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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは密閉性の低い格子状のケースに収容してください。SCP-XXX-JPを保管している区域内の湿度を90%以上にしないようにし、90%以上の湿度が確認された場合は、速やかにケース内に乾燥剤を投入及び、換気を実施し、湿度の低下を確認してください。その後、Dクラス職員によるケースの清掃を実施してください。
説明: SCP-XXX-JPは████社製のタオルに類似した物品です。SCP-XXX-JPは温泉施設での窒息死、溺死などの事故が20██年2月から急増したことを受け財団が調査し、収容されました。SCP-XXX-JPの状態では通常のタオルと同様に使用することが可能です。SCP-XXX-JPを湿度90%以上の環境下に5分間曝された場合SCP-XXX-JP-2に変化します。SCP-XXX-JP-2を頭にヒトが載せた状態(以下、異常曝露者)で眠った場合、粘性のある薄く硫黄に似た香りのある液体で湿り、徐々に異常曝露者の顔に動き窒息させます。SCP-XXX-JP-2は粘性のある薄く硫黄に似た香りの液体で湿り、ヒトの素肌に触れた場合、強い睡眠導入剤に似た作用を引き起こします。
実験記録 - 日付20██/03/██
対象: D-18562
実施方法: 眠らせたD-18562の頭の上にSCP-XXX-JP-2を載せる結果: D-18562の頭の上からSCP-XXX-JP-2が徐々に滑り落ち、D-18562を窒息させ死亡させた
分析: D-18562は起きるそぶりを見せず、死亡するまで動くことがなかった
対象: D-18563
実施方法: D-18563の頭の上にSCP-XXX-JP-2を載せる
結果: 実験開始から2分が経過した時点でD-18563が睡眠状態になり、先の実験と同様にD-18563を窒息させた。
分析: 対象が眠っていない場合、眠らせる作用があるようだ。
補遺: SCP-XXX-JPの流通経路調査を行った結果全て、██県にある██████工場にて製造されたものであり、既に相当量が一般家庭に流出していると考えられます。また、██████工場の製造責任者である████氏が、製造責任者に就任した時期とSCP-XXX-JPにかかわるインシデントが確認され始めた時期が一致していることから、████氏に対する調査が行われました。
インタビュー記録
対象: ████氏
インタビュアー: 猫谷博士
<録音開始>
インタビュアー: 記録を開始します。あなたがこのSCP-XXX-JPを作ったと認めるのですね。
対象: まあ、そうですね。
インタビュアー: なぜ、あなたはSCP-XXX-JPを作成したのでしょう?
対象: 温泉って気持ちいいじゃないんですか。
インタビュアー: は?
対象: 風呂上がりのさっぱりとした感じなんかたまんないですよね。
インタビュアー: 質問にのみ答えてください。
対象:もうちょっと待ってくださいよ。続けても?
インタビュアー: 許可します。
対象: 風呂上がりのあのととのいにも似た感じ。あれで寝たら最高じゃないですか。まして、お風呂で寝たら本当に気持ちいい。
インタビュアー: それがSCP-XXX-JPを作成した理由と何の関係が?
対象: そのまんまです。お風呂で寝る気持ちよさを皆さんに伝えたかった。それだけです。
インタビュアー: 分かりました、次の質問に移ります。ではなぜ、SCP-XXX-JPに人を殺害する異常性を付与したのですか?
対象: へ?何を言ってるんですか。私は眠くなる力しかつけてないですよ。冗談はよしてください。
(対象は大袈裟に笑っている)
<録音終了>
追加実験XXX - 日付20██/08/██
対象: D-18564
実施方法: D-18564の膝の上にタオルを置く
結果: D-18564は2分が経過した時点で睡眠状態になった。その後タオルが滑り落ち、目を覚ました。
付記: その後、D-18565にSCP-XXX-JP-2を再び膝の上に載せるように指示した。しかし、その後に異常性が現れなかったため、短期間に何度も異常性は発現しないものと考えられる。
- portal:6843579 ( 23 Sep 2020 12:38 )

拝読しました。
温泉でいつも寝ているおっさん をテーマとして執筆いたしました。
収容プロトコルの改訂
密閉性の低い格子状のケースといたしました。
恐らくこのSCiPではドラフトチャンバーなどを使った収容方法を使うと、危険性の観点から予算が下りないと思いましたので、ここまでの改訂といたしました。
オブジェクトクラスの改訂
「相当量の流出」としましたのでEuclidにしていたのですが、
流石の意見と思いSafeに改訂いたしました。
性質とオチ
説明に窒息死のほかに溺死を追加しました。
確かにお風呂の中で使ったら溺死ですね。
また、短期間に異常性が現れないことを明記しました。
製造責任者の部分ですが、『責任者まで上り詰めた人物だとしてもこのようなお粗末な結果になることを予想しえなかった。』というある意味での怖さを表現するため削除しないことにしました。
よみとりマウスの改訂にもお世話になりました。
今回のご指摘、重ねてお礼申し上げます。
改稿お疲れ様でした。
仰る通り、危険性と予算を考えるとこれくらいの方が良いかもしれませんね。そして
私が間違っていました、確かにこれは恐ろしい……。お役に立てたなら何よりです。あとは
ここの記述だけ間の部分が抜けているようなので、補完した方が良いと思います。引き続き応援しております。
修正いたしました。
実験の部分が全体的に非常におかしなことになっていましたね・・・
のところしかり、
を間違えて
顔に載せていたり。(最初から殺すつもりかな?)
その他、主語・述語の関係及び、言い回しの部分を改訂いたしました。
この度は本当にありがとうございました