SCP 愛情。焼却。銃声。

このページの批評は終了しました。

評価: 0+x
blank.png
N°: 2288-JP
LEVEL5
収容クラス:
keter
副次クラス:
撹乱クラス:
amida
リスククラス:
critical

13687709764_beb25e794f_h.jpg

SCP-2288-JP。


特別収容プロトコル

現在のところ、SCP-2288-JPに対する如何なる収容の為の手段も通用しておらず、その危険性から新たな確保作戦は凍結されています。
しかしながら財団とSCP-2288-JPの利害関係の一致により、SCP-2288-JPは実質的な自己収容状態にあると看做されています。
当該関係を維持する為、SCP-2288-JPに対する措置は現状の監視のみに留められます。

説明

SCP-2288-JPは、荒垣 総二郎、佳奈子、鈴蘭、奏斗の4人家族の総称を指します。
それぞれの人物がそれぞれの異常な能力を有しています。内容は以下の通りです:

%E5%AE%B6%E6%97%8F.png

左から順に、SCP-2288-JP-A1、A2、A3、A4。

A1は荒垣 総二郎あらがき そうじろうと戸籍登録されている35歳男性であり、クラスVIII現実改変者です。当該能力は局所的であり、不明な要因によって物体/生物の操作のみに制限されています。
操作範囲は視野が届く限りであり、その範囲までなら3次元的な操作が可能です。また自身の視野に収まらない物体は操作出来ないようですが、操作出来る物体の数に制限はありません。


A2は荒垣 佳奈子あらがき かなこと戸籍登録されている32歳女性であり、クラスX認識改変能力および確度II読心能力1を有しています。認識改変能力は非常に強力かつ正確であり、財団が把握している中でも非常に高い能力を有する認識改変者の1人です。
読心能力の精度も高く、複数の人物の心理状態や思考を瞬時に把握する事が可能であると考えられます。また深層心理に関しても数十秒あればそのほとんどを理解する事が可能なようです。


A3は荒垣 鈴蘭あらがき れいらと戸籍登録されている12歳女児であり、クラスV肉体操作能力とクラスI記憶改変能力を有しています。肉体操作は所謂"憑依"など他者の肉体の乗っ取りに近いものであり、視界に入った1人の肉体を乗っ取る事が可能です。特筆すべき事に、相手の肉体を操作しながら自分の肉体を操作する事も可能です。
また、A3が対象の肉体を操作している最中、対象の意識や感覚は存在したままです。
記憶改変能力は小規模であるため、A3はこの能力を主に対象の記憶の局所的な抹消にのみ使用しています。記憶抹消の強度は、クラスA記憶処理にやや劣る程度です。


A4は荒垣 奏斗あらがき かなとと戸籍登録されている5歳男児であり、自身の感情を不特定多数の相手に伝達するミーム拡散性を有しています。当該ミームはA4を直接視認するだけでなく、テレビなどの媒体を通して視認した場合でも伝達されます。
本来であれば、A4も当該ミームの操作が可能であるが、操作が出来ていないのはA4が自身の異常能力を完全に操作できるだけの知性などを有していないことが原因であるとA1は主張しています。


A1は当該能力を利用する事でA4を突然吹き飛ばす、物体を操作してA4の身体にぶつけるなどしてA4に怪我を負わせたりし、その様子をビデオに収めます。そしてその動画を"偶然捉えた超常現象"と称し、テレビ局などに提供しています。その中でA4は専ら"不明な超常現象の被害者"として紹介されて拡散され、それを利用してA1、A2はA4の治療費の寄付を募るなどの行為を行っています。
また、一連の活動の正確な開始日時は不明ですが、少なくとも5年以上は続けられていると考えられます。A2の認識改変能力やA3の記憶改変能力により、財団はこの活動を認識する事が出来ていませんでした。

