SCP-015-JP
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SCP-015-JPとSCP-015-JP-B

アイテム番号SCP-015-JP

オブジェクトクラス:Keter

特別収容プロトコル:SCP-015-JPを収容することは不可能です。また、SCP-015-JP-Bに0.05(m/s)を超える動作が発生した場合、周囲の職員はSCP-015-JP-Bと大地が垂直、水平になる場所には近づかないでください。SCP-015-JPの全面的な協力により一時的な収容ができていますがSCP-015-JPの協力が得られなくなった場合XK-クラス:世界終焉シナリオの発生は免れません。

説明:SCP-015-JPは宿主SCP-015-JPと寄生体SCP-015-JP-Bからなるアジア系の男性です。SCP-015-JPの実名は████です。2006年の█頃、サイト-29のクラス4セキュリティラインにて財団職員により発見されました。発見当初SCP-015-JPはSCP-015-JP-Bに寄生されていた状態であり、確保に向かった機動部隊ろ-5("陰陽師")機動部隊や-1("東征軍") 機動部隊ゐ-0("獅子喰")は隊員██名の負傷者及び█名の死亡者が確認されました。体組織分析によると寄生体SCP-015-JP-Bが人間であるSCP-015-JPに寄生することで異常性が発現すると考えられます。寄生体SCP-015-JP-Bに寄生された人間は身体の一部に異常な能力及び強化が認められ、宿主SCP-015-JPの場合、顎周辺に寄生していることが分かっています。宿主SCP-015-JPに0.05(m/s)を超える動作が発生すると、顎に対し水平または垂直に位置する物体は顎の動きに合わせて切断されていきます(正確には消えていく)。切断するものは存在しているもの全てであるため物体にとどまりません。この現象には【間合い】が存在しておりSCP-015-JPに対するむやみな接近は危険です。ですが、宿主SCP-015-JPの意思により能力が発揮される為本人の協力があれば問題はありません。宿主SCP-015-JPにその能力を持ちながら今までどうしていたのか尋ねると、(ある日、目覚めると神になったような気がした。私は顔を左右に上下に振った。二つの線が交わったのだ。未来を切り開きこの時代へやって来た)と述べている事から、切断しているのではなく、別の次元に物体を飛ばしていると考えられます。また、切断(正しくは転送)される線が交わるとポータルのようなものが開き別の時間軸、次元へと繋がることが分かっています。このポータルは、写真、動画である場合も繋がる事が判明しています。ポータルが出現した場合、直ちにその場から離れるか、ポータルを表示させないようにしてください。以上の事から、宿主SCP-015-JPがいつの時代からやってきたのか、いつ寄生体SCP-015-JP-Bに寄生されたのかは不明です。現在は宿主SCP-015-JPに対し財団からの奉仕を行うことで協力が得られています。SCP-015-JPのもつ能力は強力である為、他SCPの処理に期待ができます。以下、2006年█月█日に行われたSCP-015-JP収容作戦に派遣された機動部隊ゐ-0("獅子喰")の部隊長、部隊員間での音声映像記録です。
                                                   
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今から行くぞ
                                                                                                                                                  

音声映像ログ弌

日付: 2006年█月█日

探索部隊: 部隊名 - 機動部隊ゐ-0("獅子喰")

対象: AREA/ANOMALY - サイト-29/SCP-015-JP

部隊長: 葛城

部隊員: 山城


[ログ開始]

葛城: これよりサイト-29における探査展開作戦を開始する。

山城: はい。

葛城: 職員の避難は終わっているか?

山城:終わっています。

葛城: よし。では先に向かった他部隊と急いで合流するぞ。

山城:隊長。

葛城: なんだ?作戦外の事を持ち出すな、お前の女房の話はもう聞き飽きた

山城:違います。他部隊からの通信が不安定なんです。

葛城:貸してみろ

山城:はい

き█ん█だ わ█わ█に█て█お█な█ に█ろ █ん█ふ█つ█な█た█

葛城:何を言っているのかさっぱりわからないな。

山城:隊長。今回の任務はここで終わりにしましょう。

葛城:〘笑い声〙どうした?命が惜しくなったか?

山城:…違います。私は死ぬために機動部隊に入ったわけではありません。妻のためです。

葛城:この先の生末を悟ったか。だが、よく聞け山城。

山城:はい。

葛城:特攻隊ってのを知ってるか?

山城:はい、知っています。

葛城:そいつらはな、自分が確実に死ぬってのを分かった上で的に一撃を与えようとするんだ。いいか?もしかしたら生きるかもなんてもんはねぇ。確実に死ぬんだ。

山城:はい。

葛城:それでも覚悟を決めて国の為に逝ったんだ。

山城:私にも覚悟をきめろと?

葛城:いや、そうじゃない。これは俺の覚悟だ。

山城:〘29秒の沈黙〙

山城:私も。任務に努めます。

葛城:そうか。ありがとう。では目標地点へ向かう。

〘目標地点へ移動〙

葛城:暗いな。電気系統がやられてる。ライトをつけろ。

山城:はい。

〘再度目標地点へ移動〙

葛城:止まれ。

山城:はい。

葛城:なんだ。あれは。

山城:何かが二つに割れているように見えます。

葛城:確認しろ。

〘物体を山城が確認する〙
                                                                                                                                                                                                                                                                  

山城:ヒトです。

[ログ終了]

音声映像ログ弐

日付: 2006年█月█日

探索部隊: 部隊名 - 機動部隊ゐ-0("獅子喰")

対象: AREA/ANOMALY - サイト-29/SCP-015-JP

部隊長: 葛城

部隊員: 山城


[ログ開始]

葛城: しかしおかしいぞ

山城: はい?

葛城:他部隊がいる気配がしない。

山城:通信も駄目です応答なし。

葛城: さっきのが何者かの仕業だとすれば。

山城:・・・

葛城: 俺たちもただじゃすまないぞ。

〘叫び声〙

山城:行きましょう。

葛城:ああ、どこのどいつだか知らねえが財団に攻撃するとは、命知らずのようだな

山城:まったくです

〘二人の笑い声〙

葛城:この部屋の中だな

山城:はい、我々以外の存在はもはや一つだけでしょう

葛城:3,2,1だ。いいか。

山城:はい。

葛城:奥さん、幸せ者だな

山城:はい?

葛城:お前の勇気だよ、入隊当初から随分見違えるぞ。

山城:ありがとうございます。葛城隊長のご指導のおかげです。

 〘二人が握手を交わす〙

葛城:よし、逝くぞ。

山城:はい。

葛城:3,,

葛城:2,,

葛城:1,,

〘5秒程の銃撃音〙

悔█は█い

[ログ終了]


補遺: SCP-015-JPがなぜサイト-29を崩壊させたのかは判明していません。SCP-015-JPは(彼にハンバーガーを)と述べており、SCP-029-JP-Hと何らかの形で関わっている可能性があります。SCP-015-JPを用いた他SCPの処理、実験も予定されています。

補遺: 覚悟しろクソトカゲ


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