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クレジット
タイトル: SCP-XXXX-JP - 外次元物品具現収集倉庫
著者: ©︎qenobikto
作成年: 2022
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:6773960-2-5f3d
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの利用は現在停止されています。SCP-XXXX-JP管理チームによって緊急性が高いと判断された実験計画のみが受理されます。
説明: SCP-XXXX-JPは、財団が建設した外次元物品具現収集倉庫で、収集サイト-X-████の管理番号が与えられています。SCP-XXXX-JPには、外次元建造物の標準的な装置である外次元建造物指向性概念保護ユニットの他に不安定存在誘引安定化機構が搭載されており、不定期に物品(以下、SCP-XXXX-JP-A)が出現します。
SCP-XXXX-JPは、CK-クラス:再構築シナリオや現実改変によって消失した物品を、外次元から再収集するための施設です。かつて正常であったが現在は消失している文明の情報や、消失してしまった重要なアイテムの回収に用いられます。
不安定存在誘引安定化機構は、現実改変やCK-クラス:再構築シナリオによって改変を受け拡散・希釈された物体の概念のうち、残留ホーキング位相が基底宇宙のものを選択的に誘引・安定化して、再度現実に物体として出現させます。本報告書ではこの物体をSCP-XXXX-JP-Aと呼称しています。回収されたSCP-XXXX-JP-Aは、多くの場合回収日時や場所を偽造した上でAnomalousアイテムとして再分類されます。
資料: SCP-XXXX-JP-A事例抜粋
発見日: 19██/██/██ (第1回収集)
管理番号: SCP-XXXX-JP-A-8
概要: 未知の言語で記された書籍。5枚の挿絵全てに微弱なミーム効果があり、視認したものはわずかに安心感を覚える。
備考: SCP-XXXX-JP内で初めて発見された異常な物品。言語学部門によって、書籍は「ロミオとジュリエット」であったことが判明した。既知の言語との関係性は研究中だが、シナ・チベット語族やモンゴル語族などとの近縁性が指摘されている。
発見日: 20██/██/██ (第1█回収集)
管理番号: SCP-XXXX-JP-A-2█
概要: DNPS1ビーコンとして機能すると見られる機器。現在の技術では再現不可能なレベルでコンパクトに作られている。
備考: 発見時点で内部構造が一部破損していた。研究のため回収。
発見日: 20██/██/██ (第2█回収集)
管理番号: SCP-XXXX-JP-A-6█
概要: キンポウゲ(Ranunculaceae)らしき花の写真が表紙になったノート。赤い長方形に黄色の丸と扇形をあしらった国旗のようなデザインが右上にある。
備考: 発行元が記述されていたと思われるページは白と黒のランダムなパターンに置換されている。
SCP-XXXX-JP-Aの全事例は補足資料XXXX-JP-2を参照してください。
追記1: 第██回収集の際、出現していたSCP-XXXX-JP-Aが暴走し、被害を発生させました。以下は一連のインシデントに関する報告書です。
Clearance Level 4 or 3/XXXX-JP: Secret
インシデント報告書
インシデント管理番号: ICD-96██████
発生日: 20██/██/██
関連オブジェクト: SCP-XXXX-JP
責任者: ████博士 (SCP-XXXX-JP管理チーム主任)
概要: 第██回収集におけるSCP-XXXX-JP-Aの回収作業中、出現していた不明な技術由来の超常兵器と考えられるSCP-XXXX-JP-Aが1分12秒間暴走した。暴走中、当該SCP-XXXX-JP-A(後にSCP-XXXX-JP-A-540と指定)は直径5cm程度の白いレーザービームのような光を発しており、その間、周囲の現実性が著しく揺らいでいた。同時に当該SCP-XXXX-JP-A自身の存在も揺らいでいき、最終的には現実性の流出が原因と思われる事象により消滅した。
