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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8102の中脅威度生物収容室にて透明な箱に入れて収容されます。収容室には許可された職員のみが入る様にしてください。SCP-XXX-JPを取り出す際はアームロボットを用い、収容室に生物が入らないようにしてください。
説明: SCP-XXX-JPはオスのオオクワガタ(学名:Dorcus hopei binodulosus)です。SCP-XXX-JPが角を大きく開閉する動きをした時、SCP-XXX-JPの視界にいる生物(以下対象と呼称)は、後述する例外を除き、身体を大型の刃物で切断されたように分断されます。SCP-XXX-JPが遮蔽物を挟んで対象を目視している場合は、その対象はこの影響を受けません。
SCP-XXX-JPの脳を透析調査したところ、1 mm程度の機械が埋め込まれていました。この装置がSCP-XXX-JPの異常性の根源であると推測されています。ですが異常性消失の可能性が考慮され、現在は観測実験のみが許可が下されています。
発見経緯: ██県██村にて、「児童3名が腹部から真っ二つになっている」という通報により、財団が察知、カバーストーリー「猟奇殺人」を流布を行い、収容に至りました。
SCP-XXX-JPは████氏(9)の所有物であったことが判明しています。また████氏は唯一SCP-XXX-JPの影響を一切受け付けない人物であることが判明しています。これはSCP-XXX-JPの頭部にある装置による制御の結果である可能性がインタビュー記録から考察されています。
対象: ████氏
インタビュアー: ██博士
<録音開始████/██/██>
██博士:** こんにちは。あのクワガタのことで、聞きたいことがあるんだ。大丈夫かな?
██氏: は、はい……
██博士: まず、これはどこで捕まえたものなんだい?██氏: えっと、これは、貰ったんです。"博士"っていう人に……。
██博士: 博士?
██氏: はい、"博士の相談室"ってサイトで……。
██博士: ふむ、そこでこれをくれるよう頼んだのかい?
██氏: い、いえ、そんなことは……。僕は、ただ、と、友達に嘘ついちゃったから、どうすればいいか、相談しただけで……。
██博士: 嘘?
██氏: ……皆が自分達のカブト虫とかクワガタとか自慢してて、「お前のはどんなだ?あ、お前じゃ飼えないか」とか「お前のはどうせ弱っちいだろ」ってからかわれたから、僕、つい「皆よりずっとずっと強くて珍しいの飼ってるし!」って嘘ついちゃって……。それで██君1達も「今度見せろよ」って……。
██博士: なるほど。
██氏: 近くの森を探しても見つからないし、買うお金はないし。██君いじめっ子だから嘘ついたってバレたら絶対いじめられるし……。どうしようかなってスマホ見てたら"博士の相談室"ってサイトが出てきて……。もしかしたら良いアドバイスをくれるかもしれない、と思って相談してみたんです。そうしたら、博士が「僕のすっごく強くて珍しいクワガタをあげるよ」って返信がきて。
██博士: そうして、これが送られてきたと?
██氏: まさかと思ってたら次の日にほんとに家に届いて……。すごくビックリしたけど、それよりも皆に自慢したいって気持ちのほうが勝っちゃって……。それで皆に見せにいったんです。皆すごくビックリして……で、「ほんとに強いのか勝負しよう」って……。それであのクワガタをかごから、出して、そうしたら……。
[██氏の嗚咽]
██博士: 大丈夫かい?落ち着いて。無理に話さなくていい。
██氏: そうしたら、██君の身体が、真っ二つに、なって……皆、ビックリして、逃げた、けど・・・あれのせいだって、気づいて、かごに、入れたときには、もう……。
██博士: もう話さなくていい。落ち着いて……。
██氏: まさか、まさかあんなことになるなんて、僕が、あの時、真っ先に自慢しにいかなければ、いや、あんなつまらないを嘘つかなければ……。ごめん、ごめんなさい……。
██博士: ……インタビューを終了します。
<録音終了, (████/██/██)]>>
終了報告書: インタビュー終了後、████氏はBクラス記憶処理を施した後解放しました。
補遺1: 「博士の相談室」と呼ばれるサイトを捜索しましたが、発見はできませんでした。当該サイトはすでに消去されたものと思われます。財団はこれが要注意団体である博士によるものと断定し、現在当該サイトの痕跡を捜索しています。
補遺2 以下は████氏の自宅にSCP-XXX-JPとともに届いた手紙の内容です。
やあ!悩めるよい子の君に博士からのプレゼントだ!
このクワガタはとっても強いんだ!でも君を傷つけたりしないとっても優しいクワガタなんだよ!
これでお友達とも遊べるね!
楽しもうね!
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- portal:6698673 (02 Aug 2020 11:22)
↑の追記を出して思いましたが少々無理やり感が強かったです。使用するのでしたらもう少し喋らせるのが良いかと
批評ありがとうございます。
再度の批評ありがとうございます。
現状、モンスター図鑑の枠を出ていないと思います。ただ危険性の説明だけで終わっている印象でした。まず、この記事のどこがどう面白いのかを説明できる様になる必要があると感じます。この記事で読者にどういう感情を想起してもらいたいかを意識して、アイデアをアピールできると良いでしょう。
批評ありがとうございます。
テーマとしては「ちょっとした嘘で大変なことになってしまった少年の後悔」というのを考えています。それがもっと伝わるよう改稿したいと思います。
あと細かいミスは修正しました。ご指摘ありがとうございました。
拝読しました。
ShinoguNさんの言う通り、モンスター図鑑の範疇で終わっている作品に見えます。博士が登場することで尚更その印象が強まりました(性質上、今となってはかなり扱いにくい部類のGoIだと認知しています)。
視界に入ったものをぶった斬るクワガタ、というのは、コンセプトから難易度の高そうなオブジェクトに思います。オブジェクトそのものが「強い」記事は多くありますが、端的かつとにかく強いオブジェクトは書きにくいです。持ち主だけ切られないのも都合が良いと感じます。なぜそのような異常性なのかに整合性を持たせてストーリーに組み込めると良いのですが、今回は「視界に入った物体を貫くカブトムシ」でも成り立ててしまうのが痛いですね。
子供がついた嘘で始まる悲劇、というアイデアは嘘要素としては問題ないですが、起こっている内容がありきたりに感じます。クワガタじゃなくても成り立ってしまう点、博士の使い方が普通すぎて面白さに貢献できてない点、この2点だけは最低限クリアする必要があると思いました。
批評ありがとうございます。
持ち主だけ切られないのは、「自分だけ助かることで少年に精神的なトラウマを与えるために博士がクワガタに細工した」と考えていました。しかしよく考えると博士は一個人に精神的ダメージを与えるためだけにこんなことしない気がしますね。博士含め要注意団体は理解をもう少し深めてから手を出そうと思います。
オブジェクトそのものに面白さがないというのはまったくその通りと思います。今の私の技量だとここからさらに面白くするのは難しいと思うのでアイディアから考え直したいと思います。