物足りないです。