被害: 回収人員は即座に退避したため人的被害は無かったものの、壁や天井が破壊され、内部に組み込まれた不安定存在誘引安定化機構および外次元建造物指向性概念保護ユニットも一部被害を受けた。
結果として、外次元に漏出した不安定存在誘引安定化機構と外次元建造物指向性概念保護ユニットの効果が『建造物の概念』を連鎖的に誘引・安定化し、ランダムな構造の建造物パターンが不明な規模で生成された。
対処: 破損部の除去・修復を実行中。専門の機動部隊を組織し、生成された建造物パターンの探索を行う予定。
被害額: $█,███,000程度の見込み。増加する可能性あり。
追記2: 破損部の除去および修復が完了し、建造物パターン(以下、拡張領域と呼称)内部の調査が入口から半径10km程度の範囲で実行されました。

SCP-XXXX-JP拡張領域内部マッピングの一部。赤で示した部分は元々のSCP-XXXX-JPの領域
調査の結果、拡張領域内部において顕著な異常現象は、SCP-XXXX-JP-Aの生成を除いて発生していませんでした。壁面の非破壊検査の結果、拡張領域内部においても不安定存在誘引安定化機構及び外次元建造物指向性概念保護ユニットが機能していることが判明しました。両機構及びユニットは拡張領域の連鎖的生成と同時に複製され、それが拡張領域内部の安定性に寄与している可能性があるとされています。
追記3: 上述したインシデント発生後、SCP-XXXX-JP内におけるSCP-XXXX-JP-Aの生成数が低下し続けています。これは、SCP-XXXX-JPの容量を超過してSCP-XXXX-JPを生成しないよう設定された閾値が、拡張領域にも同時に適用された結果だと見られています。SCP-XXXX-JP管理チーム内部では、閾値の引き上げによりSCP-XXXX-JP-Aの生成数を増加させる案が提出されていますが、事故による異常現象が発生した施設を通常通り利用することへの反対意見が多数を占めています。
追記4: 閾値の引き上げが安全に実行可能か否かを調査するための大規模調査が実行されました。以下は第4回遠征の映像記録の一部書き起こしです。
第4回SCP-XXXX-JP拡張領域遠征記録-5
実行日: 20██/██/██ (12日間のうち5日目)
メンバー: 機動部隊に-6("コレクター")より3名(アルファ、ベータ、ガンマ) / SCP-XXXX-JP管理チーム
目的: SCP-XXXX-JP拡張領域内部の探査、一部SCP-XXXX-JP-Aの回収
備考: SCP-XXXX-JPと基底宇宙間での電子通信は非効率的であるため、SCP-XXXX-JP管理チームはSCP-XXXX-JP内に一時的な司令室を設置して、機動部隊との通信を行っている。また、コミュニケーション簡素化のため、非正式な用語を一時的に定義している。用語の登場時に脚注で補足する。
<記録開始>
[重要性の低いやり取りの省略]
ガンマ: そろそろ開始から3時間になるので、一旦休憩を……[アラーム音]
司令室: 現実性低下の警告です!携帯型スクラントン現実錨が自動的に起動していると思いますが、一応確認をお願いします。
アルファ: 起動を確認。問題なし。
ベータ: 同じく、問題ありません。
ガンマ: 同じく、問題なしです。
司令室: これはちょっと……ただの低下ではなくて、現実性が揺らいでいますね。0.87Hmから1.13Hmの間ですので大きい値ではないですが、周辺に何か異常はありますか?
アルファ: 周辺には特にないと思うが……。
ガンマ: あっ、向こうの部屋の奥の廊下何かおかしくないですか?
ベータ: 本当だ、50cm程度上がる段差がありますね。加えて、段差の向こうとこちら側で微妙に違う廊下です。この断面は……ユニット2も含めて完全に切断されていますね。
[ベータがしゃがみ込み、カメラに露出した廊下の断面を映す。後の映像解析で、床下に組み込まれていた外次元建造物指向性概念保護ユニットの構造がSCP-XXXX-JPに使用されているものと異なることが判明した]
司令室: 断面が綺麗すぎますね。おそらく空間的に切断されたものと推測できます。異常な段差はそこだけですか?
