現在このページの批評は中断しています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
通達: これまでSCP-XXX-JP、SCP-████-JP、SCP-███-JPとしてナンバリングされていたオブジェクトは、SCP-XXX-JPとSCP-████-JPの異常性がSCP-███-JPの異常性に起因または依存するものであるとしてその関連性が認められ、SCP-XXX-JP群(それぞれ、SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-B、SCP-XXX-JP-C)として再定義されました。以下より各オブジェクトの特別収容プロトコルが確認できます。
-
- _
アイテム番号: SCP-XXX-JP-A
再定義前オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Aは保管サイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに施錠保管されます。担当職員は24時間ごとにSCP-XXX-JP-Aに記載されている内容を調査し、変更箇所を発見した場合は██博士に報告して下さい。
説明: SCP-XXX-JP-Aは英語で記述された、624ページからなるハードカバーの古い星座図鑑です。SCP-XXX-JP-Aには既知の星座に混在して、未知の星座に関する記述が多数存在します。SCP-XXX-JP-Aは不定期に自己の記載内容を改変することが知られており、この改変イベントによって未知の星座に関する記述が追加されていきます。追加される未知の星座は、既知の星に加え未知の星によって構成されており、これら未知の星は現在確認されていません。
カント計数機による測定では、SCP-XXX-JP-Aから非常に高いヒューム値が観測され、SCP-XXX-JP-Aは現実改変能力によって自己の内容を改変しているものと考えられています。現実改変の特性から、SCP-XXX-JP-Aの内容が改変される瞬間を観測する試みは失敗します。財団がSCP-XXX-JP-Aを回収した1998年から現在までに、15個の未知の星座が追加されています。以下は、SCP-XXX-JP-Aに追加された未知の星座に関する記述の抜粋です。
新たに追加された星座: 牡猫座
追加された日付: 2001/09/06
星座に関する記述: 牡猫座は██座の北に見える、冬の星座である。神・エホバは人々が堕落していく様子を見て、一度世界を壊し、新たに世界を作り直そうとお考えになった。しかし、ノアの一家だけは誠実で勤勉な生活をしていたため、慈悲深い神はノアに世界を滅ぼそうとしていることをお伝えになった。「やがて地上は大雨によって引き起こされる洪水で全て水に沈んでしまうだろう。お前は大きな方舟を作って愛する家族と共に船に乗り込み、水が引くまでの間を、その方舟の上で過ごすのだ。そして、その方舟には地上の全ての動物をひとつがいづつ乗せなくてはならない。」
ノアは神からの託宣に従い、大きな方舟を作り、家族と全ての動物をひとつがいずつ乗せた。やがて神が言われた通りに、地上は大きな洪水に飲まれ、ノアの方舟に乗った生き物以外は全て死んでしまった。ノアは方舟の中で全ての動物たちに殺生を禁じていた。しかし方舟が海を彷徨う間に、ネズミのつがいが子を増やしていき、方舟の中はまたたく間にネズミで溢れかえってしまった。ネズミが船の食べ物を食い尽くしてしまうことを恐れたノアは、二匹の猫にだけ、ネズミを狩ることを許した。猫のおかげで増えすぎたネズミはその数を減らし、ノア一行は無事にアララト山に辿り着くことができた。
神が新しくお作りになった大地に船から上陸するには、審判を受けねばならなかった。船でノアの言いつけを守った動物たちはみな新しい大地に踏み入ることを許されたが、船の中で多くのネズミを殺していた猫は許されず、その場で罰として殺されることになった。そこでノアが審判者に必死の説得をすることで、身篭っていた牝猫だけは処刑をまぬがれた。殺された牡猫は星となり、空から自分の子たちが産まれるのを見届けることにした。
新たに追加された星座: 手鏡座
追加された日付: 2007/03/28
