アイテム番号: SCP-2561-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2561-JPは標準型収容コンテナ内に収容されます。実験を行う場合、セキュリティクリアランス3以上の職員2名の許可が必要です。実験により発生したSCP-2561-JP-1は全て保管されます。
説明: SCP-2561-JPは97鍵盤のグランドピアノです。鍵盤蓋および外縁には"Transcendental Arts Union"と刻まれています。現在まで"Transcendental Arts Union"という団体についての詳細は判明しておらず、GoI-8912に指定され、調査が行われています。
SCP-2561-JPは、一般的に演奏難易度が高いとされる曲を演奏する際にその異常性を発現します。SCP-2561-JPを演奏している人物(以降演奏者と表記)は、複数の視線を感じると報告します。この際、付近に録画機器が存在していた場合は無人のコンクール会場を映します。
演奏者が演奏を終えると、即座に拍手のような音が発生するとともに複数の視線は消滅し、録画機器の画面は正常なものに戻ります。その後鍵盤上にSCP-2561-JP-1が出現し、SCP-2561-JPは非活性化します。
SCP-2561-JP-1は、SCP-2561-JPが非活性化した際に鍵盤上に出現する、1枚の非異常性の紙です。SCP-2561-JPには以下のメッセージが筆記されています。
- 演奏された曲名と作曲/編曲者
- 技巧、ミス、表現力の3項目によって評価される、曲に対する点数
- "C"、"L"と表記される不明な人物2名による、会話形式の批評1
SCP-2561-JPの実験記録については実験記録2561-JP-Aを参照してください。
SCP-2561-JPはPoI-9123("トランセンデンター")の自宅を襲撃した際に発見されました。PoI-9123の拘束後、当時PoI-9123の自室に設置されていたSCP-2561-JPで機動部隊員がベートーヴェンの「ピアノソナタ第14番第3楽章」2を演奏した際に、装備の撮影機器が無人のコンクール会場を映したこと、演奏終了後にSCP-2561-JP-1が出現したことにより異常性が発覚、収容されました。
補遺1: 2020/11/01、SCP-2561-JPの実験要請が行われ、認可されました。
とりま休憩
- portal:6717718 ( 07 Nov 2020 15:59 )

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