アルファ: いや、横一直線に続いている。この方向に行くならどこから行っても50cm上がることになるだろう。
司令室: それでは、段差を上がってさらに先へ進んでください。
アルファ: 了解。
ガンマ: 現実性の値が戻ってきましたね。あの辺りだけおかしかったのでしょうか?
司令室: ユニットが切断された影響と考えられます。現実性の揺らぎは事前に想定されていた破損シナリオの一つです。
[2時間程度の探索を省略]
ガンマ: あれ、俺のリュック3の肩紐ほつれてるな?
ベータ: 本当ですね。点検不良でしょうか?
司令室: 先日確認した際には特段劣化は見られなかったのですが……。そのまま使用することは可能ですか?
ガンマ: 見た感じでは初期段階っぽいので、まだ保つかと思います。
アルファ: 万が一壊れたら、私とベータの背嚢に分ければ……。
[全員のバイザーに現実性低下の警告が表示される]
司令室: 現実性低下!スクラントン現実錨の起動確認を!
アルファ: 問題なし。
ベータ: 問題ありません!
ガンマ: 問題なしです!でも、アラームが鳴りませんでしたよ。
司令室: えっ?本当だ、アラームとの接続が断たれています。破損でしょうか?まさか、本当に整備不良が……。
アルファ: いや、タイミングを考えれば異常による影響と考えたほうが良いだろう。
ベータ: 隊長、壁がひび割れています!
アルファ: このタイミングでそれか。
ガンマ: ひどい、今にも崩れ落ちそうだ。
司令室: できるだけ近づかず、映像で記録してください。……少し遠いのでズームをお願いします。
アルファ: こんな感じか?[カメラを装備から取り外し、ズームを設定する]
司令室: はい、大丈夫です。ノイズがありますが、これなら十分でしょう。
ベータ: ノイズ?先程までそんな話は……ガンマ、リュックが!
[ガンマの背負う背嚢の肩紐が切れ落下する。背嚢が衝突した部分の床は陥没した。飛び出したSCP-XXXX-JP-Aが壁に衝突し、直径1m強の穴が発生した]
ベータ: ぬいぐるみが、壁を……。
ガンマ: なんだこれ!脆すぎるぞ!
アルファ: 司令室、穴の中はどうする?
司令室: 探索してください。ただし、現場の判断で引き返しても構いません。
アルファ: 了解。私から突入する。壁や床の破壊には注意しろ。[機動部隊は壁を通過して内部の空間へ突入する。内部はSCP-XXXX-JPと同様の構造をしているが、棚や壁、床や天井が崩れかけ、蛍光灯が明滅している]
ガンマ: ここ、元のところ4と同じ構造ですよね。でも、戻ってきたわけじゃないですよね……こんなボロボロじゃないし。
司令室: 回収できそうなアイテム5はありますか?
アルファ: 今の所、崩れ落ちた金属の棚くらいしか……いや、あるな。
[アルファのカメラ映像にSCP-XXXX-JP-A-540と同種のものと思しきオブジェクトが映る]
司令部: もし動作しそうな兆候があれば、即座に退避してください。
アルファ: 了解した。もっとも、かなり劣化していて壊れかけに見えるが。
ベータ: こちらもアイテムらしきものを発見しました。老人らしき人型実体です。確認したところ、生体反応はありませんね。
ガンマ: その人型実体の着ている服、財団の標準制服ですよね。
アルファ: その死体、紙か何かを持っているな。劣化しているようだが、ギリギリ読めるか?
[アルファが紙を拾い上げる。紙にかかれている内容は映像のノイズのために判読不能]
アルファ: 無理だな。持って帰って復元してもらおう。ベータ、ガンマ、他に発見したものはあるか?
ガンマ: あれ、あそこで光ってるのって……
[カメラ映像に光が映る。後にSCP-XXXX-JP-A-540が発していた光と同様のスペクトルであると確認された]
アルファ: 全員撤退!急げ!
