SCP-XXXX-JP 幽霊飛行機

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日本航空123便墜落事故の事故機であるJA8119。

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP出現区域は常に12機のドローンにより監視されます。SCP-XXXX-JPが出現した場合、即座に戦闘機部隊を展開し、"着陸イベント"完遂前にSCP-XXXX-JPを撃墜してください。戦闘機部隊の展開の際、周辺地域にはカバーストーリー”定期演習”を適用してください。

SCP-XXXX-JP-1が撃墜された際、周辺住民にはAクラス記憶処理剤を散布してください。

説明: SCP-XXXX-JPはボーイング747SR－100型JA8119¹のAクラス霊的実体であるSCP-XXXX-JP-1と、SCP-XXXX-JP-1に搭乗する505体²のBクラス人型霊的実体であるSCP-XXXX-JP-2で構成されます。SCP-XXXX-JP-2は日本航空123便墜落事故の死亡者と完全に一致しています。

SCP-XXXX-JP-1は、毎年8月12日の18時15分から19時15分にかけて東経███度、北緯██度に出現し、出現位置から伊丹空港に移動し着陸を試みる、”着陸イベント”を起こします。この際の移動経路は、ボーイング747SR－100型JA8119が事故当時に予定していた航空路であることが判明しています。

以下は”着陸イベント”の内容です:

18時15分: 東経███度、北緯██度にSCP-XXXX-JP-1が出現、移動を開始する。

19時10分: 伊丹空港に到着する。

19時13分: 付近のタラップ車が搭乗者の有無にかかわらず移動を開始し、SCP-XXXX-JP-1に接続する。

19時14分: SCP-XXXX-JP-2が2体降機する。

19時15分: SCP-XXXX-JP-1および降機したSCP-XXXX-JP-2が消滅する。

”着陸イベント”が完遂された場合、日本航空123便墜落事故に関しての結果及び記録が改変され、降機したSCP-XXXX-JP-2と一致する死亡者は生存する結果になります。
また、それと同時に”着陸イベント”を目撃した人間は”着陸イベント”に関する記憶を完全に失い、映像機器に記録された映像は削除されます。

SCP-XXXX-JP-1は通常の航空機が一般的に大破したとみなされる状態までの損害を受けた（以降撃墜と表記）場合、SCP-XXXX-JP-2と共に消失し、”着陸イベント”を阻止する事が可能です。また、撃墜された際に低強度の暗号通信電波を周辺の通信機器に輻射します。発信内容については補遺XXXX-JP-Aを参照してください。

SCP-XXXX-JPは、1995年8月12日に財団のレーダー網に不審な航空機が表示されたことにより発見されました。当時、当該SCPに対する対策がなされておらず、これは”着陸イベント”の完遂による過去改変を招きました。
後に行われた、伊丹空港の周辺住民へのインタビューの結果、”着陸イベント”に関する一切の記憶が存在しないことと、記録上の死亡者と記憶上での死亡者が一致しないことが判明しました。

1996年にSCP-XXXX-JPが出現した際、レーダーの定期メンテナンスが行われており、SCP-XXXX-JPを認識することが出来ず、結果として2回目の”着陸イベント”の完遂を招きました。

1997年にSCP-XXXX-JPの出現が確認された際、付近のサイト管理官の指揮の元、SCP-XXXX-JP-1の撃墜作戦が決行されました。結果としてSCP-XXXX-JP-1はレーダー上から消失、その直後に行われた調査により完全な消滅が確認されました。
その後の周辺住民へのインタビューにより撃墜の瞬間を目撃されており、記憶から消失していないことが判明しました。即座にAクラス記憶処理剤が周辺地域に散布されました。

1998年にSCP-XXXX-JPの出現が確認され、現在の特別収容プロトコルが制定されました。

補遺XXXX-JP-A: サイト-81██管理官の指示により、SCP-XXXX-JP-1の暗号通信の解析結果の抜粋を以下に記します。

+ 暗号通信解析結果