continue?

このページの批評は終了しました。

評価: 0+x
blank.png

ハロー、ハロー、ハロー!……ああ良かった、目覚めたのね。

あなた、自分がどうなったか覚えてる?……ええ、そう。あなたは収容違反に巻き込まれて亡くなってしまった、気の毒だけれど。けれどそれはもう起こってしまった事だから、あなたは先に進む必要がある。

……いいえ、ここは天国じゃない。でもあなたが望むなら、このまま天国に行く事も出来る。ただ今私があなたと話してるのは、他の道があるって事をあなたに伝えるため。

……私が誰かって?そう……そうね。それは後で教えてあげる事にするわ。

あなたには2つの選択肢がある。

SCP-2694-JP

93ECE559-12B4-422A-98A1-26E907A18429.jpeg

不安定状態の意識体。

アイテム番号: SCP-2694-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-2694-JPを利用した死亡職員の再雇用は、原則的に夢界学部門出身者等夢界での活動適正が期待される人物に限定されます。

再雇用対象者の限定性に伴う非対象職員の不満を回避するため、SCP-2694-JPの存在は原則的に夢界においてのみ共有されます。

説明: SCP-2694-JPは、ファウンデーション・コレクティブにより開発された、対象とする意識体に限定的な誘引性を付与する異常機構です。現在SCP-2694-JPは主に、現実において死亡した財団職員の夢界における再雇用プロセスに利用されています。

上記プロセスのような他意識との融合による純性オネイロイの生成は、主導権を獲得する意識体を作為的に選択する事が不可能です。そのため、確実に特定の意識体を純性オネイロイへと変質させるには、同一のオリジンをベースとした意識体同士を融合させる事が必要となります。これに合致する意識体とは即ち、「他者の意識下において生成された、意識体の元となった人物のイメージ」を意味します。

SCP-2694-JPの作用下に置かれた意識体は、自身の元となった人物をベースとした意識体に対する強力な誘引性を獲得します。誘因性による影響を受けた意識体は、自発的にSCP-2694-JPの作用下に置かれた意識体の元まで移動し、融合・吸収を行います。当該プロセスの反復により、SCP-2694-JPの稼働から約3日程度で対象の意識体は十分な実在性を獲得、純性オネイロイへの変質を行います。

上記プロセスの副次的影響として、吸収対象となる意識体が元々存在していた意識下より消失する事から、SCP-2694-JPの作用下に置かれた意識体の元となった人物に関する記憶は、ほぼ全ての関係者の意識下において著しく希薄化されます。当該事象は希薄化の対象に対し若干の混乱を誘発するものの、物理的なデータには影響を及ぼさない事から致命的なデメリットであるとはみなされていません。

SCP-2694-JPによる誘引システムは、意識体のコアとして定義されるエネルギー体の性質が、元となったオリジンに由来する事を利用しています。SCP-2694-JPは誘引性付与の前段階において、作用下に置いた意識体に対し以下のような解析を実行します。

1.対象のコアよりサンプルとして一部分を採取し、それに対し指標となる複数の抽象性概念を注入、反応性の差異より大まかな肉体のパーソナリティを推測する。

2.推測したパーソナリティを元に、対象の深層意識に対しタイプBトルポーン型枠を用いた概念的限定を施す。この際深層意識に対する損傷のリスクを最小限に抑えるため、事前に

……そう、今のあなたはこの意識体の状態。あなたはこのまま他の意識の中に溶ける事も出来るし、オネイロイになって私たちと共に働く事も出来る。強要するつもりはないわ、これはあなたが決める事。

……後悔していないかと言われると、正直わからない。今の仕事にやりがいは感じてるし、生活にも不満はないの。ただ時々……昔の事を思い出して、その度にそれを打ち壊した自分を嫌いになる。

あなたは私を覚えていなかったけれど、私はあなたの事をよく覚えてる。私の名前はリサ・クローデン。聞き覚えない?……そうよね。謝らなくて良いのよ、これは私が選んだ事だから。私は6年前まで、あなたと同じ研究室に居た。いつもそりが合った訳じゃないけれど、同僚として仲良くやっていたわ。

今はもう、私の思い出は私の中にしか存在しない。私は死んだ後もこうして生きる事を選んだけれど、そのために昔の私を殺したの。昔の私と今の私が一緒だと保証してくれる人は、誰もいなくなってしまった。

……それでも私が絶望していないのは、私にまだやれる事があるから。みんなに惜しまれながらそのまま死んでいた私よりも、忘れられても世界のために尽くしてる私の方が英雄だと胸を張れるから。後悔しているか分からないと言ったけれど、少なくとも今さら戻りたいなんて思った事はない。

繰り返すけれど、これはあなたが決める事。あなたがこのまま消える道を選んでも、誰もあなたを責める事はないと約束するわ。……けれど、もしあなたがまだ働きたいと望むならば、あなたの物語はまだ終わってない。生きてた頃の自分を失ったとしても、この先であなたが成し遂げる事はきっとそれに劣らないと思う。



……意識固定の状態が揺らいでる、そろそろ時間みたいね。どちらであっても、選んだ道に自信を持つと約束して。あなたの人生なんだから、それをどうしようとそこに間違いはないのよ。

さあ、答えて。皆の記憶に残ったまま死ぬか、忘れられてもまだ自分に出来ることをするか。

あなたはどちらを選ぶの?




















    • _


    コメント投稿フォームへ

    新たなコメントを追加

    批評コメントTopへ

ERROR

The taneyama's portal does not exist.


エラー: taneyamaのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6676539 ( 25 Jul 2020 14:23 )
layoutsupporter.png
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License