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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8141の標準人型オブジェクト収容チャンバーにて収容されます。食事の配給等は行われません。
説明: SCP-XXXX-JPはデフォルメされた鶏をモチーフにした、自律する着ぐるみです。SCP-XXXX-JPは内部にヒトが存在していない状態にも関わらず二足歩行し、日本語の発話を行います。特異な点として、SCP-XXXX-JPの胴体及び頭部には複数のヒトの血痕が付着しています。この血痕類は1999年に発生した”██市連続児童殺害事件”1の被害者児童のものと一致することが確認されています。その他、特異な能力等は確認されていません。
発見経緯: SCP-XXXX-JPは「着ぐるみを来た不審者」についての通報によって発見されました。発見当時、SCP-XXXX-JPは”██市連続児童殺害事件”の被害者児童の一人だった梅岡██氏の遺族の自宅前にて、頭部を地面に擦りつけて土下座の姿勢をとっている状態でした。当遺族はSCP-XXXX-JPについて、「急に訪ねてきて、息子さんの件は本当にすまなかったと言って土下座した。気味が悪いので通報して家に閉じこもっていた。」と証言しました。SCP-XXXX-JPは収容に対しては抵抗しませんでした。
インタビュー記録-1: 以下は収容完了後にSCP-XXXX-JPに対して行われたインタビュー記録です。
インタビュー記録-2: 以下はD-10043に対して行われたインタビュー記録です。
補遺: 仁井研究員主導により、SCP-XXXX-JP及びD-10043を面会させる実験が行われました。実験室内でD-10043と対面したSCP-XXXX-JPは以下の異常を示しました。
- 全身の震え。痙攣。
- 錯乱。著しい動揺。「こいつは自分じゃない」という旨の言葉を連呼。
- 胴体部位の不自然な伸縮。
その後、SCP-XXXX-JPはその場に倒れ、意識を失いました。約32分後に意識を回復させたSCP-XXXX-JPは、当実験及びD-10043について記憶していませんでした。一方、D-10043には変化が見られず、動揺等を示す様子も確認されませんでした。また、実験後に行われたインタビューにおいて、D-10043は「まさか生きている間に自分に会えるとは思わなかった。」と発言しました。D-10043はSCP-XXXX-JPと再度面会することを求めています。同実験を行うかは現在協議中です。
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- portal:6765147 (24 Aug 2020 12:24)
拝読しました。あまり面白くありませんでした。
まず良い点として、ニ面性というテーマ設定が明確であり、そのテーマをしっかり描くことができていると思います。おそらくお持ちの「何となく面白くない」という漠然とした感覚は、書くべきものを書き終えたものの、記事が面白くなっていないために生じているのだと思います。
ではなぜ面白くないのか、という点ですが、テーマ設定の新奇性に問題があると思います。「二面性」というテーマは今までなんども様々な媒体・手段で扱われてきました。すなわち、新奇性に欠けている題材といえます。それでも今も二面性が色褪せないテーマであるのは、物語で活かしやすいからです。
例えば小説で考えてみると、一口に二面性といっても様々な二面性を描くことができます(「大人⇔子供」「善⇔悪」など)。そして小説では、その二面性を出来事の中で行動を通し丁寧に描き、二面性を持ったその人物自体を魅力的にすることができます。丁寧に細部を描けば描くほど、そしてその細部に意味を持たせれば持たせるほど、その要素は新奇的になりやすいです。小説はその「丁寧に細部を描く」ということが可能だからこそ、ある程度やりつくされたようにみえる二面性でも鮮やかに扱いきることができます。
一方でSCP報告書で人間性を丁寧に細部まで描き切るというのはやはり難しい問題です。インタビューばかりでは報告書としてくどく冗長になってしまいますから、最大限インタビューを活かす技術と、インタビュー以外で語るような語りのテクニックも必要になってきます。
したがって、「二面性を扱っているから面白い」という考え方に依拠せず、「二面性から発展した展開が面白い」「二面性からしてまったく新しい組み合わせに新しさがある」「二面性についての新しい視点・思想を提供する」など、「一言ですぐわかる(細部を描かずともわかる)二面性についての新奇性」や「展開面」で新奇性・面白さを出していくような工夫が必要だと考えます。
例えば、「このオブジェクトと殺人犯は一人の人物の二つの心が分かれたものだと思われていたが、実はそんなことはなく……」など、読者の予想を裏切るような展開を設けるといった方法が例に挙げられます。また、こういったテーマでは皮肉が輝くと思いますから、二面性が引き起こす皮肉な展開を考えてみると作品に厚みを持たせられるかもしれません。二面性というものについて、すでにどのような思想が展開されているかをチェックしてみることもよいと思います。
如何様にも生かせる題材ですから、様々な既存記事やSCP以外の作品、エッセイなどを参考にしつつ、poppono032様ならではの作品に仕上げて頂ければと思います。
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ご批評ありがとうございます。参考にさせていただきます。
説明について
自律する着ぐるみとありますが、誤用です。恐らく自律的に行動すると言いたいのでしょうが、自律だけではそのような意味を持ちません。2文目に二足歩行するとありますが、自律的に行動する、でその部分の意味はとれているので日本語を話すという部分だけあればよいです。
3文目ですが、血液が付着しているというのは特異な点と言うには少し違和感があります。特筆すべき点程度の方がよいと思います。
4文目ですが、血液が一致するのではなく血液から検出されるDNAが一致するではないでしょうか。
また、脚注1ですが、犯人であったではなく、犯人のとした方がよいでしょう。
発見経緯について
「」内の最後の句点は不要です。また、収容にに対してはではなく収容に抵抗しませんでしたでよいと思います。
補遺について
胴体部位の不自然な伸縮のみどのような意図のものか分からなかったため教えていただけると幸いです。また、上にも書きましたが「」内最後の読点は、なくてよいと思います。
全体を通して
新奇性に欠けオチの弱い記事という印象です。インタビュー2でその内容から、着ぐるみはD-10043の罪悪感や良心、道徳心などが分かたれたものであることが分かりますが、これはそれ以前の記述から容易に予測できる内容の1つであり意外性に欠けます。また、善性を持つ自分が悪の心の強いもう一つの人格に悩まされるという形ですが、ジキル博士とハイド氏という有名な先例があり、なんとなく聞いたことがある、どこかで見たことがあるという印象を抱かせます。ジキル博士とハイド氏の場合、実は同一人物であったというのはオチとして描かれ、読者に驚きや納得感を抱かせますが、ジキルとハイドという作品は現在かなり有名な作品の1つであり、同様のオチを最後まで気づかせずに隠し通すのは難しいでしょう。となると現在の、終盤に着ぐるみとDクラスが同一人物であると示唆される構成はいっそ捨ててしまった方がよいかもしれません。
着ぐるみは罪悪感や良心と、罪を犯したときの記憶のみ持ち合わせるように描かれていますが、罪悪感や良心はDクラスから失われている(感じられなくなっている)のに対し、殺害時の記憶は特に失われていないというのはあまり納得がいきません。
この異常性を生かしたいのであれば、良心や罪悪感を持たないDクラスよりも、良心と罪悪感しか持ち合わせない着ぐるみがどのような考え方、行動をするのかを中心に組み直した方が面白くなる余地、目新しさはあるのかなと思います。
ご批評ありがとうございました。参考にさせていただきます。
追記: ご批評をちゃんと読み直していたら、回答していなかったことがあったので書いておきます。
補遺の伸縮について→オブジェクトの動揺や混乱等の様子を物理的にわかりやすくしたかったのですが、逆にわかりづらくなったようなので、色々と見直します。(そもそも内容自体を見直します)