SCP-XXXX-JP - 止めても無駄だ

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:SCPxxxxjpは12×5×5の標準車両ガレージに保管されています。付近には常に数名の医療スタッフを待機させてください。SCPxxxxjp対象者が出現した場合、直ちに対象者の生存を確認し、生命活動が認められた場合はすぐに治療を行ってください。
SCPxxxxjp対象者の死亡が確認された場合は身元調査の下、カバーストーリー”交通事故”を流布した後、遺体を遺族に返却してください。SCPxxxxjp対象者の生存が確認された場合はAクラス抑制剤を投与し、記憶処理の後解放してください。

説明: SCPxxxxjpは⚫︎⚫︎社製の普通自動車です。当該オブジェクトは20⚫︎⚫︎年に製造され、4名の所有者に渡った後20⚫︎⚫︎年に財団に回収されました。外見、性能に置いて標準的な車両との差異はありません。

SCPxxxxjpの異常性は不特定の時間になると発生します。時間になると、衝撃音と共にSCPxxxxjpの半径3メートル内にSCPxxxxjp対象者(以下対象者)が出現します。出現時対象者は大きな損傷を受けており、ほぼ全てがその時点で死亡している事が確認されています。また、特筆すべき点として対象者は皆奇妙な笑みを浮かべています。

調査の結果、対象者の損傷は時速120kmで走る普通自動車と衝突した際の物と同一である事が分かっています。また対象者の出現と同時に発生する衝撃音は同上の際の衝突音と同一であることも判明しています。

対象者は地球上からランダムに選ばれていると考えられています。対象者となる人物の条件は判明していません。

SCPxxxxjpは20⚫︎⚫︎年⚫︎月⚫︎日に「駐車場に死体が突然現れた」という通報が警察に入り、財団エージェントによる調査からSCPxxxxjpが特定され、回収されました。

収容後から現在まで、SCPxxxxjpの異常性は47回発生しています。

補遺xxxxjp-1: 42回目の異常性発生の際、初めてSCPxxxxjp対象者の生命活動が確認されました。
対象者には直ちに治療が行われ、一命をとりとめました。
身元調査の下、SCPxxxxjp対象者は⚫︎⚫︎県⚫︎⚫︎市に住む井田 伊々与氏である事が判明しました。

以下は井田氏のインタビュー記録です。

インタビュー記録xxxxjp-1日付20⚫︎⚫︎年⚫︎月⚫︎日

対象:井田氏(SCPxxxxjp対象者)

インタビュアー:藤博士

<記録開始>
藤博士:こんにちは、井田さん。体調はどうですか?

井田氏:ああ、大丈夫です。すごいですね、あれだけの大怪我が治ってしまうなんて。右手なんて半分千切れてたと思うんですけど。

藤博士:その事でお聞きしたい事があります。あの日あった出来事を教えてほしいのですが、覚えておいででしょうか。

井田氏:あの日の出来事、あの車に轢かれた時のことですね。忘れるわけがありませんよ、あんなこと。

藤博士:お聞きしてもよろしいでしょうか。

井田氏:もちろんです! あの日、僕は会社でPCに向かって格闘していました。なかなか厄介な案件がありまして、休む暇もなく、って感じです。それでも少し休憩をと喫煙所で一服して、あぁ早く落ち着いて気分良くなりたいなぁと思っていた時のことです。ふと、頭の中にイメージが浮かんで来たのです。

藤博士:イメージ、ですか?

井田氏:はい! それはとても広い道路でした。辺りには何もなく、地平線までアスファルトの道が続いていて、そこに僕はぽつんと立っていたのです。イメージにしてはどこか現実味のある光景に戸惑っていると、地平線の彼方から、車が向かってくるのが分かったのです。

藤博士:その車とはこの写真と同じ物ですか?

 (藤博士がSCPxxxxjpの写真を見せる。)

井田氏:ええ、まさにその車です! その車はどんどんとこちらに向かって来ました。それも、すごいスピードで。100キロは超えてたんじゃあないかなぁ

藤博士:なるほど、それでどうなりましたか。

井田氏:はい、車はどんどんと近づいて来て、もうここまで来ると思った時点で僕は我慢が出来なくなり、車の前に飛び出したんです!

藤博士:なるほど…………ん? 飛び出したんですか?

井田氏:はい!

藤博士:それは、ご自分の意志で?

井田氏:もちろんです!

藤博士:……えーっと、それは

井田氏:わかっています! 普段ならこんな人様に迷惑をかけることはしませんよ。ただ、イメージだったというのもありますが、この車を見ていると、この、嗜虐心あるれるフォルムに私を踏み躙るような瞳を見ていると、もう、たまらない!

藤博士:…………失礼ですが、井田さんはその、いわゆる被虐趣味をお持ちなので?

井田氏:はい! その通りです! あのぶち当たった時の衝撃は凄かったなあ。まるで僕をゴミクズのように吹き飛ばしたあの時の衝撃は、忘れられようがありません!

藤博士:そ、そうですか

井田氏:はい、今でも頭に思い浮かべるとその時の光景が蘇ります。広大な、どこまでも伸びる道路。そして、地平線の彼方からやってくる彼……

藤博士:…………ちょ、待ってください、ダメです、今すぐ止めてください!

井田氏:ふふふ、止めても無駄ですよ。ああ、やってくる。虫ケラを見るような目で僕を見てくれる。今こそ、もう一度僕を、無様にボロボロに跳ね飛ばしておくれ! 愛しの痛みをこの僕に──────

  (直後、井田氏の姿が消え、SCPxxxxjpが保管されているガレージから衝撃音が鳴り響く)

<記録終了>

終了報告書: この後、再びSCPxxxxjp対象者となった井田氏は奇跡的に一命を取り止めました。
上記のインタビューを受け、井田氏の性的欲求を抑えるAクラス抑制剤を投入し記憶処理を施した後解放しましたが、43回目の異常性発生時に再び井田氏はSCPxxxxjp対象者として出現しました。井田氏はその後も4回対象者となった後、死亡が確認されました。

付与予定タグ: jp Euclid scp 乗り物


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  1. portal:6818761 (18 Nov 2022 08:34)
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