ありがちなお化け屋敷

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは財団が所有し、カバーストーリー「空き家」によって封鎖されます。常に近隣に2名以上の保安職員を待機させ、侵入者が確認された場合はただちに捕獲、記憶処理を行ったのちに解放します。担当職員はSCP-XXXX-JPに関する噂が残存していないか調査し、それらを隠蔽及び抹消することに務めてください。

説明: SCP-XXXX-JPは██県██市内の山中に存在する洋館建築の廃屋です。記録上では以前の所有者であった熊谷八郎氏の2023年の死亡以降、放棄された状態であったことが確認されています。

午前5時から午後10時までの間、SCP-XXXX-JPは通常の廃屋との差異を示しません。午後10時から翌日午前5時までの間、ヒト(Homo sapiens)(以下、対象)が侵入した場合、SCP-XXXX-JPは活性化します。対象が侵入した段階でSCP-XXXX-JPの扉及び窓は即座に閉じ、以降午前5時まで開閉不能の状態になります。この際のSCP-XXXX-JPの扉及び窓は如何なる手段及び破壊に対しても異常な耐久を示します。多くの場合、対象は著しく混乱し、焦燥感により脱出のための手段を探すという名目でSCP-XXXX-JP内を探索するという行動を取ります。

活性化時のSCP-XXXX-JP内では、複数の異常実体(SCP-XXXX-JP-Aと指定)が出現します。以下はその一覧です。
SCP-XXXX-JP-A-1 白装束を着たモンゴロイド系の女性に酷似した実体。長髪により常に顔が隠れている。床面を這って移動する。
SCP-XXXX-JP-A-2 肉塊のような実体。常に体表を蠢かしており、全身から生えている触手を用いて移動する。伸縮性があり、狭い隙間等に侵入することが可能。およそ全長80cmと推定される。
SCP-XXXX-JP-A-3 狸の面を被った大柄な男性の実体。常に電動のこぎりを所持している。
SCP-XXXX-JP-A-4 西洋の近代文学上における男性吸血鬼に酷似した容姿の実体。客室にある西洋式の棺桶の中から起き上がるという形で出現する。客室の棺桶は活性化時にしか出現しない。
SCP-XXXX-JP-A-5 コーカソイド系の女子児童を模った西洋人形に酷似した実体。常に浮遊しており、女子児童のものと思われる笑い声を発する。
SCP-XXXX-JP-A-6 映画上におけるゾンビに酷似した、人間の死体のような実体。常に片足を引き摺りながらスローテンポで移動する。

これらSCP-XXXX-JP-A群は対象と遭遇した際、対象に対して追跡を行います。多くの場合、対象は一定の恐怖を感じ、SCP-XXXX-JP-Aの追跡からの逃亡を図ります。

SCP-XXXX-JP-Aが対象に追いついた場合、対象は気絶します。SCP-XXXX-JP-Aは対象を出入り口付近まで運んで放置し、対象と距離を取ります。対象が覚醒した段階から、SCP-XXXX-JP-Aは追跡を再開します。このような行為をSCP-XXXX-JP-A及び対象はSCP-XXXX-JP内で午前5時に不活性化するまで繰り返します。SCP-XXXX-JP-Aが対象に直接危害を加えた事例及びSCP-XXXX-JP内での死傷者の事例は確認されていません。

発見経緯: SCP-XXXX-JPはインターネット及びオカルト系雑誌上で流布されていた”天然もののお化け屋敷”の噂についての調査により発見されました。当時SCP-XXXX-JPには一定の観光的人気があり、情報の隠蔽及び抹殺は困難を極めました。情報の秘匿後、SCP-XXXX-JP及び以前の所有者であった熊谷氏について詳細な調査が行われました。熊谷氏は生前遊園地などの娯楽施設に携わるデザイナーであり、晩年は”リアリティを追求した、かつ安全なお化け屋敷”についての構想を周囲に語っていたことが熊谷氏の遺族及び知人に対するインタビューにより判明しました。このことがSCP-XXXX-JPの発生とどう関係しているかは不明です。また、SCP-XXXX-JP-A群に対して幾度かインタビューの試みが行われましたが、現時点でSCP-XXXX-JP-Aからの応答は得られていません。

インタビュー記録: 以下はSCP-XXXX-JP内に侵入した人物の一人であり、オカルト系雑誌上にてSCP-XXXX-JPに関する情報を掲載した柏原██氏に対して行われたインタビュー記録です。

事案記録XXXX-JP: 2031/01/29、SCP-XXXX-JPにて第4回となる探査実験が行われた際、オブジェクトの異常性に関わる重大事案が発生しました。以下はその記録の抜粋です。便宜上、下記の記録は探査実験記録として表記されています。

上記の事案後、SCP-XXXX-JP内の事後調査が行われました。SCP-XXXX-JP内では以下の異なる生物の死骸が発見されました。

  • 二ホンイタチ(Mustela itatsi)の死骸。雌。廊下にて発見。発見時には全身の毛が毟られ、頭部が激しく損壊していた。
  • タヌキ(Nyctereutes procyonoides)の死骸。雄。廊下にて発見。発見時は頭部が激しく損壊していた。
  • アブラコウモリ(Pipistrellus abramus)の死骸。雄。客室にて発見。死因は頸部を圧迫されたことによる窒息と判断された。
  • カワラバト(Columba livia)の死骸。雌。廊下にて発見。発見時は胸部から腹部にかけて激しく損壊していた。
  • 二ホンイシガメ(Mauremys japonica)の死骸。雄。バスルームにて発見。発見時は頭部及び甲羅部位が激しく損壊していた。

これらの生物の死骸には去勢及び牙や爪の除去等の手術の形跡、背部または臀部に施された魔術的紋様の刻印等が確認されました。SCP-XXXX-JP-A群の死骸は発見されず、代わりにこれらの生物の死骸が発見されたことから、これらの生物がSCP-XXXX-JP-A群であるという推測が行われました。また、SCP-XXXX-JP-A-2に該当する生物の死骸は発見されず、翌日からのSCP-XXXX-JPの活性化時にも他のSCP-XXXX-JP-A群とともに出現は確認されませんでした。SCP-XXXX-JP-A-2は生存している可能性が高く、SCP-XXXX-JP外へと逃亡したという推論が示唆されています。

SCP-XXXX-JPの午後10時から翌日午前5時の活性化時に扉及び窓が開閉不能になるという異常性は依然として確認されるため、SCP-XXXX-JPのオブジェクトとしての収容は継続されます。また、SCP-XXXX-JP-A-2の消息についての調査が現時点においても行われています。



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