倒れない自転車

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - メタタイトル
著者: Zemelua
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはすでに一般大衆に科学的事実として拡散されており、その封じ込めは社会に混乱をもたらすため不要と判断されました。大衆がSCP-XXXX-JPの存在に気付かないよう、SCP-XXXX-JPに疑問を呈する内容のあらゆる文章・噂が拡散されないように尽力してください。

説明:SCP-XXXX-JPは、一般に「二輪車」と呼称される乗り物が運転中に倒れないことの科学的説明として知られています。2020年11月26日、██研究員が好奇心から自身の二輪車について検証したところ、現在の科学では運転中に倒れず走り続けることの説明がつかないことが判明しました。これを受け、様々な時代および文化における二輪車について財団が調査しましたが、いずれも不明な方法で運転を維持していることがわかりました。運転中の自転車および運転者からは、現実改変や認識災害の痕跡は示されませんでした。

このメッセージは、SCP-17██-JPに暴露した人物にしか認識できません。あなたがこのメッセージを読めているなら、この続きを読み、ただちに川西研究員に連絡してください。

ここが見れるってことは、お前もあいつに暴露して、不幸にも生きながらえてるってわけだな。つらいのは俺もよくわかるが、お前には、もちろん俺もだが、やらなきゃいけないことがある。何としてもこのクソッタレ認識災害どもの正体を突き止めて、財団を正気に戻さなきゃならない。　　―――川西研究員

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは収容できません。その異常性を喪失するまで該当記事の削除・編集もできません。記事自体をアクセス不可にする試みはいずれも、ほとんどの財団職員がその異常性下にあるために提案が承認されず失敗しています。SCP-17██-JPに暴露したすべての職員をSCP-XXXX-JPの担当職員とし、自身の本来の職務に支障をきたさない範囲で、SCP-XXXX-JPを無力化するもしくはSCP-XXXX-JPの異常性から回避する方法を探ることに尽力してください。高位の職員を強制的にSCP-17██-JPに暴露することで影響から脱出させる計画が、現在議論されています。

説明: SCP-XXXX-JPは財団データベースに不定期に出現する複数のSCP記事の総称です。記事では、一般的に科学的に説明されている事象の一つが、実際には科学的に説明することができないとされています。記事は不明な執筆者、不明な日時に不明な方法で登録されていますが、SCP-XXXX-JP異常下にある人間（以下SCP-XXXX-JP-Aと呼称）はそれに疑問を抱きません。また、記事についての疑問を提示されたSCP-XXXX-JP-Aは、極端な怒りを示し、しばしば暴力的な言動で疑問を提示した人物を攻撃します。

該当する記事を閲覧もしくはその内容を伝えられた財団職員は、その記事に書かれていることが事実であると認識します。この認識は、いかなる記憶処理法・反ミームによっても取り除くことができず、SCP-17██-JPに暴露することでしか解除できません。

現在、SCP-XXXX-JPは43件発見されています。それぞれのSCiPの番号をとってSCP-XXXX-JP-XXXXなどと呼称しています。以下はその一部です。

・SCP-XXXX-JP-XXXX: 一般的に二輪車と呼称される乗り物について、倒れることなく運転されているのが科学的に説明できないという内容。

・SCP-XXXX-JP-2███: 水（CO2)は100℃に達することでしか気化せず、自然蒸発について科学的に説明できないという内容。

・SCP-XXXX-JP-3███: ヒトの骨は液体であるため、折損することは科学的に説明できないという内容。いくつかの実験・収容において骨折をした機動部隊員やDクラスを調査した結果、その一部がSCP-XXXX-JP-32の影響下にあることが判明しています。いずれの人物も、骨折したわけではなく筋肉の疲労やストレスによる幻痛であると主張しました。

・SCP-XXXX-JP-5███: SCP-2███-JPが収容されていることは科学的に説明できないという内容。202█年██月██日、SCP-XXXX-JP-40の影響下におかれた財団職員によりSCP-2███-JPが解放され、少なくとも████人が死亡したと見積もられています。

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  yzkrt 14 Jun 2022 13:57

  内容ですが、面白くありませんでした。実際には異常ではないものが、以上であると認識されてしまう記事にはSCP-2938等の前例があります。この記事は、この異常性の範囲を広くしただけのように感じられました。

  また、オチである、「財団職員が異常性に暴露して収容違反を誘発し、被害が起きた」という流れにも既視感を感じました。収容違反をオチに持ってくる記事はかなり多く、他の記事と差別化できていません。

  現状の内容のみでは難しいとは思いましたが、・SCP-XXXX-JP-3███の実例は興味深く感じました。個人的には、この内容を掘り下げると上手くいくのではないかと思います。イメージとしては、SCP-4019に近い形です。こういった、「現代の学術的な内容からはかけ離れているが、事実そうなっており、財団がそれを隠ぺいするだけの理由がある」という部分に説得力を持たせることができれば、評価される内容になると思います。

  Zemelua 15 Jun 2022 03:17

  コメントありがとうございます。この内容は一旦諦めて、SCP-XXXX-JP-3███から発展させたものを新たに考えてみることにします。

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