絶対に負けない男

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはおよそ10畳ほどの部屋に収容されます。また、SCP-XXX-JPの異常性はそれほど危険ではない為、適度な外出や欲しいものの支給など、ある程度の自由が与えられています。

説明: SCP-XXX-JPは23歳の日本人男性です。SCP-XXX-JPは財団に保護される以前は広瀬██と言う名前で生活していました。収容の経緯としては、SCP-XXX-JPが一般人男性に暴力を振るわれた際、SCP-XXX-JPが｢ごめんなさい｣と発言した際に当異常性が発生し、その様子を偶然目撃していた財団エージェントが財団に連絡、収容に至りました。

SCP-XXX-JPはあらゆる勝負、争いごとにおいて、自身が敗北した旨の発言をした際に相手が自身が負けたように錯覚する現象が起きます。（以後SCP-XXX-JP-1とする）SCP-XXX-JP-1の発生はSCP-XXX-JP自身にも自覚はなく、無意識に発生します。

+ インタビュー記録－001

インタビュー記録－001

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

██研究員: それではインタビューを開始します。まず、自己紹介をお願いできますか？

SCP-XXX-JP: あ、はい。えっと、広瀬██です。23歳です。あの、これって事情聴取か何かなんですか？

██研究員: いえ、インタビューの様なものだと考えて頂いて大丈夫ですよ。

SCP-XXX-JP: そうですか。

██研究員: はい。では質問していきます。なにか最近になって変わったことはありますか？

SCP-XXX-JP: んー、少し気がかりなことは、何だか最近やけに腰が痛いんですよねぇ。仕事無理しすぎたのかなぁ

██研究員: 〔長い沈黙のち〕分かりました。では最近なにか争いや勝負ごとで変わったことはありませんか？

SCP-XXX-JP: あー、なんか最近やけにじゃんけんに勝てるようになったなぁ。しかもなんか不自然な勝ち方とゆうかなんとゆうか。相手が勝手に負けてくれるんですよね〔微笑する〕

██研究員: なるほど、それはいつ頃からですか？

SCP-XXX-JP: 正確には分からないけど、半年ぐらい前だと思います。

██研究員: 分かりました。以上でインタビューを終了します。
<録音終了>

終了報告書: 異常性に関しては本人の自覚は無く、最近になって発現したものだという事が分かりました。

+ 実験記録－001

実験記録－001

実験方法:D-401-24とSCP-XXX-JPに、D-401-24が勝つまでじゃんけんをさせる。

<録音開始>

██研究員: では、じゃんけんを開始してください。

D-401-24: 了解。

SCXXX-JP: 分かりました。

〔両者〕ジャンケンポン！

D-401-24: 〔グーをだした〕
SCXXX-JP: 〔チョキをだした〕

D-401-24: なんだ勝っちまったぞ。誰にも絶対に負けないって噂に聞いてたけど、しょぼいじゃねーかよ。

SCXXX-JP: あちゃー、負けちゃいましたねぇ

D-401-24: ん？いや、ちょっとまてよ。グーは赤ん坊が生まれた時にしている手、そしてチョキはどっかの外国ではくたばれって意味だったはずだ。おまえ、ここまで読んでたってことか…俺の負けだぜ。

SCXXX-JP: え？

<録音終了>

結果SCP-XXX-JPが敗北した旨の発言をしたと同時に、D-401-24は意味不明な理論で負けを認めました。また、後日行われたインタビューでもD-401-24はジャンケンのルールを把握しているにも関わらずSCP-XXX-JPが勝ったと信じて疑いませんでした。

+ 実験記録－002

実験記録－002

実験方法:D-402-12（以後A）、D-402-17（以後B）、D-402-22（以後C）の3人とSCP-XXX-JPを喧嘩させる。また、やりすぎだと判断された場合は直ちに実験を終了する。

<録音開始>

A: 喧嘩なら俺たちの得意分野だぜ。

B: 負け無しとかゆう噂は耳にしたことあるけどよ、こいつひょろひょろじゃねぇか。〔笑い声〕

C: 久々に暴力が振れるって分かっただけでわくわくするぜ。

SCP-XXX-JP: こ、怖いです…

〔Dクラス職員達の大きな笑い声〕

〔暴力が開始される〕

SCP-XXX-JP: ごめんなさい！ごめんなさい！参りましたから！

A: …ふっ、大したもんだぜ。こいつの服は綺麗なのに対して俺らの服はどうだ、ヨレヨレだぜ
つまり俺たちの負けってわけさ。

B: 確かに。こいつ強すぎる！

C: なんて野郎だ…3対1で勝っちまうなんてよ…。

SCP-XXX-JP: えっと？

<録音終了>

結果: SCP-XXX-JP-1は、複数人に対しても作用することが確認されました。Dクラス職員に対してのインタビューを行いましたが、SCP-XXX-JPが勝ったと信じて疑いませんでした。

+ 補遺

補遺:SCP-XXX-JPが昼食時のデザートジャンケンにこの性質を悪用した場合、3日間デザートは与えないでください。

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  批評コメント批評コメント

  
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  k-cal 21 Sep 2020 03:31

  面白くありませんでした。

  勝ち方とゆうかなんとゆうか。

  特にこだわりがなければ「いうか」だと思います。

  タグにJokeとついていましたが、Joke記事なのでしょうか。それならばSCP-xxx-JP-Jのように、末尾に-Jが必要です。Joke記事でないとするならば、最後の補遺はプロフェッショナルに相応しくない、不要でlol時代的な追記ですから、あまり良くありません。

  どちらにせよ、笑いを面白さのメインとする記事だと思います。しかし、この記事ではほとんど笑えませんでした。実験記録の可笑しみがポイントだと思うのですが、ここでは異常な論理が提示されるに終わっていますね。大切なのは全体の展開です。コント等を見ていただければわかると思いますが、ああいったものは一部だけ切り出すと面白さがかなり減少してしまいます。多くの要素のシナジーで大きな面白さを生んでいるのです。

  この記事にはそのようなシナジーを生むための緻密な構成のようなものが不足しています。お笑い芸人さんのネタを分析してみるなどして、根本の構成から練り直す必要があると思います。

  Jupe72011 21 Sep 2020 07:54

  んー、なるほど。ためになります

  hizirisouren 21 Sep 2020 04:48

  途中でSCXXXJPとなっていましたがSCP‐XXX‐JPではないのでしょうか
  そしてJoke記事であるならば末尾には‐Ｊをつけないといけないですよ

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