クレジット
タイトル: SCP-3601-JP - 深罪、遠天より
著者:
ponhiro
作成年: 2023
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アイテム番号: SCP-3601-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-3601-JPはサイト-8190の生物収容室に収容され、専用の鳥類保護マニュアルに従い生育されます。保護のため、床面はクッション性のあるマットで構成されます。
説明: SCP-3601-JPは逆向きの重力に従って離着陸や生活、飛行を行っている鳥です。ズグロムクドリ(Sturnia pagodarum)に似た外見を持ちますが、身体の天地は真逆になっています。
このため、SCP-3601-JPは一般的な鳥類のように上空を飛行することが出来ません。なお、その特性ゆえか、頭部を地面に衝突させながら飛行する様子が確認されています。なお特筆すべき点として、頭部が地面に衝突しないよう飛行する個体は少なく、大多数はむしろ飛行しながら積極的に繰り返し頭部を地面に衝突させています。
この習性が何に起因するかは判明していないものの、多くの個体は頻繁に頭部を地面に衝突させることで頭部に傷を負い、場合によっては脳機能障害を患います。これによりSCP-3601-JPは短命である場合が多く、例えば地面をクッション性のある物体で覆うなどの介入が無い限り数日~数か月で死に至ります。
SCP-3601-JPの腹部には、古代言語で構成された単語が刻印されています。単語の意味は不明であるものの、この刻印はクラスΣギリシア神話系統呪文であり、SCP-3601-JPが逆向きの重力に従うことを強制させる効果があると判明しています。なお、この効果はSCP-3601-JPが死亡すると解除されるようで、死亡した個体は正常な重力に従って地面に落下します。
補遺(実験1): 先述のように、大多数のSCP-3601-JP個体は飛行時に積極的に頭部を地面へと衝突させますが、当時の実験担当者である川崎博士がこの行動原理を「どこかへと向かおうとしているのではないか」と推測しました。これを検証するため、別件により財団が買収している深度2,000mの洞窟に1体のSCP-3601-JPが放たれました。
その結果、該当個体が最深部まで持続して飛行し、岩盤に繰り返し頭部を衝突させる様子が確認されました。これは上記の推論に新たな視座を与える結果ではなかったものの、SCP-3601-JPが異常なほど持続的に飛行可能であり、なおかつ酸素の薄い過酷な環境でも飛行できるという特性を明らかにさせました。
補遺(実験2): SCP-3601-JPを逆向きの重力に従わせる腹部の刻印がクラスΣギリシア神話系統呪文であるという事実から、魔術に精通する部門の職員が、そのうち1体の刻印解除を試みました。その結果、儀式により該当個体の刻印解除に成功しました(以下、3601-JP-Ω)。
3601-JP-Ωは正常な鳥類と同じように飛行できるようになったものの、他の個体が地面に頭部を衝突させるのと同様に、天井に向かって飛行して頭部を衝突させるようになりました。これを見た川崎博士は、適切な監視のもとで3601-JP-Ωを外に放ち、どれほどの高度まで飛行できるか検証しようとしました。
その結果、3601-JP-Ωは上空8,000mまで問題なく飛行しましたが、晴天であったにも拘らず不明な位置から雷が発生し、3601-JP-Ωを直撃しました。それと同時に、外に立っていた川崎博士の腹部が突然かつ瞬間的に発光し、逆向きの重力に従って上空へと落下し始めました。発光による眩惑のため、周囲の職員はこれに対応できませんでした。3601-JP-Ωおよび川崎博士は、捜索の試みにも拘らず現在も発見されていません。
なお特筆すべき点として、川崎博士の周囲にいた職員は、いずれも発光の瞬間に罰(ποινή)という幻聴を経験しました。
補遺3(神話的見地): SCP-3601-JPについて神話・民俗学部門に調査させたところ、その正体について有益な情報が提供されました。以下にこれを抜粋します。
神話的見地から言えば、SCP-3601-JPはシュアヴェルフィス(Schaerwerfis)の名で知られる神鳥であったと推測されます。歴史文献によればシュアヴェルフィスはギリシア神話で言う遥か上空の「天界」を飛ぶ鳥であり、神々に仕える伝書使としての役割を持つ存在として知られていました。
しかし文献に僅かながら記載がある通り、SCP-3601-JPは何らかの神罪を犯したと考えられており、それゆえに先述したようなクラスΣギリシア神話系統呪文によりその飛行力が適切に発揮されないようにされたと推測されます。
SCP-3601-JPが逆向きに飛行させられている理由については、その飛行力によって天界に辿り着かせないようにするという意図に加え、仮に飛行したとしても地に進むことにより天界の逆、すなわち地獄にしか到達できないようにするという意図があったと考えられます。
SCP-3601-JPがどのような神罪を犯したのかについては、未だ判明していません。
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利用ガイド
拝読致しました。
リビジョン6時点での批評です。
その鳥たち全体が天から逃げている様にも感じ、非常に不気味さを感じる良い記事でした。
しかし川崎博士が何故天へと落ちたのかがちょっと不気味感のあるシーンだったと共に疑問が出来ました。直接的な刻印の解除を行った職員ではなく間接的に指示を行っていただけの川崎博士が落ちたのかな……となり、指示したからか、天へ罪人を返す様な真似をしたから?とも思いましたが直接的に返したのは他の職員がやっててもおかしくないなと……何故川崎博士が選ばれたのかという疑問で終わってしまいました。
記事作成頑張ってください。
ありがとうございます。確かになんで川崎博士が選ばれたのかという点を考えるとうーん?って感じになる危険性がありましたね。刻印解除に関わった職員も逆方落下させることにしました。
ご意見ありがとうございました。
追記: やはり川崎博士だけが選ばれたという点を強く押し出すため、霧島研究員についての描写は無くしました。引き続き意見を募集します。
水や餌は平常通り設置しておけば良いとして(彼らは飛びながら餌や水を摂取するので非異常の鳥と比べて大変そうではありますが)、排泄物はどうなるんでしょうかね?天井にどんどん蓄積していくんでしょうか?それとも死骸と同様に正常の重力に従って床に落ちるんでしょうか?