[映像のノイズが悪化し、カメラ映像が途絶える]
[音声通信が途絶える]
<記録終了>
通信途絶から5日後、機動部隊に-6("コレクター")の3名は司令室のあるSCP-XXXX-JPへ帰還しました。装備やSCP-XXXX-JP-A等、隊員が所持していた物品は通常では考えられないほど劣化し、一部は破損していました。また、身体検査により、3名はおよそ4-5年分の老化を経験していることが判明しました。この時点で、拡張領域内で不明な事象が発生していることから、閾値の引き上げによるSCP-XXXX-JP利用の継続は中止されました。
追記5: 上記の探査記録においてアルファが回収した紙資料が復元されました。以下はその抜粋です。
Clearance Level 3: Confidential
内部ユニット操作マニュアル
[中略]
4. 倉庫内部での設定
- アクセス装置右側のコントロールパネルを起動し、表示されたメニューから[概念定義のアップデート]を選択します。
- 画面の案内に従って、虹彩認証装置で自分の虹彩をスキャンします。
- 表示された案内に従い、概念定義データが記録された『1』と印字された白色のUSBメモリを挿入します。アップデートはおよそ2分ほどで終了します。
- 画面に表示された[再起動]ボタンをタップし、再度虹彩スキャンを行ってください。
- 再起動を確認したら、再びコントロールパネルを起動し、[プラグイン]をタップします。
- 『2』と印字された黒色のUSBメモリを挿入し、『Timer.uec』を選択して[適用]ボタンをタップします。
- コントロールパネル上部に『残り20日23時間59分』と表示されていることを確認します。
5. 最後に
お疲れ様でした。
事前の説明の通り、持続的な基底宇宙への概念流出を実行するため、以上の設定が完了した後はいかなる物体もアクセス装置を通過することは禁止されます。
これから、あなたの身体は具現化した『破壊』『劣化』の概念に晒され、急速に老化していくでしょう。
一切行動せずともあなたは5時間程度で終了されると見られていますが、老化による苦痛を避けるため、事前に供給された自殺用の錠剤を飲むことをおすすめします。
我々は、貴方の犠牲のおかげでやり直すことができます。地上は一度全て破壊されますが、そう遠くない将来、再び地上は我々の天地となるでしょう。貴方は、その第一歩を踏み出したのです。どうか最期のその時まで、誇りを胸に抱いていてください。
――《プロジェクト・アナイアレーション》メンバー一同
上記資料から推察可能な事項として、第4回遠征で発見された施設(以下、SCP-XXXX-JP-B)を運用していた並行宇宙において何らかの破滅的シナリオが発生し、その解決策としてSCP-XXXX-JPと同様の施設を用いての『破壊』『劣化』の概念の具現化を試みた可能性があります。結果として、前述の概念に晒された不安定存在誘引安定化機構及び外次元建造物指向性概念保護ユニットが破損し、基底宇宙におけるインシデント(ICD-96██████)と同様のプロセスで拡張領域が生成され、SCP-XXXX-JPの拡張領域と衝突したと考えられます。
追記6: さらなる詳細な調査の結果、SCP-XXXX-JP-Bを起点とした壁面や床面の破損が、遠征調査時よりも広範囲に広がっていることが判明しました。拡張領域内部における不安定存在誘引安定化機構及び外次元建造物指向性概念保護ユニットの破損はさらなる構造の不安定化を招きかねないとして、SCP-XXXX-JP管理チームはSCP-XXXX-JP-Bの機能を停止させる決定を下しました。以下は、スクラントン現実錨を搭載したドローンによる作戦の実行と、その際に発生したアクシデントを記録した映像の書き起こしです。
SCP-XXXX-JP-B停止作戦記録映像書き起こし
30:23:05 ドローンがSCP-XXXX-JP-B入口に到着する。現実性は1.35Hmとやや高い値を示す。
30:23:07 SCP-XXXX-JP-B内部全体がカメラに映る。前回の探索で確認されていたSCP-XXXX-JP-A-540らしきオブジェクトは存在しない。人型実体の全身には直径5cm程度の穴が複数個空いていることが確認された。
