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クレジット
タイトル: SCP-1430-JP - タイトル
著者: One_of_The_End does not match any existing user name
画像:
ソース: https://www.flickr.com/photos/67430875@N03/16686626485
ライセンス: CC BY-SA 2.0
タイトル: Street
著作権者: Hernán Piñera
公開年: Taken on March 1, 2015

SCP-1430-JPが確認されたBajada Matadero通り
アイテム番号: SCP-1430-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 2019年3月現在、プエルトリコ・San JuanのLa perla内Bajada Matadero通りは妨害機によってジャミングを行い、外部との通信が不可能なようにしてください。妨害機は無線従事者資格を持つ担当職員が毎日終日にメンテナンスを行い、不具合等が発生していた際には周囲を一時的に封鎖してください。La Perla内部でSCP-1430-JPが確認された際には付近のフィールドエージェントが配布された専用の妨害機で周囲の通信妨害を行い、SCP-1430-JPを一時的に無力化するとともに付近を封鎖してください。La Perlaの住民がSCP-1430-JP個体の被害を受けた場合、対象の人物をサイト-██に一時的に隔離し、記憶処理後に経過観察され、異常がないと判断され次第解放されます。
説明: SCP-1430-JPはBajada Matadero通りでマイクロ波(極超短波)での通信を行った際に発生するフレイ効果です。被験者が通信を開始すると、通信媒体が通信内容とは別にパルス波形のマイクロ波を発生させます。この際通信自体には異常は発生せず、依然として通信が可能です。被験者の脳はフレイ効果によって加熱され、圧力波が蝸牛に到達します。この時被験者は通信内容とは別にSCP-1430-JPのものとみられる音声が聞こえることが明らかになっています。この音声は通信が切断されることによって停止します。
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1/1430-JP LEVEL 1/1430-JP
CLASSIFIED
Item #: SCP-1430-JP
Object Class: Euclid
Neutralized
特別収容プロトコル: 2019年4月現在、このオブジェクトを収容する必要はありません。D-1460の遺体とD-1460の所持していた携帯電話はサイト-██で保管されます。
説明: SCP-1430-JPはBajada Matadero通りでマイクロ波(極超短波)での通信を行った際に発生するフレイ効果です。被験者が通信を開始すると、通信媒体が通信内容とは別にパルス波形のマイクロ波を発生させます。この際通信自体には異常は発生せず、依然として通信が可能です。被験者の脳はフレイ効果によって加熱され、圧力波が蝸牛に到達します。この時被験者は通信内容とは別にSCP-1430-JPのものとみられる音声が聞こえることが明らかになっています。この音声は通信が切断されることによって停止します。
SCP-1430-JPは2019年4月20日の時点で完全に無力化されました。
補遺: 2019/04/20
SCP-1430-JPのオブジェクトクラス変更について
本日行われた実験 -2019/04/20にて、SCP-1430-JPの無力化が確認されました。経緯については実験記録1430-JP -2019/04/20を参照してください。実験に直接的に関与したD-1460の遺体と、当時D-1460が所持していた携帯電話は今後新しい異常性が発言することを考慮してサイト-██に保管されることが決定しました。
実験記録1430-JP -2019/04/20対象: D-1460(女性)
実施方法: Bajada Matadero通りでD-1460に██社製の携帯電話で外部との通信をさせる。また、D-1460にはパルス計測器、周波数カウンタを所持させています。
<通話ログ -2019/08/12>
██職員: 聞こえますか、D-1460?
D-1460: [6秒間の沈黙]はい。聞こえます。回線に異常はありません。
██職員: では、異常な音声を聞いた際には必ず詳細に報告するように。
D-1460: はい。あ、待ってください。何か聞こえます。…「お前の名前は何だ」、と言っているように思えます。
██職員: では、貴方の名前を言ってください。その後の反応を詳細に報告してください。
D-1460: わかりました。もしもし、私は「チェリー」。「チェリー エーミス」です。
██職員: 何か聞こえたら報告して下さ―
[D-1460が叫ぶ]
██職員: どうかしましたか、チェ━━失礼、D-1460?
D-1460: …おとうさん?おとうさんなの?ねぇ?
██職員: どうしました、D-1460!応答せよ、D-1460!
D-1460: ━━嬉しい。
██職員: …D-1460?どうしました?
[D-1460が逃走する]
██職員: 待ちなさい、D-1460!止まりなさい!これは命令です!
