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| PASSWORD: Bigos is not some simple seasoned fare.
Besides vegetables, they artfully prepare
a cabbage base, picked then chopped with care,
which, as the saying goes, the mouth must share.
Placed within the moist womb of the kettle,
it is covered with chunks of finest meat
and roasted till the living juices settle.
The fire-extracted flavor is complete,
when the heat is furious and dramatic
and boils over with juices so aromatic
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| パスワード: 斯様な薬味がなくとも他ならぬ料理とはビゴスであるというに、
良き野菜から手を加え成る故に。
これへと取り掛かるは刻まれ、漬け込まれたキャベツ、
諺通りに、ひとりでに口に入る奴;
鍋に閉じられ、湿る胎により覆うよ
選りすぐりの肉の、極上の細切れを;
炒められること出汁の全てを火が絞り尽くすまで、
器の端より煮え湯のはねるまで。
空気は芳香を漂わす。1
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SCP-PL-2021-J Codename: "The Hope for Our World"
SCP-PL-2021-J コードネーム: "我らの世界の希望"
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WHAT'SLEFTONTHEBOTTOMOFTHEBOX3254
ハコノソコニノコッタモノ3254
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WHAT'SLEFTWHENWELOST56778EVERYTHING
ワレラガスベテヲ56778ウシナッタトキニノコサレタモノ
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IT'SFOOLISH45533TO5455NOT2579HAVE3333HOPE
キボウヲ3333イダイテ2579イナイ5455ナンテ45533バカゲテイル2
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DAMN IT
クタバレ
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| 入力されたクリアランスコードは正しくありません。次にファイルへの不正なアクセスを試みた場合、ミーム殺害エージェントが起動します。正しいコードを入力してください
IHAVEABADFEELINGABOUTTHISMAYTHEFORCEBEWITHYOU
イヤナヨカンガスルフォーストトモニアレ3
| CORRECT CODE. OPENING THE FILE SCP-PL-2021-J CODENAME: "THE HOPE FOR OUR WORLD"
| 正しいコードです。SCP-PL-2021-J コードネーム: "我らの世界の希望"のファイルを開いています
出典: SCP-PL-2021-J
原題: Nadzieja dla naszego świata
英題: The hope for our world
参照リビジョン(INT): rev.5
作成日(PL): 2021/1/16
作成日(INT): 2O21/1/17
著者:Calamari_Knight
英文翻訳:Calamari_Knight
日本語翻訳:DirStarFish
親ページ: Joke SCP-PL
tags:esoteric-class joke pl scp
タグ: pl インターナショナル 重訳 esoteric-class ジョーク
補足: 原文はPLであり、INTに投稿された英訳版からの重訳になります。最後の意味は世界の滅亡を回避する手段など無かったという意味だそうです。(参考)
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6734327 (21 Aug 2020 14:04)
翻訳お疲れ様です。原作者により提示されたオチの解説の解釈を含め、大筋に関しては問題ないと存じます。細かい点と致しましては、セキュリティパスワードは19世紀の詩人アダム・ミツキェヴィチによるポーランド語叙事詩『パン・タデウシュ』の韻文を抜粋したものであるという旨を訳注として添えられた上で、散文であっても原語版の内容に則したものに、更に可能であれば原語版の内容に近い韻文として頂ければ幸いに存じます。