この定義文では前後方向が逆である可能性を潰せません。トピックセンテンスたる第1文で読者を困惑させるのは事実を伝達する報告書としての意義を果たせていないので、この時点で上下方向(背腹方向)が逆であることを明記すべきです。
写真の鳥類種はおそらくズグロムクドリ(Sturnia pagodarum)であり、ムクドリとは属レベルで異なるタクソンです。
主語が分かりにくくなっています。「SCP-XXXX-JPは自身が一般的な~有することは認識していないようで」とすると、誰が認識していないのか分かりやすいかと思います。
また、この記述を踏まえると、地表で頭をぶつける彼らは高く飛んで上空の神から逃れようとしているのではなく、地表に降りようとして降りられず衝突し続けているということになりますかね。逆に空を飛ぼうと思うと自由落下でぐんぐん上に落ちていけるので楽そうですね……(8000m以上まで上昇していくと殺されちゃいそうですが)。
もしも
Kajikimaguroさんが仰るように「天から逃げている様」として表現したい場合は、むしろ彼らは特性を認識しているとした方が良いかもしれません。
上記の誤同定が修正された前提で、NV~消極的UVかなと思いました。最初は逆方向の重力の系の中に生息する生物という良い意味でSCP-6002にも近い不可思議な感覚を感じられましたが、こうしたものを安易かつ単純に説明づけることができてしまう呪文や神話や罰の概念が登場したことでその感覚が薄れ、自分の好みからは外れました。この導入であれば、大気上空に潜む未確認の捕食動物や病原体といった、神あるいはそれに類する気配を感じさせない者の存在をこの鳥類の飛行行動のドライビングフォースとする方が親和性が高いように感じます。
とはいえ、これは執筆にあたっての当初のコンセプトから逸脱するものではあると思います。天然の因子だけに頼った場合、逆向きの重力なるものがSCP-XXXX-JP以外の事物に作用しないことの理由付けが難しそうであることも考えられると思います(異常存在だから、で突っぱねることもできるとは思いますが)。神や呪文の存在を仮定すれば、刻印の無い存在に干渉しない第5の力的な何かとして「逆向きの重力」を生み出すことは可能でしょうから、ある種合理的な理由付けができているとも言えるでしょう。神的な何かが設定した罰のため高く地上へと飛来してきていた鳥類を描くことで、その背後に実在するより強大な存在を間接的に示す、という試みは成功しているように思います。
批評ありがとうございます。生物学的な興味深さは意図しましたが、それが神学からのアプローチにより薄れてしまったことはかなり参考になります。
とはいえこれはある程度しょうがない部分でもあるため、補遺3で思い切り神学的要素を追加いたしました。これは内容を分かり易くすることを意図しています。
引き続き意見を募集します。
「なお」が続いてるのでどちらかを消すべきです。
内容としましてはNV~UV辺りです。
この様なバックストーリーを掘り下げていくタイプの記事は最後まで明らかにするのが主であり、この記事は「いやそこ教えて!?」という風になりました。どの様な罪を犯したのかを他の神との交信なり何なりで明らかにするのがベストと思います。(この場合、ショートコン参加は難しいです。)
ちなみに、ギリシャ神話においては地獄は存在せず、代わりに「タルタロス(奈落)」が存在します。これ自体が神です。
ご意見をありがとうございます。地獄関連の指摘については後ほど修正させて頂きます。
引き続き意見を募集します。
追記: 奈落を地獄と同一視する見方もあるようなので、その字義からも、「地獄」表記のままにする事としました。