星座に関する記述: 手鏡座は██座の東に見える、夏の星座である。女王アンリエトは先王アインルベルの死を受けて、次の王となる伴侶を選ぶことに決めた。そこでアインルベルの弟や叔父など多数の候補者が名乗りを挙げたので、女王は「私に最も相応しい贈り物を持ってきた殿方を次の夫にします。」と宣言された。候補者たちが豪華絢爛な城や、広大で肥沃な領地を差し出す中、現王レンブニルが差し出したのは、真珠飾りの手鏡一つだけであった。当然レンブニルは候補者から外されてしまうのだったが、丁度女王が使っていた手鏡に蜘蛛が巣をかけてしまったので、女王はレンブニルの手鏡を使うことにした。
一方、家宝の宝玉を差し出してもなお候補者から外されてしまったヤーツェは、女王に逆上し、夜に女王の部屋に忍び込んで夜襲しようと企んだ。しかし、部屋で手鏡を見ながら髪をとかしていた女王は、手鏡にうつる、背後から迫るヤーツェに気がつき、ヤーツェが女王を手にかけるよりも早く衛兵を呼ぶことができた。女王が叫び声を上げた際に手鏡は床に落ちて粉々に砕けてしまったが、女王は「私を助けたこの手鏡こそが、私にとって最も価値ある贈り物なのです。」と仰り、レンブニルを王にすることに決めた。ヤーツェは火で焼かれ、割れた手鏡の破片は星となり、新しい王の誕生を空から祝福するようになった。
新たに追加された星座: カメレオン座(既知のカメレオン座とは別の場所に存在する)
追加された日付: 2013/11/11
星座に関する記述: カメレオン座は██座の北に見える、夏の星座である。蒙昧で白痴な王は、自分の気に入らない者たちを殺しているうちに悪魔に魂を売り、王自身が悪魔となってしまった。王が殺した者が流す血は猛毒へと変わり、殺された死体は川へと捨てられたので、王が一人殺すごとに川を毒が侵し、より多くの人が死ぬことになった。王が妹を殺した時に、妹が飼っていたカメレオンがその血を浴びたが、妹の愛慕の涙によってカメレオンは毒に耐えることができた。またカメレオンは自分の体を主人の血と同じ真っ赤に変えることで、王に見つかって殺されることもまぬがれた。毒を克服したカメレオンは毒を浄化する力を得た。そしてカメレオンはネアレト川の水底に沈み、日々運ばれてくる死体に涙しながら、川の毒を浄化し続けることにした。カメレオンが流した涙は星になり、夜空で輝くようになった。
-
- _
休眠中のSCP-XXX-JP-B
アイテム番号: SCP-XXX-JP-B
再定義前オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Bは3×3×5mの高湿な森林地帯の植生を模したテラリウム内で収容されます。ケージ上部には保温のため紫外線を含むフルスペクトルライトを設置しSCP-XXX-JP-Bに常時光が照射されるようにします。朝晩の2回ミストスプリンクラーによる放水を行いケージ内の湿度を一定に保ちます。SCP-XXX-JP-Bが目を覚ました場合、██博士への報告とサイト周辺へのSCP-XXX-JP-Bによる影響を調査し、必要ならば地域住民へのクラスA記憶処理とWeb上にアップロードされたSCP-XXX-JP-Bに関する記録の抹消を行います。
説明: SCP-XXX-JP-Bは全長60cmのエボシカメレオン(Chamaeleo calyptratus)の雄です。SCP-XXX-JP-Bは現在必要最低限の生命維持活動のみを行う休眠状態にあり、財団がSCP-XXX-JP-Bを収容してから一切の食事と排泄を行わずに生存しています。
SCP-XXX-JP-Bの異常性はSCP-XXX-JP-Bの影響領域内で不定期に発生する光学的異常です。SCP-XXX-JP-Bには自身を基点に0〜2.5mの領域中の任意波長の光を消失させる能力があると考えられており、これにより自身を含む周囲環境の色を自由に変化させることができる異常性を有しています。以下は異常性を発現している状態のSCP-XXX-JP-Bの観察記録抜粋です。
観察記録: SCP-XXX-JP-B影響領域内の変化について
記録者: ████研究員日時: 20██/██/██/14:35
推定領域: 約2m
外見上の変化: 影響領域内が周囲の景色と同様の色相を示す迷彩柄に変化
