現在このページの批評は中断しています。
批評いただきたい点
・内容が薄くはないか
・描写に問題はないか(子供の感じが描けているか)
・純粋に面白いか
よろしくお願いいたします。
私は、お母さんに花みたいに大切にしてもらいたかった。私も植物なのに。花を咲かせられないのがいけないのかな。
私は花になりたかった。お母さんの好きな、きれいな青い青い花。
下を見る。花壇に青い花はない。私が青の差し色になってあげよう。
そこにはいつも花があった。
この部屋はどこも花だらけで(お母さんの知り合いの人が来たとき「気持ち悪い」とか言っていた気がする。)、私はそれをきれいだと思っていた。
出来るだけ動かないように言われていたから、一日中花を見つめていた。そのころから
お母さんは私の身体に植物を埋め込んだ。それを私は「お母さんが私のことをあの植物たちと同じように愛してくれる」という意味だと思っていた。
そのうち学校でいじめられるようになった。悔しかった。大声を出せなかったりしたけど、憎しみは花じゃなくてお母さんに行った。花が悪いのかもしれないけれど、どうにも花だけは嫌いになれなかった。
花にだけ心を許せた、話せもしないのに。花と話せるようになるにはどうしよう。植物になってもまだダメ?
そのうち花壇に飛び降りることを考え始めた。花壇に落ちて私が花の一員になれば、花とお話しできるかも知れないから。花の一員になれば、お母さんが大切にしてくれるかもしれないから。
行こう。
花に向かって落ちていく。ああ、近づけば近づくほど綺麗な花。今私もそこに。
目が覚めたら、お母さんの近くにいた。
幽霊の話はクラスの子が話しているのを聞いたことがあった。死んでしまったということよりも、花になれなかったことへの後悔の方が強い。
ただ、お母さんの周りに変な花が咲いているのを見ると、無性に腹が立ってきた。。
どうして、私以外の花があんなにお母さんの近くに。
お母さんはそれのことを気に入っているようで、しかも私だと勘違いしているようだった。お母さんにバレないように、視界の外をコソコソと逃げ回る汚い青色を。
今の私は口がなくなったかのように何も言えなかった。それでも呟くことが許されるのなら。たった一つだけ。
「どうして?」
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
- portal:6856613 (20 Sep 2020 02:05)