SCP下書き タイトル未定

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クレジット

タイトル: SCP-2092-JP -
著者: ©︎Dr_kuronecko
作成年: 2020

SCP-2092-JP

アイテム番号: SCP-2092-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2092-JPの位置する公園には常時2名の警備員を待機させて下さい。SCP-2092-JPより排出された物品はSCP-2092-JP排出物品リストに追記され、実験を行う際を除き標準の廃棄物と同様に処理されます。現在PoI-2092-JPの捜索が行われています。

説明: SCP-2092-JPは山梨県██市に位置する公園に設置されているオーブンです。SCP-2092-JPの構成要素は通常の煉瓦であると判定されますが、SCP-2092-JPを破壊する試みは成功していません。

SCP-2092-JPの下部では常に薪が燃焼しています。この薪は減少の傾向を見せず、また酸素が不足している状態でも完全に燃焼します。

SCP-2092-JPの上部の扉は開閉が基本的に不可能です。SCP-2092-JPの上部が開いた際、SCP-2092-JPは皿に乗せた状態で物品を排出します。この物品には一定の規則が見られますが、同一の物品が排出された例は確認されていません。以下はSCP-2092-JPが排出した物品の一覧です。

排出物品記録2092-JP-1

物品: 通常体内に含まれる量を上回る量の塩分が検出されたパラポネラ¹の死体、及びそれの上部に配置されていたハムとチーズ。

付記: SCP-2092-JPの物品排出が確認された最初の事例。当該物品は民間人²により付近のゴミ箱に廃棄されていた為より詳細な鑑定は不可能だった。

排出物品記録2092-JP-2

物品: 円状に置かれたシドニージョウゴグモ³の脚部、及びそれに包まれるように配置された白ネギ。

付記: 本来シドニージョウゴグモが有している毒が鑑定で確認できなかったため、Dクラス職員を用いた摂食試験が行われました。接触したD-32958⁴は「見た目によらず美味」と述べました。

排出物品記録2092-JP-3

物品: アフリカナイズドミツバチ⁵の死体、及び同個体のものと推測される血液と蜜。

付記: SCP-2092-JPが何らかの精神影響により排出物品の接触を促している可能性を検証するため、精神抵抗度が比較的高いD-29470が実験に選出されました。D-29470は摂食後「酷い見た目だが旨い」と述べました。

SCP-2092-JPは要注意団体「Are We Cool Yet?」の構成員である伊狸史郎氏(GoI-2092-JPに指定)の作成物を調査する過程で発見されました。以下は同氏の自宅より発見されたPCに残っていたSCP-2092-JPに関連すると思われるメールの抜粋です。

宛先: "空白狸⁶"
差出人: "ミスター･マイト⁷"
件名: 例の企画案について

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例の企画案、審査を通ったようだ。お前の初めての成功だ。案名を考えておけ。

宛先: "ミスター･マイト"
差出人: "空白狸"
件名: Re:例の企画案について

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本当か！？
案名は「蟲毒のグルメ」で頼む。

宛先: "空白狸"
差出人: "ミスター・マイト"
件名: Re:例の企画案について

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分かった。だが、一つだけ気になることがある。日本とフランスの文化を混ぜ合わせ、戦いと料理を同時に楽しめるのはCoolだと思う。だが、勝者を俺たちは食えるのか？メインディッシュに逆に食われたりするんじゃないのか？

宛先: "ミスター･マイト"
差出人: "空白狸"
件名: Re:例の企画案について

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さあ？

Footnotes

1. 学名Paraponera clavata、針にはペプチド性神経毒のポネラトキシンが単離されている。

2. クラスA記憶処理を施し解放済。

3. 学名Atrax robustus、毒は強酸性のロブストキシンを持つ。

4. 味覚障害は有していません。

5. 学名Africanized honey bee、別名キラービー。攻撃性が高く、アプトキシンを針に保持している。

6. GoI-2092-JPのコードネームと思われる。

7. 財団の要注意人物データベースに該当する人物は存在しなかった。

+ 画像ソース

ソース: https://pxhere.com/ja/photo/208508
ライセンス: CC-BY 2.0
タイトル: 不明
著作権者: Alan Levine
公開年: 2017

移動不可 炎 食物 safe scp-jp

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ページ情報

執筆者: Dr_kuronecko

文字数: 3127

リビジョン数: 29

批評コメント: 2

最終更新: 17 Nov 2020 21:52

最終コメント: 17 Nov 2020 21:52 by Dr_kuronecko

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  Sansyo-do-Zansyo 17 Nov 2020 18:45

  拝読しました。

  排出される料理は窯で行われた「蠱毒」の敗者なのでしょうか。フランス料理をモチーフにしているのであれば、出てくる料理をフレンチのフルコースになぞらえたりしてもよいかもしれません。メインの「肉料理」あるいはラストの「デザート」に蠱毒の勝者が登場することを示唆し、危険性を匂わせる手もあります。

  また、AWCYの要素は個人的にはあまりマッチしていないように思えました。目と舌を楽しませる「美食」ならば芸術と言えるでしょうが、現状の虫料理は(Dクラスが言及している通り)酷い見た目のようですし、「芸術」とは言い難いでしょう。メールにある「戦いと料理を同時に楽しめるのはCool」というのもあまりピンときませんでした。

  Dr_kuronecko 17 Nov 2020 21:52

  Sansyo-do-Zansyo様、批評ありがとうございます。
  ご指摘のような展開にしたつもりが私の無知と表現力のなさで伝わらなかったようなので改稿を図ります。

  最後の編集 17 Nov 2020 21:52 by Dr_kuronecko さらに表示

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