補遺/コメント: 周囲の景色ごと色彩を変化させ擬態する。これでは目を凝らしても発見できないはずだ。日時: 20██/██/██/18:40
推定領域: 約1.3m
外見上の変化: 影響領域内が黒く塗りつぶされたように変化
補遺/コメント: SCP-XXX-JP-Bが影響領域内の可視光全てを消失させた結果だと思われる。自分の視界にぽっかり穴が空いたようだ。日時: 20██/██/██/10:23
推定領域: 約2.2m
外見上の変化: 影響領域内の物体が虹色に変化し、常に色を変化させた。
補遺/コメント: SCP-XXX-JP-Bが連続的に色を変化させられることが発見された。しかしこれはずっと見ていると気分が悪くなるな。記録を中断する。日時: 20██/██/██/07:38
推定領域: 約0.7m
外見上の変化: なし
補遺/コメント: 測定によりSCP-XXX-JP-B周囲の紫外線が消失していることが確認された。SCP-XXX-JP-Bが可視光スペクトル以外の光を消失させることができる可能性が示唆された。もしかすると赤外線や電磁波、放射線などもSCP-XXX-JP-Bは消失させられるかもしれない。日時: 20██/██/██/19:36
推定領域: 約1.2m
外見上の変化: 影響領域内が燃え盛る炎の映像に変化。
補遺/コメント: 野生動物は本能的に炎を忌避するというが、擬態としてここまで効果的なものもないだろう。日時: 20██/██/██/12:05
推定領域: 推定不可能
外見上の変化: 記録中断
補遺/コメント: SCP-XXX-JP-Bが目を覚まし、インシデント-2186-JP-1が発生。記録を中断。補遺1: 財団がSCP-XXX-JP-Bを収容してから、過去に██回SCP-XXX-JP-Bの覚醒が確認されています。
補遺2: 以下は20██/██/██に発生したインシデント-XXX-JP-B-1の詳細です。閲覧にはセキュリティクリアランスレベル4以上の権限が必要です。
-
- _
20██/██/██/12:05にSCP-XXX-JP-Bが目を覚まし、一時的に活動状態になりました。SCP-XXX-JP-Bが再び休眠状態に入るまでの30秒間、サイト-81██を中心に半径20km圏内で大規模な電波障害と可視光スペクトルの一部が消失する現象が発生しました。財団は地域住民へのクラスA記憶処理を行い事態は鎮静化されました。インシデント後SCP-XXX-JP-Bに変化は見受けられませんでした。
また特筆すべき事項として当該インシデントと同時間帯に財団が所有する周回軌道衛星が強いγ線を観測しました。複数の天体望遠鏡による調査の結果、太陽系から比較的近い場所で、超新星爆発と思われる痕跡が確認され、その際に発生したγ線バーストが地球に到達したものと考えられました。しかし地表及び成層圏でのγ線は観測されず、また多量のγ線によるオゾン層の崩壊も発生していないことからγ線が外気圏付近で不可解な消滅を起こしたと結論づけられました。またこの時超新星爆発を起こした星は、太陽系から比較的近い星であるのにも関わらず今まで未確認であり、この超新星爆発が発生するまで世界中のどの観測機関にも確認されていませんでした。
インシデント-XXX-JP-B-1によって、SCP-XXX-JP-Bが覚醒した場合にその影響領域を地球規模に拡大可能であることが示唆され、最悪の場合地球規模の電波障害が発生する恐れが想定されることとなりました。またSCP-XXX-JP-B覚醒のトリガーを解明するために現在インシデント-XXX-JP-Bと未確認の恒星の関連性について調査が進められています。
-
- _
天体望遠鏡によって撮影されたSCP-XXX-JP-C
アイテム番号: SCP-XXX-JP-C
再定義前オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 存在しません。SCP-XXX-JP-Cの収容は現時点で技術的に不可能であり、財団の活動はSCP-XXX-JP-Cの存在を民間人から秘匿することに注力されます。職員はSCP-XXX-JP-Cに関する記録の検閲及び削除を行って下さい。