本作の作者であるCalamari_Knight氏はディスカッションで申告されている通り、『パン・タデウシュ』をほぼそのままの形で抜粋されています(参考: ポーランド語版ウィキソース)。この叙事詩はほぼ全編が二行づつ韻を踏む形式で書かれており、今回の引用箇所もこれに則っています。ただCalamari_Knight氏はINTへの英訳投稿の際に該当箇所を韻文とする事を重視された模様で、恐らくレナード・クレス(Leonard Kress; 1950~存命?)という詩人による英訳を採用されており(参考: Delphi Collected Poetical Works of Adam Mickiewicz (Illustrated))、細部に関して少々原語版とは意味にズレが生じています。『パン・タデウシュ』は故・工藤幸雄氏(1925~2008)による邦訳も出ているのですが、ご存知の通り少なくとも日本においては翻訳にも著作権法が適用され、現行法では氏の訳文を使用する際は2078年まで引用である事の明記が必須となります。そこで、以下に原文の拙訳を提示致します。該当箇所はビゴスというポーランド料理の作り方やその出来栄えを褒める内容であるのですが、まずは韻文や19世紀の作品であるといった点を一旦無視して直訳を行います。
「こんな調味料がなくとも他ならぬ料理とは
ビゴスであるのに、良い野菜から人工的に成るからね。
これに取り掛かるは刻まれ、漬け込まれた、諺の通りひとりでに口へ入るキャベツ;
鍋に閉じられ、湿る胎により[キャベツは]覆う
選りすぐりの肉の、最良の細切れ[を];
そして火が全ての生き汁を絞り尽くすまで、器の端から煮え湯がはねるまで[キャベツは]炒められ、
そして空気は芳香を漂わせる。」
私は更にこれを無理矢理韻文の形に収めるようささやかな工夫も試みました。以下に掲載致します。
「斯様な薬味がなくとも他ならぬ料理とはビゴスであるというに、
良き野菜から手を加え成る故に。
これへと取り掛かるは刻まれ、漬け込まれたキャベツ、
諺通りに、ひとりでに口に入る奴;
鍋に閉じられ、湿る胎により覆うよ
選りすぐりの肉の、極上の細切れを;
炒められること出汁の全てを火が絞り尽くすまで、
器の端より煮え湯のはねるまで。
空気は芳香を漂わす。」
上記の拙訳を採用されるか、また更なる改良を試みられるかのご判断はDirStarFishさんにお任せ致します。余談となりますが、韻文中の「諺」の実在についても調べがついており、"Kwaszona kapusta sama idzie w usta"〈ザウアークラウトはひとりでに口の中に入る[ほどおいしい]〉というものが確認されています(参考: Księga Przysłów Polskich〈ポーランド語ことわざの書〉)。私であればこの事も訳注に含めておきたいところではございますが、今回のジョーク作品の笑いどころを理解する上で必要であるのはあくまでも〈ポーランド文学の名著『パン・タデウシュ』からの引用をわざわざ丸々含んでいる〉点ぐらいであり、流石に細かすぎて不要かもしれません。
なお原語版ディスカッションにおいてCalamari Knight氏は『パン・タデウシュ』の他にアーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』と映画『スターウォーズ エピソード4』からも引用を行ったと述べられています。後者に関しては「フォーストトモニアランコトヲ」が該当すると察する事ができるのですが、前者に関しては残念な事に全く疎く、見当がついておりません。スターウォーズは有名過ぎて解説は不要であると存じますが、『老人と海』からの引用に関してはもし該当箇所が判明した場合、訳注を添えて簡潔に言及を行った方が望ましいと存じます。
少々細かい点であるかも知れませんが、一般的に日本語圏でパスワードを入力する際、入力内容が誤りである場合は「不正確です」よりも「正しくありません」という言い回しの方が良く用いられている気が致します。ポーランド語や英語ではそれぞれ "BŁĘDNY"〈誤っている〉、"INCORRECT"〈不正確〉と一語で言い表されていますが、こうした点に関しては実例にそぐわないのであれば日本語訳まで無理に一語に収める必要はないと考えております。
これは更に細かいのですが、原語版における該当箇所は "SZLAG" となっています。この語は単体では〈卒中〉の意味を持ち、これを用いた "niech to szlag trafi"〈卒中になりますように〉という呪詛の存在が確認されています。この事から、該当箇所はどちらかと言いますと個人的には「くたばれ」のニュアンスがより近い様に思えます。
なお念のために明言致しますが、今回の私の査読はポーランド語支部版全体を確認した上で行ったものとなっています。従いまして翻訳投稿ガイドの重訳に関する規定により、重訳タグは除外して頂いて構いません。ただしその場合は、当該記事のフォーラムやクレジットモジュール等に「原文でチェックを受けました」という旨を明記して頂ければ幸いに存じます。
長らくお待たせしました。以下に修正点を貼っておきます。
先程翻訳予約リストの確認を行いましたところ、
buta_otokoさんにより同記事の予約が7月11日から9月7日にかけての期間設定で行われている事に気付きました。この期間を過ぎてもbuta_otokoさんによる投稿が行われない場合を除き、DirStarFishさんは本記事のご投稿を行う事は不可能となります。取り急ぎご連絡に伺いました。
分かりました。一旦投稿を保留にしておきます。