D-1460: [電話を手に持ち、かすかな声で話す]言ってる。「やっと見つけた。一緒にいこう」って。
D-1460: やっと一緒になれる。お父さん。やっと見つけた
██職員: これが最後です、D-1460。今すぐ戻りなさい。警告です。
D-1460: ━━今行きますよ、おとうさん。
[D-1460が狙撃される。D-1460の生命活動が停止する]
分析: 以降4回同条件で実験が行われましたが、いずれもSCP-1430-JPは発生しなかったため、無力化されたものと推測されます。これに伴いオブジェクトクラスが変更される予定です。また、D-1460は幼少期に父親が死亡していたことが発覚しましたが、SCP-1430-JPとの関連性があるかは不明です。
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1/1430-JP LEVEL 1/1430-JP
CLASSIFIED
Item #: SCP-1430-JP
Object Class: Euclid
Neutralized
特別収容プロトコル: 2019年4月現在、このオブジェクトを収容する必要はありません。D-1460の遺体とD-1460の所持していた携帯電話はサイト-██で保管されます。
説明: SCP-1430-JPはBajada Matadero通りでマイクロ波(極超短波)での通信を行った際に発生するフレイ効果です。被験者が通信を開始すると、通信媒体が通信内容とは別にパルス波形のマイクロ波を発生させます。この際通信自体には異常は発生せず、依然として通信が可能です。被験者の脳はフレイ効果によって加熱され、圧力波が蝸牛に到達します。この時被験者は通信内容とは別にSCP-1430-JPのものとみられる音声が聞こえることが明らかになっています。この音声は通信が切断されることによって停止します。
SCP-1430-JPは2019年4月20日の時点で完全に無力化されました。
補遺: 2019/05/03
D-1460のリボ核酸移植手術について
先日、D-1460の遺体の神経細胞からRNA(リボ核酸)をD-1461に移植する手術が施行されました。結果的には手術は成功し、D-1460の記憶がD-1461に移植されたことが確認されました。詳細はインタビュー記録2019/05/03を参照のこと。また、D-1461にはクラスC記憶処理剤が処方されています。
インタビュー記録2019/05/03
対象: D-1461
インタビュアー: ██職員
付記: D-1460のRNA移植手術の施行から27時間が経過した時点でインタビューを行っています。D-1461は一時的な強迫性障害にあります。
<録音開始, 2019/05/03>
██職員: こんにちは、D-1461。調子はどうでしょうか?もし痛みがあるようでしたら鎮痛剤を処方しますが。
D-1461: [低く唸り声を上げる]私…私は、あぁ?
██職員: D-1461、私の声が聞こえますか?D-1461: 聞こえ、うぅ…違う、あれは、違う。
██職員: 違う?何がでしょうか?
おとうさんだよ
D-1461: [10秒間の沈黙]あの声は、誰だ?父さん、いや、似てるけど違う…
██職員: 父さん、ですか?SCP-1430-JPについて、何か知っているのですか?
おしえて きみはだれがすきなの?
D-1461: イチヨンサンゼロ…[悲鳴を上げる]誰なんですか、あれは!父さんじゃなかった!父さんの声に似てた、でも違う、思い出した!あれは父さんなんかじゃない!私を連れて行った、あの人は…あれ?私は連れて行かれて…でもここにいる。私は、私は?
██職員: 落ち着いてください。D-1461。
ぼくは きみだけをあいしているんだ
D-1461: イチヨンロク、"イチ"?私のこと、今までイチヨンロク、"ゼロ"って呼んでましたよね?
██職員: 今わかっていることを詳細に話してください、D-1461。
ここよりもっとすてきなばしょがあるよ いっしょにいこう?
D-1461: 話をそらさないで。ねぇ、私はどうなるの?ねぇ!
██職員: 話す気がないようでしたら、また後日伺います。
むししたって むだだよ きこえてるんでしょ?
D-1461: ねぇ、助けてよ、あれは一体誰なのよ!連れていかれた私はどうなるのよ!何か言ってよ、助けてよ!
██職員: インタビュー記録を終了します。
D-1461: 待って!
にがさないよ
<録音終了, 2019/05/03>
補遺: 2019/05/04
D-1461の死亡が確認されました。死因は心筋梗塞です。D-1461は前日より心的外傷後ストレス障害があったため、それが原因ではないかとされています。
- portal:6759963 ( 24 Aug 2020 05:02 )

拝読しました。
内容
科学的な分析自体は財団らしくていいと思いました。しかし、インタビュー記録、実験記録において同様の内容が続いているため冗長になっています。同じような文章が並ぶと目新しさが無く飽きてくるため、実験記録を1つにまとめたりしてスリムにする必要があると思います。
また、最後のクリアランス必須の折りたたみは別にそのように制限するような内容ではないように思います。さらに、実験結果があまりにも偶然であり、物語として無理矢理な感じがあります。内容自体もあまり興味を惹かれるものではなく、それまでの流れから予想できるものです。もっと発想を練るべきだと思います。
インタビュー記録、実験記録において同様の内容が続いているため冗長になっています。
ブロックを一つにまとめました。
最後のクリアランス必須の折りたたみは別にそのように制限するような内容ではないように思います。
ただの折り畳みにしました。
実験結果があまりにも偶然であり、物語として無理矢理な感じがあります。
D-1460の「誤認」という設定に変更しました。その他、無力化後の話を追加しました。
内容自体もあまり興味を惹かれるものではなく、それまでの流れから予想できるものです。
批評をいただいた後、Discordの批評にて同様の意見をいただきましたので、オチを変えました。
改めて、批評ありがとうございました。