補遺1

SCP-2288-JPは当初、超常現象を捉えた映像を紹介するテレビ番組"█████"の収録現場にゲストとして出演し、その際に何らかの異常が発生していた事が観客席で潜入調査していた財団エージェントにより発見されました。以下は当該番組の内容と財団が後に確認できた異常現象の抜粋です。

補遺2

以下はA1、A2が要求したリストの抜粋です。

親愛なるSCP財団へ


本来なら然るべき用紙で、然るべき文体で書くのが筋ではあるが、今回は手短に書かせて貰う。要求は:
  • 我々への監視を含む全ての干渉の停止。
  • 我々の活動への関与の禁止。

以上の2点のみである。以上2点を守るならば、我々は財団に関して如何なる干渉もせず、また口外する事も無い事を約束する。

このリストが貴方達の元に届いて7日後、我々はサイト-8177を訪れる。要求を呑むか退けるかはその時に聞くが、回答次第では、サイト-8177及び職員の身の安全は保障しない。
また、上記に示した要求の変更や譲歩をするつもりはない。さらに、5日以内に我々に何らかの干渉をした場合、即座に財団に関する情報を全国に流布する。

もし要求を退けた場合、その時は最高級のおもてなしで出迎えてくれる事を期待している。我々も、それに対して全力で応えよう。


これらのリストについて日本支部理事会は対応方針を決めるための投票を行いました。

提言

SCP-2288-JPからの要求を退け、7日後にサイト-8177を訪れた際に収容作戦を実行する。

結果

棄権
獅子
若山
千鳥
鳳琳
稲妻


結果
承認

補遺3

日本支部理事会の投票に基づいて収容作戦が立案され、サイト-8177は以下に示す計画書通りに人員の動員、異常兵器の配置が行われました。

収容計画書 2288-JP

TOP SECRET


概要: SCP-2288-JPの異常性はそれぞれ以下のように要約される。
ITEM No. 異常性
2288-JP-A1 物体操作能力
2288-JP-A2 認識改変/読心能力
2288-JP-A3 不明
2288-JP-A4 感情伝達能力

過去のテレビ出演記録などの調査によると、A1の能力は現実改変に起因していると予測される。そのため、当該能力の使用を防ぐために相当数のSRAでサイト-8177を覆う。

A2の能力を防ぐため、対話は自律ロボットが行う。作戦中、サイト-8177の研究員などの非戦闘員やアノマリーは近隣のサイト-8190に移送する。機動部隊などの戦闘員はいつでも出動できるようにサイト-8177の数か所に分かれて待機させておき、敷地内の複数個所に戦車などの戦術兵器を待機させておく。サイト-8177、サイト-8190のエージェントは緊急時に出動できるようにサイト-8177で待機させておく。
また、SCP-2288-JPが訪れた際には15×15×5mの高レベル人型実体収容チャンバー#08に誘導する。チャンバー周囲はSRAの設置数を増やしておく。

サイト-8177が壊滅した時等を考慮し、SRAなど、異常物品の機能管理はサイト-8190に一任する。サイト-8177での戦闘が想定されるため、敷地内に複数の反ミーム隠蔽装置を設置し、戦闘が一般社会に露見するのを防ぐ。



補遺4

本来であればA1が能力を使用できないようにSRAが機能し、サイト-8190で管理されていたはずでしたが、園田管理官とSCP-2288-JPの対話中、突如機能を停止した事が判明しました。これについて調査を行ったところ、サイト-8190に避難していたAgt.赤崎が突然周囲の職員を殺害し、SRA管理区画に侵入して管理のための機器の破壊、職員の殺害を行っていた事が判明しました。
以下はAgt.赤崎に行ったインタビュー記録の抜粋です。

