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「なんでSCP-002はSCP-002なんだ?」
「なんでって何が?そりゃA=Aというトートロジーに疑問を呈しているようなものじゃあないか」
「番号のことだよ。なんで002、2番目なんだ?」
「それは…… どれかを002のスロットに入れなきゃならなかったんだろうよ」
「SCP-001が特別なのはよくわかる。特別だからこそ001、最初の番号に割り当てられて、多くのデコイデータとともに隠されているというのはわかりやすい。じゃあその次の番号に割り当てられたスキップはなんなんだ?報告書をそのまま読めば、そりゃもちろん異常ではあるが特別に異常であるということは全くないぞ」
「自分で答えを言っているじゃないか。特別に異常じゃないから001じゃないんだよ」
「それじゃあ特別に異常じゃないものを、特別に異常な項目の次の番号に、何の意味も無しに入れたというのか?」
「そういう理屈なら、002には特別に異常ではなく、特別に異常でもなくないものを入れなきゃならないという矛盾を起こすだろう」
「俺が言いたいことはそういうことではない。要するにSCP番号はどういった方針で割り当てられているんだ、という話だ。何らかの割り当て基準があるならば、001の次のSCP-002は何らかの意味で特殊さ、特別さを持っているということだ」
「無作為なんじゃないのか?空いている番号から、番号に特別な意味を持たせないためにランダムに割り当てているとかそんな話では?お前の疑問は何もないところに謎を見出しているように思える」
「SCP-1000、SCP-2000、SCP-3000、SCP-4000、SCP-5000…… とキリ番のスキップはそれぞれ大仰で特別なものに思える。完全に無作為とはとても思えない」
「それらが本当に特別に異常であるかはやや疑わしいが、そうだとしてもやはりキリ番には特別なスキップを割り当てているというだけで002は関係なく割り当てられたのでは?」
「001には特別なスキップを入れて、1000やら2000やら3000やらにも特別なスキップを入れて、002は普通のスキップを入れた、と?」
「お前の言っている通りにSCP-002が特別なスキップだとしたら、その次の番号、SCP-003も特別なスキップということになるし、その次もその次の次も、全て特別なスキップということになるんじゃないか?」
「だから俺が疑問を抱いているのは割り当てシステムについて、だ。何らかの意味を持っているという意味では002の次の003もまたそうなのだと思う」
「無作為に割り当てられたのではないならそれぞれのスキップの担当者が先着順で申請したとか、大した意味じゃないんじゃないか?そもそも無作為であるという反証もないじゃないか」
「無作為だという根拠もない。そしてそれなりの理屈をもって割り当てられているのだと思う。…… SCP-002の内容を読めば少し見えてくるものがある」
「ああ、内容について話す気はないのかと思っていた。どうぞ」
「まずミュールハウゼン将軍とは誰だ?」
「誰って…… 財団職員では?」
「将軍という役職が財団にあったか?それに『ミュールハウゼン将軍に引き継いでSCP-002はSCP職員によって再度収容され……』というのはなんだ?」
「たぶん、この場合のSCP職員とは収容に関わる職員という意味なのだろう。将軍というのは前職が軍人でその階級とか?」
「それに『目撃者全て(村民のおよそ1/3)にレベル4A収束命令を発し』とはなんだ?こういう場合記憶処理するのが財団のやり方だろう」
「この程度のブレは数多いSCP報告書を探せば多々あることだろう。書いてはいないが記憶処理を妨害する要素があったのかもしれない」
「精神影響か何かがあるようなのに近くに職員を配置する意味なんかもわからない。色々と理に適っていない」
「…… つまりお前はこう言いたいのか?SCP-002は財団自体が立ち上がったばかりに収容されたアノマリーだと。002は最初に収容された、あるいはSCP-001の次に収容されたもので、であればこそ報告書の記載も例外ばかりだと?」
「ありえない話ではないだろう?」
「それ自体はありえない話ではないかもしれないが、それがお前の言う割り当て基準だとしたらそれはありえない。作成された順に割り当てられている可能性はない。順番にSCP報告書を読んでみろ。明らかに時代が前後するものが出てくるじゃあないか」
「それはそうだ。俺が考えているのは決して無作為に番号が割り当てられているのではないということだ。SCP-002は特別に異常なスキップではないかもしれないが、特別に奇妙な報告書ではある。報告書として奇妙な理由が最もあるいは二番目に古くに作られた報告書なのか、あるいはスキップとして報告書にすら書かれていない異常があるからなのかは定かではない。どちらにせよ、何らかの理由であえて2番目という位置に割り当てられている。そのようにしか思えない」
「やはり私にはお前が壁のシミを亡霊の顔にみたてているように感じるな。で、百歩譲ってSCP-002が特別な何かで特別に2番目という番号を割り当てられていたとして、疑問はそれで終わりか?それならば、特別なスキップには特別な番号が割り当てられるというだけの話じゃないか。例えば1000や2000もそうなんだろう。で、特別でないものはやはり無作為に割り当てられている。それだけの話じゃないか」
「いや、SCP-002は必ずしも特別ではない。その程度に特別なスキップはいくらでもある」
「何が言いたい?SCP-500も特別に都合がいいから500だとか言いたいのか?1000や2000ほど特別ではないから500だと?それとも003や004、005も別々に特別な理由があるとでも言いたいのか?そうなってくるともはや数秘学の領域だぞ」
「であるからこそ、なんで?と疑問を呈している。わからないから聞いているんだよ。都合よくSCP-002がSCP-002である理由がわからない」
「…… わからないことならば私にもあるぞ」
「なんだ?」
「お前がどういう立場からその疑問を呈しているのがわからない。お前は何者なのだ?そして私は何者なのだ?SCP-2000やSCP-3000の内容を知っているということはO5か何か財団の上層部なのか?それならば当然どのようにスキップに番号を割り当てているかわかっているはずだ。要注意団体の人員か何かで異常な方法でSCP報告書を読んでいるのだとしたら同じように財団の番号割り当て法も分かり得るだろう。更に言うならばSCP-4000のオブジェクト番号を不用意に口にしていることも問題だ。…… そして我々がSCPwikiの読者なのだとしたら、当然The Administratorが記事を投稿する際にSCP-002に割り当てたということをHistoryから遡ってわかるはずじゃないか。1000や2000といったキリ番はコンテストの大賞だということも。そして、作中世界観でという意味ならば特に決められた設定はないということもすぐにわかる話じゃないか?もう一度問う。我々は何者でどういう立場なのだ?」
「そんなことはわかりきっているだろう」
「答えろ」
「俺達はtateitoによって書かれたTaleの登場人物だよ。地の文もないTaleの背景もないキャラクターだ」
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6719937 (09 Aug 2020 13:25)
ご批評ありがとうございます。
まあ世界そのものがというより語り手がって感じではあるんですがすでに前例が多いというのはあるかもですね。
ゴチャゴチャ論理だてておいてオチとは関係ない類の議論ですし。
上手い落ちや見せ方が思いついたらまた改稿すると思います。
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