30:23:10 施設コントロールパネル周辺にドローンが到着する。USB挿入口のみXACTSの保護範囲から僅かに範囲外にあり、USBメモリはコネクタを残して脱落している。コントロールパネル画面はファイル読み込みに関するエラーを表示している。
30:23:12 コントロールパネルの操作・ハッキングを開始する。
30:31:22 SCP-XXXX-JP-B内に存在する人型実体の死体を元にした生体眼球模倣により、セキュリティが解除される。死体が破壊されていることが原因で、操作には想定の2倍程度の時間を必要とした。
30:34:20 SCP-XXXX-JP-Bの機能停止が確認される。
30:34:23 ドローンのプロペラ2機が制御不能になる。想定より長時間『破壊』『劣化』の概念に晒されたことが原因と見られる。
30:34:31 制御を失ったドローンが、設置されていたアクセス装置に偶発的に侵入する。アクセス装置が起動し、転送が開始され、映像が白く染まる。概念の転送のため部分的に接続されていた空間を通して、通信が継続される。現実性の値が急激に上昇し、4.5Hmを記録する。
30:34:37 転送が完了する。非常に長期間放置されたと思われる建造物の構造が確認できる。搭載された気温計は83℃を示している。
30:34:44 プロペラの不調のため、ドローンは搭載されたアームを応用してアクセス装置から脱出する。夕焼けや朝焼けとは異なる赤い光が差し込んでいるのが確認できる。
30:35:01 ドローンのカメラが回転し、背後を映す。廃墟と化したビル群が遠くに確認でき、一部は倒壊しているように見える。空には非常に巨大な赤い恒星と思われるものが確認できる。
30:35:04 カメラの方向転換機能が失われ、偶発的に地面が映される。未知の巨大な生物の骨格と、焼け焦げた防護服らしきものを着用している人間の骨格が多数散乱している。また、SCP-XXXX-JP-A-540らしきオブジェクトが多数存在している。最もドローンに近い当該オブジェクトの側面には、かすれた『現実性溶解砲』の文字が確認できる。
30:35:12 ドローンとの通信が途絶する。
仮に、SCP-XXXX-JP-Bを構築した宇宙と同様の試みを行う財団施設がSCP-XXXX-JP拡張領域内に存在した場合、基底宇宙にも影響が及ぶ可能性があると考えられるとSCP-XXXX-JP管理チームは提言しました。SCP-XXXX-JPの運用及び調査は無期限に停止されます。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6773960 (31 Aug 2020 15:00)
かっこの前の文章が途切れています。
設定は練り込まれているとは感じたものの、少し面白さにかけるように感じました。「なんらかのオブジェクトを大量に収容している財団のような機関」という導入は怪奇部門と少し被りますし、オチの「別次元の財団も似たようなことをしていた」というのも使い古されたオチの一つではあるのであまり目新しさを感じませんでした。
物語的な起伏があれば解決するとは思うものの、そういった方向への改稿はあまり望まれていない印象を受けたので、この施設の独自性や超常理論みたいなところを詰めていくのもアリなのかなと思います。施設の目的自体はなかなか見ないものだったと思うので、そこを詰めて行っても十分面白くなるのではないかと思います。
自分であれば、最初から財団製Thaumielとして、このオブジェクトの特異さ、有用さなどを説明する記事にします。イメージとしてはこちらの提言が近いでしょうか。こちらの提言は上記に加えてメタ要素の回収も含んでいるので一概には言えませんが……
財団の記事はバックストーリーやオチなしでも十分に通用します。むしろこの記事はそういうものを排除していった上での面白さが出てきそうですし、qenobiktoさんにもそれを書くだけの技量がありそうに感じるので、(難しい方向性での改稿案ではありますが)検討してみてください。
お早い批評ありがとうございます!
