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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8123の専用飼育エリアに収容されます。SCP-XXX-JPの食事・排泄等に関する作業はDクラス職員によって行われ、作業後の職員には即座にクラスA記憶処理が施されます。
説明: SCP-XXX-JPは年齢の異なる37頭の雑種犬です。このうち22頭は年齢不明の高齢犬で、6頭は5~10歳程度、9頭は生後数ヶ月程です。SCP-XXX-JPは財団のフロント組織1によって複数の住宅から回収されました。SCP-XXX-JP発見現場に居住していたとみられる人物は全て行方不明となっており、調査の結果いずれの人物も経済的に困窮していたことが判明しています。行方不明者らは地域社会から孤立していたため失踪時期が判然としておらず、彼らとSCP-XXX-JPとの直接の関係性は未だ不明です。SCP-XXX-JPは多数の認識災害を発生させる事が可能であり、その全てが自身に注目を集める目的で作用します。なお、この認識災害はクラスA記憶処理で除去が可能です。認識災害の内容はSCP-XXX-JPの行為ごとに異なっており、少なくとも以下の行為で認識災害が確認されています。
- 鳴き声を出す行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPへの関心を強めます。
- 舌を垂らす行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPへの執着を喚起します。
- 腹部を見せる行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPへの愛着を自覚します。
- 排泄行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPの排泄物を積極的に処理します。
- 飛び跳ねる行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPを過度に称賛します。
- 人間の膝で眠る行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPの頭部を撫でます。
- 人間の目を見つめる行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPが善良であるという確信を抱きます。
- 虫や小動物を殺す行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPが自身より優れた存在であると主張します。
- マウンティング行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPがこれまでに受けた痛みを想像します。
- 眠る行為: 認識した人物は「SCP-XXX-JPと二人きりになりたい」という欲求を感じます。
- 飲食行為: 認識した人物は食事がSCP-XXX-JPの嗜好と合致しているかについて不安を抱きます。
- 交尾: 認識した人物はSCP-XXX-JPに対して性的コンテンツの提供を試みます。
- 爪を噛む行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPが犬であり、債務と無関係であることを確認します。
- 吠える行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPの力を称賛し、生活保護受給者への差別的言動を繰り返します。
- 尻尾を振る行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPの美しさに驚嘆し、住民税非課税世帯への中傷を繰り返します。2
- 歯を見せて笑う行為: 認識した人物はSCP-XXX-JPが犬であり、日本国憲法26条2項、27条1項、30条3と無関係であることを確認します。
- 人間を噛む行為: 噛まれた人物はSCP-XXX-JPが優れた犬であると主張し、仰向けになって腹部を見せます。
補遺: SCP-XXX-JPの存在が財団に認知されるまで、当該実体群は地域住民の飼育下に置かれていました。SCP-XXX-JPは住民らから豊富な食料を与えられており、常に一定の関心、愛情を享受していました。過去にSCP-XXX-JPの影響を受けた財団職員の一人が、この補遺に対してSCP-XXX-JP発見地域における住民税非課税世帯のリストをアップロードした事案が存在しますが、SCP-XXX-JPの異常性、本報告書との関連性は不明です。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6764686 (03 May 2021 09:21)
読みました。面白さとしてはUVするかしないか、少なくともDVにはならないという感じです。(狙っているかは分かりませんが)「もしかしたら認識されるだけで犬であると認識される効果があり、本当は人間なのか?」と考えたりもしました。
ほぼ申し分ないのですが、社会的にデリケートな内容を含むためにそっちに気を取られてしまいました。
これは認識者の主観だとは分かるのですが、地の文で表記されるために「財団がそういう認識を受けている」というような、報告書や書き手に影響を与えるタイプのオブジェクトのようなニュアンス、あるいはそもそも財団が社会的弱者をそう認識しているニュアンスが出ているように感じました(意図したものでしたらすみません)
住民税非課税世帯というクリニカルなワードで読者に答えを明かそうと試みているのはよいのですが、先ほどの社会的弱者への表記と合わせると、住民税非課税世帯に属する人たちへのシンプルな暴言のようにもちょっと感じてしまって、僕は引っ掛かりを感じました。
いわゆる「主語のデカさ」みたいなものを感じてしまったので、個人的には「安心して嫌いになれる人物像」をこの犬たちに投影出来れば素直にUV出来ると思います。
個人的にはUV寄りのNVでした。異常性かも怪しいような和やかなリストが、徐々に剣呑な雰囲気を帯びていくのが面白かったです。一方で、「犬自身がかつての自分達のような人間を見下している」というスポイラーの要素は読み取れませんでした。
個人的には、例えば異常性を確認する実験の中で、犬が相対する相手(Dクラスか博士かなど)によって露骨に態度を変えているなど、より犬自身のパーソナリティが見えてくると良いと思いました。