知りさえしなければ

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№: XXXX-JP
LEVEL5
収容クラス:
safe
副次クラス:
{$secondary-class}
撹乱クラス:
amida
リスククラス:
critical

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SCP-XXXX-JPを構えるサマーヘイズ博士。


特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-07の現実除外機能を有する収容ロッカーに収容されます。

SCP-XXXX-JPを用いた実験はあらゆるKクラスシナリオを発生させる可能性があるため、O5監督官2名以上の承認が必要であり、実験後は実験の影響を必ず戻す必要があります。

説明: SCP-XXXX-JPは1丁の、強い破壊耐性を有する自動拳銃です。

SCP-XXXX-JPを用いて何らかの生物を殺害した場合、殺害された人物(以下、対象)の存在は抹消され、初めから存在しなかったものとして世界が改変されます。具体的な影響は以下の通りです。

  • 対象の、存在した全ての記録の消失。
  • 対象についての、人々の記憶の消失。
  • 対象の存在に関する、全ての過去の書き換え。
  • 対象自身の抹消。

上記の影響は、適切な現実改変・過去改変・記憶改変・因果論的改変への対策なしには認識する事が出来ません。またSCP-XXXX-JPはこれらの影響から除外されているようであり、そのためSCP-XXXX-JPだけはいかなる改変が起こったとしても存在が確約されています。

SCP-XXXX-JPのグリップ部分には、回転可能なダイヤルが存在します。これはSCP-XXXX-JPを使用するたびに30°右方向へ回転し、改変が発生した事を使用者へ伝えます。また、回転したダイヤルを元の位置に ― つまり30°左方向へ回転させる事で、全ての、SCP-XXXX-JPを使用した事による改変は元の状態に戻り、改変前の現実へと戻ります。

補遺: 以下はSCP-XXXX-JPを用いた実験記録の抜粋です。

実験1

使用者: サマーヘイズ博士

対象: ヘラジカ(Alces alces)

結果: サマーヘイズ博士が対象の脳を撃ち抜いた瞬間、著しい過去改変が発生したのを観測器が記録した。その後、殺害による影響を調査したのちに、ダイヤルを元に戻す事で改変前の世界へと戻した。

観測された影響: 対象となったヘラジカが元々住んでいたメイン州では、ヘラジカの全体的な量が減少しており、それに伴って同地域の、ヘラジカの飛び出しによる交通事故の量が減少していた。

実験2

使用者: サマーヘイズ博士

対象: ハイイログマ(Ursus arctos horribilis)

結果: 実験1よりも大規模な過去改変が発生したのを観測器が記録した。影響は元に戻された。

観測された影響: 対象となったハイイログマが元々住んでいたアラスカ州では、ハイイログマが完全に絶滅していた。また、ハイイログマの代わりにヘラジカが支配種となっていた。

実験3

使用者: サマーヘイズ博士

対象: D-9090

結果: 実験2よりも大規模な過去改変が発生したのが記録された。影響は元に戻された。

観測された影響: D-9090が元々住んでいた四川省では、改変前の世界でD-9090と共に犯罪に手を染めていたシャオ・ジャルイが犯罪に手を染めておらず、難関大に主席で合格したのちに財団の研究員として雇用された事になっていた。

実験4

使用者: サマーヘイズ博士

対象: D-7766

結果: 実験03と同規模か、もしくはそれ以上の大規模な過去改変が発生したのが記録された。影響は元に戻された。

観測された影響: 元々D-7766が殺害したアクセル・シベリウスは、この世界では生きてプロスケーターとして活躍していた。またD-7766が実験前に配属されていたサイト-66は、深刻な収容違反によって周辺3kmに渡って致死性のガスが蔓延していた。

実験5

使用者: バウス研究員

対象: アンリ研究助手

結果: バウス研究員はSCP-XXXX-JPを運ぶ際、誤って発砲し、それがアンリ研究助手の首を撃ち抜いた。これにより異常性が発現し、大規模な過去改変が発生した。影響は確認された後、元に戻された。

