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アイテム番号: SCP-3102-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 発見・回収され次第、SCP-3102-JPは分解された状態で爆発物保管庫に収容されます。
説明: SCP-3102-JPは、世界各地に埋没している一種の爆弾兵器です。その異常性は、ネガティブな精神影響体験をヒトに与える点にあります。SCP-3102-JPを直接的/間接的に視認した人は、その兵器に対する恐怖・不安情動を引き起こされます。影響者はその恐怖を具体的に説明する事に困難を覚えますが、その兵器が非人道的な性質を持ち、それが使用される事で生命や都市、自然、文化等が徹底的に破壊されるという確信を抱いています。しかしながらその兵器がどのように使われ、どのような被害をもたらすかについて影響者にイメージを描画させる試みでは、それぞれ異なった終末のビジュアルを形成した事は特筆すべき事実です。
SCP-3102-JPの存在が判明した時、その多くは各地に埋没された状態でした。幾つか回収されたものの、大多数は未だ不発弾のまま存在していると考えられ、何らかの要因によって起爆する可能性が否定できません。起爆時にもたらされる被害が予測困難であることから、安全な検知・回収方法の開発および全兵器の回収が急務となっています。
SCP-3102-JPは"核兵器"という名称で知られていました。
なお、核兵器が非人道的な性質を持ち、それを使用することで実際に都市や自然に甚大な被害を与えられるにもかかわらず、先の第四次世界大戦では1個も使用されませんでした。使用を禁止する条約が無かったにもかかわらずどの国家組織も使用しなかった理由としては、SCP-3102-JPを視認することによる恐怖・不安情動が異常に大きかったために使用を躊躇したという点に加え、M1163-Ωメクリオ、凋兵器、ジオ伝染性現実萎凋砲など、核兵器よりも甚大な被害を与えられる兵器が各国家の主戦力となっていたことが挙げられます。
それらの兵器が核兵器よりも非人道的な性質を持っていたのかについては、核兵器の使用実例に関する記録が過去の戦争による激甚な被害により全て紛失しているため、現在も判明していません。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6637840 (11 Jul 2020 10:56)
SCP-XXXX-JPが作品の構造と演出の足を引っ張っていると感じます。
特にSCP-XXXX-JPの異常性の説明が冗長になっており本題のSCP-XXXX-JP-1の話がぼやけています。
更にSCP-XXXX-JPの説明にはクリニカルトーンに欠け財団らしさを演出できていないと思います。
私はこの作品を読み侘び寂びを感じました。
今回は私が感じた印象を元に指摘していきます。
核兵器への言説すら風化するような第4次世界大戦において核兵器を上回る兵器が出現、
そして核兵器への恐怖心自体もSCP-XXXX-JP-1の異常性だった展開から
『”つまものどもが夢の跡”に通じるようなやるせなさ、虚しさ』がテーマだと感じました。
意図されたとおりに受け取れているでしょうか?
第1、第2段落のSCP-XXXX-JPの説明はその後の物語に関わってこず蛇足だと考えます。
上記の印象は説明の第3段落以降から感じたものです。
ショートコンは文字数が少ない為、
言いたいことを1つに絞り無駄を削ぎ落すことでインパクトを与えることが大事だと考えます。
テーマと関わらないSCP-XXXX-JPの説明は本題に至るまでに時間がかかるだけでありインパクトが減ります。
更にSCP-XXXX-JP=核分裂の説明には専門性が欠けています。
私が引っかかった文節としては以下のものがあります。
”重元素原子1””多量のエネルギーを有する中性子2””破裂3””虚無4”
さらに第2段落は全体的にクリニカルトーンに欠けている嫌いがあります。
従って冒頭でSCPらしさに欠ける文章から始まると読者の読む気も失せ、世界観への没入を阻害することになると思います。
SCP-XXXX-JPは作品全体で浮いています。
そもそもSCP-XXXX-JP=核分裂に言及するのであれば原子力発電にも言及しなければ不自然です。
更にSCP-XXXX-JPの中性子発現の異常性とSCP-XXXX-JP-1のミーム汚染には関連がありません。
特別収容プロトコルにはSCP-XXXX-JP-1の収容プロトコルしか書かれておらず、
”SCP-XXXX-JP-1”と”SCP-XXXX-JP”を間違えています。
最初はSCP-XXXX-JP-1のみで書かれていたのではないですか?
以上より、第1、第2段落のSCP-XXXX-JPの説明を削りSCP-XXXX-JP-1に集中すべきだと提案します。
これ以上の指摘に関してはponhiroさんの戦略を伺ってからしたいと思います。
ponhiroさんとしては読者にどのような感情を持ってもらいたい、もしくはどのような物語を読ませたいのでしょうか。
SCP-XXXX-JPが本当に物語構造上において必要なのかというのは私にとってもやや疑問視していた点でしたので、SCP-XXXX-JPの説明を完全に排し、代わりにSCP-XXXX-JP-1として書いていたものをSCP-XXXX-JPに代替する形に改稿しました。
コンセプトについては、核兵器や核の脅威の言説の風化と考察されていらっしゃいますが、その通りです。ただでさえマクロ的で共感や関心を抱きがたい核という脅威に対する恐怖が、時代の進展とともに形だけのものとなっていき、やがては核を越える兵器が開発されて『核は使わないがそれを越える兵器が投入されていく』という状況になってしまう、という点がテーマです。その全てではなくとも、一部でも伝わっていたようなので、その点については安心しています。改めて、お読みいただきありがとうございました。
引き続き意見を募集致します。
短い説明で色々と印象付けられる所がありました。感情に訴えかけてくるかつその特殊な立ち位置(知られたものがSCPオブジェクト、普通じゃない世界観)から大衆からの総合的な評価がどうなるのかは分かりませんが、わたしはUVします。
恐怖だけが後世まで伝えられ、その具体的な中身が分からなくなるのはどこか人間性への皮肉というか、そのようなものを表していて好きです。
ご意見ありがとうございます。伝えたい事がしっかり伝わっているようで嬉しいです。