この施設を運用する側の立場に立って書いてみるということは少し考えていたので、一度書いてみようと思います。
ただ、まだこの記事にも批評をいただきたいので、とりあえず別の下書きとして書いてみます。
わかばコンテストのエントリー方法を見た感じでは下書きを増やすのはあまり良くなさそうなので、こちらの記事を改稿することにします。
拝読しました。あまり面白くありませんでした。
それらしい語彙を用いてうまく超常科学的、SF的雰囲気を醸し出すことができています。ただし、雰囲気はあくまでサブであり、もっと軸となる面白さが欲しいです。
スポイラーを確認致しましたが、「どうやって面白さを出そうとしたか」「何が面白いのか」に触れられていないことが気になりました。
挙げられている『「財団外時間大深度アーカイブ」の物理版』『不思議機械の暴走で迷宮ができる』という点について、これらは設定です。そして、設定を説明するだけでは記事は面白くならないと思います。
例えば、子供に「桃から生まれた桃太郎が鬼を倒しました」と設定だけをいきなり言っても、面白いとは感じてもらえないでしょう。大切なのはその設定を活かした展開、物語です。特定の設定を「知ること」が面白いというよりは、展開・物語を読み解く「経験」が読者にとって面白いのです。したがって、記事を書くときには「読者にどんな経験をしてもらいたいか」という視点で構成を考える必要があります。例えば「この部分を読んでいるときは緊張感を持ってもらって」「この部分ではワクワクしてもらって」……などというように、読者の感情に焦点を当てて流れを考えてみましょう。
この記事でいえば、せっかく「拡張領域の探索記録」という物語にしやすい部分がありますので、この部分を活かすのが良いと思います。一例として、王道的には「不思議な領域を探索する部隊。緊張感の中、彼らはいくつかの物品を発見したり危機に瀕したりしながら、最終的に隠された真実に至る」という流れを3~4記録くらいに分けて展開できれば、面白い物語となると思います。
もちろん、この方法以外の方法も色々あると思います。ENの5000番コンテストに投稿された記事やアナンタシエーシャなどの長めかつ高評価の記事を読むと、彼らが「自分の語りたい設定」をどう活かして「物語」を作っているかがよくわかると思うので、是非色々な記事を参考にしてみてください。
追記: すでに批評されているyzkrt氏とは違った方向のご提案になってしまいました。お好みに合わせて取捨選択していただければと思います。なお、Ikkeby-Vの提言についても「財団の設定に新しい解釈を与える」という面白さ(「財団の世界観に潜む違和感」という共通知を伏線として、記事でその伏線を回収しているとみなせます)を明確に目指していると思いますので、どちらにせよ何を面白さの軸にするかは明確にしていく必要があると思います。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
批評ありがとうございます!
探索記録を活かしたほうが良いというのは別所の批評でも頂いたことなので、探索記録を付け足し、新たに発見された事実の追加を行う方向性で改稿する予定です。
改稿後の内容を拝読しました(05/14 4:47)。改稿前より展開が良い働きをしていると思いますが、まだ面白さが不足していると思います。
スポイラーを確認しましたが、結局何を面白さとしようとしているかがよくわかりませんでした。最後のオチで「死が失われつつある」ことが分かり、それを面白さにつなげるのならば、もう少し伏線を各所に仕込みたいです。
また、スポイラーを読んでもどうして崩壊の概念が具現したのかよくわからなかったので、起こっていることの時系列をもう少し詳細に書いていただけると助かります。以下の批評は私の読み取った内容で進めていくので、間違っているかもしれません。
また、読者を置いてけぼりにして話が進んでしまうので、もう少し読者に「疑問」を持たせ、「予想」をしてもらうフェイズが欲しいです。例えば、「この施設が価値あるものを保存するための施設である」としたうえで、次のような展開を設けることができます。
このように、Q → A や Q, Q, Q → Aといった形で、疑問と答えをどのように配置するか考えると記事の構成を作りやすくなると思います。
また、死の終焉が実際に発生するというのは確かに面白くなり得ると思います。というのも、現在の答え(上の4番の部分)は「なぜらな故障したから」という、身も蓋もない理由になってしまっていますが、死の終焉を引き起こすことで「なぜなら、今から死が失われ、崩壊が価値あるものになるから」という説得力のある理由に入れ替えることができるからです。
ただしThaumiel指定はややありきたりすぎる気がするので、「なぜ崩壊の概念が大した価値もないのに保存されたのか?」という問いの後に、「このオブジェクトで崩壊の概念が具現したのと同タイミングで世界各地で不死を獲得し苦しむ人が増えてきた」などといった形で、これから死が失われる始めることを仄めかすオチの方が良いと思います。
以上は一案ですが、このように疑問→答え(Q→A)の流れを意識して、その流れのために必要な設定・不要な設定をもう一度整理しなおした方が良いと思います。
最後の破損した資料ですが、初読では何を言っているかわかりませんでした。おそらくこのオチは面白さのために絶対に理解してもらわなければいけないことだと思います。そういった部分については読者の考察に頼らず、必ず理解できるように書くべきだと思います。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
再びの丁寧な批評ありがとうございます!
