「出来た!出来ました!」
その男は最近闇寿司に入ったばかりの職人だった。彼が今開発していたのは「あずきバーの寿司」。それが遂に完成したのだった。
「まさか一度冷やし忘れてお汁粉になってしまったあずきバーが鍵になるとはな。まさに怪我の巧妙というやつだ。」
そういうその男は彼の上司で、いきなり寿司開発部門に配属されるほど期待されている彼の教育係である。
「それじゃあ、早速回すか。」
教育係の男はそう言うと、寿司土俵を引っ張り出してきた。
「いきましょう。」
「俺は平均ステータスのラーメンを使う。重量はあるが弱点もあり、闇寿司内では咬ませ犬的な存在であることは新人研修でやったよな。」
「はい。」
「よし。それじゃあ。」
3!2!
ガタッ!!
いきなりドアを蹴破り、初老の男が入ってきた。男はいきなり言った。
「おい。それ、くれよ。」
男がそう言うと教育係の男がいきなり彼に掴みかかり、あずきバーの寿司を奪おうとしたのだ。
「どうしたんですか先輩!」
教育係の男は答えない。まるで意思を失ったかのように。
「ああ、もう!」
彼は教育係の男を投げ飛ばすと、男に向かって言った。
「あんた、いきなり入ってきてなんなんだよ。まさか精神操作型の寿司の使い手か?」
「は?」
「甘く見てもらっちゃ困る。俺は精神酢飯漬け耐性準2級の性質を見込まれて寿司開発部に配属された男だからな。」
男は持っていたと思われる能力が効かず、不服なようだった。
「この技術が欲しいなら、スシブレードで俺に勝て!」
彼はそう言うと先程の寿司土俵の上であずきバーを構えた。
「何?寿司回せばいいの?持ってねえけど。」
この男、スシブレーダーではない?男は一瞬迷ったが、この男が闇寿司にとって脅威であることは間違いないと考え、男にアルティメットマグロをパスした。
もちろん知っていると思うがアタックタイプのマグロはあずきバーに弱い1。彼は適当に弱い寿司を渡し、お引き取り願おうと考えていたのだ。
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- portal:6856613 (20 Sep 2020 02:05)