感謝(ある種の仕返し)

現在このページの批評は中断しています。

SCP-XXXX-JP実例

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの出現を予測、防止する事は不可能です。発生が確認された場合、SCP-XXXX-JP-Aには記憶処理を実施して下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは対象となる個人(以下、SCP-XXXX-JP-Aと呼称)の付近に出現する、ホールケーキと手書きと推測される手紙です。SCP-XXXX-JP-Aに共通する特徴として、過去に私怨による殺害¹ の経験があります。手紙の筆跡は、SCP-XXXX-JP-Aにより殺害された人物と一致します。手紙には全ての実例においてSCP-XXXX-JP-Aの境遇を哀れんでおり、ホールケーキは自身の幸福のお裾分けであるとの旨が記載されています。

多くのSCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPの出現を受けて激しい興奮状態に陥りますが、これは精神影響に依るものではなく非異常性の情動反応であると推測されています。SCP-XXXX-JP-Aに対し実施されたインタビューでは、80%以上のSCP-XXXX-JP-AがSCP-XXXX-JPの後、過去の殺害についての後悔を抱いた旨を報告しました。

付与予定タグ: scp jp Keter 死の終焉 外部エントロピー

tag1 tag2 tag3 …..

---

ページ情報

執筆者: taneyama

文字数: 875

リビジョン数: 22

批評コメント: 4

最終更新: 17 Jan 2021 23:06

最終コメント: 17 Jan 2021 23:05 by taneyama

---

• • _
  批評コメント批評コメント

  
  コメント投稿フォームへ

  WagnasCousin 17 Jan 2021 14:16

  タグだけでは正直読み飛ばす人が多いと思うので、もっと作中に読者に何かが隠されているのではと違和感を持たせる事を意識した方が良いです。

  私としては最後の後悔の部分についてもう少しだけで良いので詳しく書いた方が良いかなと思います。
  普通に考えたら殺人犯が改心するのは罪悪感などからだと思うので、そこで死の終焉ならではの要素をチラ見せすると読者の違和感に繋がると思います。

  taneyama 17 Jan 2021 14:39

  批評ありがとうございます。
  違和感の部分、意識して改稿してみようと思います。

  izhaya 17 Jan 2021 17:27

  現状ではDVです。

  感想

  シンプルなのは良いと思います。しかし読み終わってもいかんせん満足感が少なかったです。
  漫才で言うなら、ショートコント一つで終わってしまったような物足りなさを感じました。
  ネタが一つだけ（死の終焉では殺された方が嬉しいのか！という発見、先入観を裏切られる気付きの面白さ）であり、この気付きのタイプの面白さはフックにはなりますが物語をシメられるほど強いオチではありません。
  異常性も手紙と一緒に現れるだけであり、想像、考察の余地が少ないことが不満の原因かなと感じました。

  問題点

  感じた問題点は以下の通りです。
  ①解りづらい文章がある
  ②オチが弱い
  ③異常性があまり面白く無い

  ①解りづらい文章がある

  付近に出現する、ホールケーキと手書きと推測される手紙です。

  「と」が連続しています。「と」という助詞は「並列」の意味と「作用の結果」の意味（他にもありますが）を持っています。上記の文ではぱっと読むと「ホールケーキ」と「手書き」と「推測される」が並列のように感じてしまい、すらすらと読めない文章になっています。
  同じ助詞が違う意味で短期間の内に連続すると、文章は読みづらくなります。

  ホールケーキ、及び手書きと推測される手紙です。

  ホールケーキと手紙です。手紙については手書きのものと推測されています。

  ホールケーキと手書きのように見える手紙です。

  このように、助詞の連続を避ける方法があります。短い文章だからこそ丁寧に書いた方が良いと思います。

  ②オチが弱い
  このオブジェクトは、「死の終焉においては死ぬことは羨まれる事象である」という気付きの面白さに一点突破しているように見えますが、この気付きの面白さが現状インパクトが薄いように思います。
  シンプルなのは良いのですが、後述する異常性と絡めて何かもう一つの起伏を付ける、またはこの気付きを更に強烈にする、等の工夫が必要かと思います。

  ③異常性があまり面白く無い
  このオブジェクトはランダムな人間に送られてくるケーキとメッセージ、であり、それ以上でもそれ以下でもありません。ですが、送られてくる人間がランダムであるがゆえにKeter扱いとなっています。
  ランダム性が無ければ、異常性のレベルとしてはほぼAnomalousとしても問題ないように思えます。
  そして、最も問題なのはこの「死の終焉世界において、このケーキが存在しなくてもXXXX-Aは殺した事を後悔している」事です。ケーキによって後悔するタイミングが出来ますが、これが来なくても彼らは自分の手で殺してあげたことになる事に気付くのではないでしょうか。
  （むしろ、ケーキにメッセージがあるなら死後も何かしら意識として生き続けているという解釈が出来るので、殺人者は喜ぶかもしれない）

  改善案

  全体的に、死の終焉世界では何が幸せとなるのか、を見直した方が良いように思います。また、異常性が情動のきっかけしか担っていない為、どちらかというとTaleの方がなじむように思います。（異常性が蛇足のように思える為）
  テーマが死の終焉世界での入れ替わった死生の価値に気付かせる事だとするならば、そこに異常性は不要かもしれません。

  taneyama 17 Jan 2021 23:05

  とても詳細な批評ありがとうございます。
  自分の中で③の最後の部分が致命的と感じたため、一旦寝かせる事にしようと思います。

  批評コメントTopへ

  - hide block

ERROR

The taneyama's portal does not exist.

エラー:	taneyamaのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。

利用ガイド

1. portal:6676539 ( 25 Jul 2020 14:23 )

Footnotes

1. 自殺等、物理的な危害をSCP-XXXX-JP-A以外が与えた場合も含みます。