SCP-2971-JP-上を向いて 改稿案

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アイテム番号: SCP-2971-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 四国地方で半径500m以下の範囲で霧雨が降っている地域が発生した場合、当該地域の高度約800m地点の上空を観察してください。SCP-2971-JPの出現が確認された場合、直ちに適切なカバーストーリーを流布し、近隣住民を霧雨の外にまで避難させてください。

説明: SCP-2971-JPは大きさおよそ20cm程のシャワーヘッドです。シャワーヘッドに接続しているホースは上空から垂れ下がっており、高度約1600m地点で途切れています。SCP-2971-JPの出現地域は四国地方でのみ出現するという点意外はランダムです。

SCP-2971-JPが活性化状態になった場合、シャワーヘッドから水を噴出し半径500mの範囲に霧雨を降らせます。この霧雨はおよそ5時間で止みます。この霧雨は36℃前後であるという以外に、通常の雨滴と特筆した変化はありません。

SCP-2971-JPの発生させる霧雨が止んだ時は、必ず虹が発生します。また、霧雨の範囲内にいた人物は既に死別している、自身と何かしらの関係のあった人物を、1人知覚出来ないようになります。この時、血縁者や婚約者が知覚できなくなる場合が殆どです。また、影響を受けた人物の全員が知覚できなくなっていることについて肯定的に捉えます。

補遺1: 香川県██市でSCP-2971-JPの14回目の出現を観測した際、30代の男性(山本 明)に対して避難誘導をしたにも関わらず、上を向いた状態で動こうとしませんでした。男性は例外なく異常性に曝されましたが、死別した人物を知覚できなくなっていることについては否定的に捉えています。また、これ以降SCP-2971-JPの発生は確認されていない為、現在SCP-2971-JPをNeutralizedに再分類する協議が行われています。以下、この男性に対するインタビュー記録です。

対象: 山本 明氏

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

<SCP-2971-JPの異常性を説明する。不必要なので省略>

██研究員: では、いくつか質問をします。まず、貴方は何故我々の避難誘導に従おうとしなかったのでしょうか?

山本氏: ああ、何かは分からないが、呼ばれてるような気がしたんです。それが私を探しているような、そんな感じがしました。とても懐かしいような、私を包んでくれるような、でもどこか悔しいような、そんな気持ちがしました。

██研究員: なるほど。では、貴方が知覚できなくなった人物がいることについてですが。

山本氏: ……とても勝手だと思います。私が何を忘れているのかは分からない。分からないが、それは私の大切な物だった。それだけは分かるんです。なのにそっちの都合だけでこんなことをするなんて、あまりにも酷すぎます。私は忘れたくなかったんです。

██研究員: …..なるほど。そういった印象を持っている人は貴方が初めてでした。

██研究員: では、今から1つずつ貴方との人間関係があり、すでに死別している人物の写真を見せていきます。貴方にはそれに対しての率直な感想を仰って頂きます。

山本氏: 分かりました。私が忘れている人物の特定ですね。といっても、私は昔から人付き合いが下手だったので、そう関係を持っている人も少ないですが……。

<一通り写真を見せたが、全てにおいて山本氏は知覚した。>

██研究員: ……なるほど。長くなってしまい申し訳ありません。今回はここで1度終了しようと思います。恐らくもう一度お呼びすることになると思いますが、その時は出来るだけ多くの、ご自宅にある写真を持ってきて頂きたいです。風景画でもです。

山本氏: 分かりました。では、それまでに準備しておきます。

<録音終了>

終了報告書: 今回のインタビューでは、山本氏が知覚できなくなっている人物の特定までには至らなかった。

対象: 山本 明氏

インタビュアー: ██研究員

追記: 今回のインタビューは、SCP-2971-JPの異常性が変化している可能性も考慮して、現在生存している人物に対しても質問の対象にしています。

<録音開始>

██研究員: またお呼びしてすみません。ご協力感謝します。

山本氏: いえいえ、私も何が分からないのか知りたいですし。ところでこれ、家にあった写真をある分全部持ってきました。

██研究員: ありがとうございます。では、早速質問していきます。

██研究員: <1枚の写真に指をさして>この写真は何でしょうか?

山本氏: あー、それは従姉妹の写真ですね。ちっちゃい時のやつです。可愛いなぁ。

██研究員: 正常と。では次に、これは?

山本氏: あー、それはですね、昔からの唯一の友人ですね。それと私の2ショットです。

██研究員: これも正常。ではこの写真はどうでしょうか?

山本氏: ん?なんだろうこの写真。風景画にしてもおかしいですね。ただの風呂場を写すなんて。

██研究員: これがただの風呂場に見えると?

山本氏: え、はい。ただの風呂場の写真ですね。

██研究員: <写真を3枚手渡す。>ではこれら3枚の写真は?

山本氏: えっと、庭の写真と公園の写真と、私が1人で写っている写真ですね。なんでこんな物撮ったんだろう?

██研究員: なるほど、そういう事だったんですね。私は初めから、大きな勘違いをしていたわけですか。
<記録終了>


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