説明: SCP-XXX-JP-Cは現在、██座星雲付近に存在する全長約0.5パーセクの異常存在です。その巨大な体積にも関わらずSCP-XXX-JP-Cの質量はほぼ0であると考えられており、SCP-XXX-JP-Cの移動によって周囲の天体の軌道に影響を与えることはありません。またSCP-XXX-JP-Cは未知の推進力によって宇宙空間内を不規則に彷徨っており、その巨大な体積と不規則な行動から現時点で収容方法は確立されていません。
SCP-XXX-JP-Cは不規則に周囲の恒星を”捕食”することが知られており、SCP-XXX-JP-Cに捕食された恒星は、その星の寿命に関わらず即座に超新星爆発を起こして死滅します。またこの捕食イベントに際し、SCP-XXX-JP-Cは現実改変を行い、「捕食した星がもともと存在しなかった」ように現実を改変することが財団の調査によって判明しています。この現実改変能力により、SCP-XXX-JP-Cによる恒星の捕食を観測することは非常に困難です。
補遺1: SCP-XXX-JP-Cによる捕食活動と、SCP-XXX-JP-Bの覚醒の周期が一致することから、SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Cによる恒星の捕食を何らかの方法で察知し、地球にγ線が到達する際はそれを打ち消していることが判明しました。担当職員はSCP-XXX-JP-Cによる恒星の捕食を確認するために、SCP-XXX-JP-Bが目を覚ました場合は██博士に報告して下さい。現在SCP-XXX-JP-BのオブジェクトクラスをThaumielに再定義する議案についてO5評議会で検討予定です。
補遺2: SCP-XXX-JP-Aは SCP-XXX-JP-Cと同程度の高いヒューム値を有することから、SCP-XXX-JP-Cの現実改変に対して改変耐性を持つことが確認されました。これにより、これまでSCP-XXX-JP-Aによる自己改変と思われていた現象は、SCP-XXX-JP-Cによる現実改変の影響をSCP-XXX-JP-Aが受けていないことによるものであると判明しました。またSCP-XXX-JP-Cによる捕食活動と、SCP-XXX-JP-Aの"改変"の周期が一致することや、SCP-XXX-JP-Aに登場する未知の恒星が存在するであろう場所で、SCP-XXX-JP-Cによって引き起こされた超新星爆発の痕跡が認められることから、SCP-XXX-JP-Cによって恒星が捕食された際に、それが過去に星座の構成要素として知られる星であれば、それらが”未知”の星座としてSCP-XXX-JP-A上に記載されることが判明しました。担当職員はSCP-XXX-JP-Cによる恒星の捕食を確認するために、SCP-XXX-JP-Aの監視を行い、改変箇所を██博士に逐一報告して下さい。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6685719 (29 Jul 2020 04:57)
批評の様なもの
ナンバーは例えばSCP-001-JPからわかる様に最低三桁表記です。
オブジェクト記事は別々のナンバーでない限り違うページを別々に使うことはできません、ページ遷移を使いましょう
以下の物をコピー&ペーストしてください
SCP-XXX-JP-A/B/Cのページは批評状態にない為、内容については一応批評は致しません。
総評
現状DVです。まず複数のページへアクセスする手間が面倒であり、本命を読み解く事がむずかかしく感じました。それぞれの記事は折りたたんでおいて一つのページにおいておくだけで良いと思います。また、どういう関連性があるのかなど報告書ですのでちゃんとこの部分に明記しといた方が良いかと
簡易的例
アイテム番号: SCP-XXX-JP
通達: これまでSCP-XXX-JP、SCP-██-JP、SCP-██-JPとしてナンバリングされていたオブジェクトは、その関連性が認められ、SCP-XXX-JP群(それぞれ、SCP-XXX-JP-A、SCP-XXX-JP-B、SCP-XXX-JP-C)として再定義されました。以下より各オブジェクトの特別収容プロトコルが確認できます。
以下の点を修正いたしました。
引き続きご批評のほどよろしくお願い致します。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
Technical Moderator of SCP-JP