批評を受けた上で改めて見直してみると、明確なストーリーの確立や読み進めるための疑問・予想フェイズ、Q→Aの流れなどが特に不足しているように感じられたので、それを中心にして改稿してみようと思います。
(2022/5/15 4:17追記)改稿を行いました。ストーリーの見直しにより細かい表現やラストのオチが変わりました。
専門用語っぽい言葉で雰囲気は出ており、個人的にはアイデア面や構成も纏まっている様に見えます。スポイラー部分も狙いが分かりやすかったです。ただ気になった点はあります。
財団製のオブジェクトの様ですが、それならばオブジェクトを作り出した意義や目的を説明パートの序盤で説明するのが自然かなと思います。現在オブジェクトの目的についての明確な説明がスポイラーにしかなく、「そもそも何で倉庫を作ったのか」が読み取りづらいです。
後は、ΩKとそれ絡みの世界の話だけ使ってる印象があったので、それ以外のKクラスシナリオ世界の要素も取り入れてみるのが良いかなと思います。ここから話の線を混線させずに更に風呂敷を広げるのは難しいかと思いますが、その方が複数の世界と繋がってる感が出ますし、「安直に既存カノンとクロスしている」印象を誤魔化せるかと。
批評ありがとうございます!
オブジェクトの意義については不安定存在誘引安定化機構についての説明で書いたつもりになっていたのですが、確かに見返してみると、他の部分に注力していたあまり多少疎かになってしまっていました。改稿します。
他のK-クラスシナリオ世界の要素については、難しいと感じます。探索記録などをつけなければ唐突に「他の世界もありました!」という雑な雰囲気が出てしまいそうですし、かといってこれ以上探索記録をつけるのは冗長な気もします。執筆中は「探索したら他の世界の倉庫も同じ外次元上にあって、そこに影響が行くといけないから-Bを止めようということになった」という方向性で行こうとしたのですが、どうしても唐突さが拭えず登場する世界を絞りました。
仰るとおり、これ以上混線させずに広げるのは難しいので、自分の技量の範囲内でまとまった印象を与えられる範囲で書いています。あまりにも安易さが拭えないということであればどうにか改稿する可能性はありますが、現時点ではこのまま行こうと考えています。
きちんとストーリーが記事内に落とし込まれており、少なくとも改稿後についてはこのままでもUVすると思います。必要十分にスジが練られているため、これ以上無理な掘り下げをしなくとも大丈夫ではないかと思います。
しいて言えばですが、外次元物品具現収集倉庫がいきなり出てきて「こういうものがありますね?あることとします」という感じの始まり方になっている点には、やや唐突感があります。説明の第1パラグラフの後に、なぜそれが作られたか、どのような狙いを持って運用されたかなどの軽い報告書やまとめの部分があったほうが、その後を読む際に通りが良いのではないかなと感じました。ただし、あくまでも現時点で既にUVできるレベルにはあります。それを入れることでストーリーが複雑化したり、読む際の流れが悪くなってしまうようであれば無理に入れる必要はないでしょう。
全体を通して、批評に対するフィードバックが改稿に際して丁寧に落とし込みされているように感じました。わかばコン期間中に、処女作をこのような形で完成させた著者が出てきたことを嬉しく思います。投稿を楽しみにしております。
批評ありがとうございます!
お褒めの言葉を頂けて嬉しく思います。
少々推敲した後投稿させていただきます。
唐突感についてですが、これ以上の文章を追加するのが難しく、自分では蛇足を付け足してしまうことになると考え、このままにすることにしました。