観測された影響: アンリ研究助手はサイト-55における重要な収容プロジェクトのリーダーであった事もあり、そのプロジェクトは発案されなかった事になっていた。それがバタフライエフェクトを引き起こし、SCP-████の収容に失敗、サイト-55の半壊、イギリス、ロンドンにおける収容失敗、沢山の職員の自殺が発生していた。

実験6

使用者: サマーヘイズ博士

対象: 荒川管理官

結果: 事前に荒川管理官およびO5評議会の許可を得た上で実施。荒川管理官が死亡した瞬間、著しい過去改変が発生した。影響が確認された後、影響は元に戻された。

観測された影響: 西日本が完全に消失していた。また大西洋は不明な要因によって赤く染まっており、それに伴って財団は部分的に組織の存在を公表し、対処に当たっていた。更にアジアにあったサイトのうち20%は機能を維持できないほどの慢性的な物資不足に悩まされており、30代職員の自殺率は17%に達していた。

実験7

使用者: サマーヘイズ博士

対象: 前O5-13 (現在は本人の意向で倫理委員会に所属)

結果: 事前に前O5-13の許可を得た上で実施。大規模な影響が発生したのが観測された。影響は元に戻された。

観測された影響: 財団はヨーロッパのみで活動する規模の小さい組織となっており、異常は一般社会にとって当たり前のものとなっていた。このタイムラインにおいてGOCは国際的に活動する、異常事物による災害を鎮圧する組織として重宝されていた。逆に財団は、「人道的でない」として排斥されていた。

実験8

使用者: なし

対象: サマーヘイズ博士

結果: サマーヘイズ博士は立ち眩みによってSCP-XXXX-JPを地面に落とし、結果としてSCP-XXXX-JPは暴発した。銃弾がサマーヘイズ博士の心臓に直撃した事により博士は死亡し、過去改変が発生した。その後、影響は元に戻された。

観測された影響: 入念な調査にも拘らず、特筆するような影響はほとんど確認されなかった。唯一の特筆するような影響は、サイト-88で開催された2016~2020年のクリスマスパーティーが豪華になっていた事である。

サマーヘイズ博士はこの記録を伝えられた後、精神的に動揺していた。その後のインタビューでは、「自分の存在がこれほどまでに価値が無いはずがない」「自分は代わりの効くような存在じゃない」と混乱しながら話した。

実験9

使用者: サマーヘイズ博士

対象: サマーヘイズ博士

結果: サマーヘイズ博士はSCP-XXXX-JPを用いて自身を殺害した。影響を確認した後に、実験を監督していたバウス研究員は影響を元に戻した。

観測された影響: 実験8と同じであった。サマーヘイズ博士はこれを伝えられた後、酷くショックを受けているようだった。

実験10

使用者: バウス研究員

対象: サマーヘイズ博士

結果: サマーヘイズ博士は、バウス研究員にSCP-XXXX-JPを使用して博士を殺害するように指示した。問題なく殺害が終了した後、影響の確認が行われた。その後、影響は元に戻された。

観測された影響: 実験8と同じであった。サマーヘイズ博士はこれを伝えられた後、落胆し、部下に日々の業務を任せ、自室に戻って休んだ。バウス研究員はサマーヘイズ博士の状態を鑑み、上層部にサマーヘイズ博士のSCP-XXXX-JP割り当てを解除するように申請を行った。申請は審査中。

実験11

使用者: なし

対象: なし

結果: サマーヘイズ博士は実験10とほぼ同条件での実験を行う予定だった。しかしながらサマーヘイズ博士はSCP-XXXX-JPを数秒見た後、震え、笑いながらそれをテーブルに置き、突如自身が携帯していた自動拳銃を取り出して口の中に入れ、引き金を引いた。銃弾は脳を貫き、サマーヘイズ博士は即死した。

特筆すべき点として、サマーヘイズ博士は拳銃を取り出す前、小さな声で「こんなこと知りたくなかった」と呟いていた。



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