補遺5

SCP-2288-JPはサイト-8177を崩壊させた後、以下の声明が書かれたメールを日本支部理事"獅子"に送付しました。

SCP財団へ


再度要求させていただく。
  • 我々への干渉の停止。
  • 我々の活動への関与の禁止。

たったこの2つである。もし再度要求を退けるというのならば、我々が次にとる行動は分かっているだろう。だが分かってほしいのは、「我々は財団と戦争を行いたくはない」という事だ。
今回の一件、そちらも不自然に思わなかっただろうか。「なぜ財団は我々に対し、物理的な手段のみで対抗しようとしたのか?」と。「なぜ奇蹟論や異常兵器などの方法を使わなかったのか?」と。
答えよう。これも、A2の認識操作能力の効果である。A2はある条件さえ満たせば、個人の認識をほとんど自由に操る事が出来る。条件は教えるつもりはないが、ともかく、財団には杜撰な確保作戦を実行させるように認識を改変させた。「SCP-2288-JPは口だけの、本当は弱い能力者である」と。条件をそろえるためにA3には暗躍させた。

また、我々が容易にヴェールを瓦解させて財団の存在を明るみに出させることが出来るほどの異常能力者であることは承知したはずだ。しかし、何度も言うように我々は余計な事をされない限り、財団の存在を公表する事は無い。どうか特例的に我々を見逃してくれないだろうか。

また、要求を承認していただけるよう、あなた方がSCP-2288-JP-A3と呼称する存在…鈴蘭の異常性について追記しておく。A3の異常性は:

  • 視認した相手の肉体に乗り移り、操作する能力。
  • 記憶を改変する能力(これはあまり強くはない)。

A3にはこれまで、財団が我々の活動を記録したり、報告書にしようとする職員の肉体に乗り移って、記録を抹消させたりするよう暗躍させた。そしてその職員の記憶を抹消することで、今日まで我々の存在があなた方に露見する事は無かったという訳だ。

肉体に乗り移るだけなら、乗り移られた側はそれに気付く事は無い。操られて始めてそれに気付く。

以上で全てだ。良き返事を願っている。

  • ██ ██
  • ██ ███
  • █ █
  • ██ ██
  • ████・███
  • █ ██
  • ███ ██3

何もかも知っているからな。


要求に筆記されている内容について調査したところ、サイトの主要人物や日本支部理事会など、指導者格のほぼ全員がSCP-2288-JPを「然したる脅威でない」と見做しており、理事会の投票の段階から当該影響を受けていた事が判明しました。

当該要求に対し、日本支部理事会は再度投票を行いました。

提言

SCP-2288-JPからの要求を承認する。

結果

棄権
獅子
若山
千鳥
鳳琳
稲妻


結果
承認

財団はSCP-2288-JPに要求を承認する旨のメールを送ると、SCP-2288-JPは財団に感謝する旨の返信を行いました。

補遺6

財団は反ミーム防護などの対策を講じ、SCP-2288-JPの住所を突き止めました。また、要求には反しますが、SCP-2288-JPが外出中に家の中に侵入し、反ミーム加工が施された小型カメラを数か所に設置して監視を開始しました。以下は得られた記録の抜粋です。

追記 > 20██/12/05

SCP-2288-JP-A2は現在妊娠しています。家族全員が何らかの異常性を有している事から、生まれる子供にも何らかの異常性が発現するものと思われるため、出産予定の日時は警戒を強める予定です。

追記2 > 20██/10/12

A5.jpg

SCP-2288-JP-A5。

A2が出産しました。性別は男であり、荒垣 凛太郎あらがき りんたろうと命名されています。財団は暫定的に当該人物をSCP-2288-JP-A5とナンバリングしていますが、現在のところ特筆すべき異常性は確認されていません。
















tag1 tag2 tag3 …..



ページ情報

執筆者: ponhiro
文字数: 26753
リビジョン数: 99
批評コメント: 13

最終更新: 21 Feb 2021 12:09
最終コメント: 21 Feb 2021 10:54 by ponhiro

    • _


    コメント投稿フォームへ

    新たなコメントを追加

    批評コメントTopへ

ERROR

The ponhiro's portal does not exist.


エラー: ponhiroのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6637840 ( 11 Jul 2020 10:56 )
layoutsupporter.png
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License