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SCP-XXX-JP-A1
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Anomalous Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在低危険度収容ロッカーにて保管されています。実験を行う際はレベル3職員の許可が必要です。また、SCP-XXX-JPを使用した撮影は3~5秒までを目安に行ってください。5秒を上回る撮影は現在禁止されています2。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPを専用機器に接続し、転送することでデータとして保存します。
説明: SCP-XXX-JPは、端子カバーに"ナツキ☆"の字が記された白色のデジタルカメラです。外装は███で開発されたデジタルカメラと同一の物ですが、レンズ部にヒビが生じているなどの破損が見られます。破損した影響で内部が故障しているため、連続撮影以外での撮影が不可能です。この連続撮影は1秒間に90枚の速度で記録し、連続撮影を開始して10~20秒が経過すると、撮影回数が加速度的に増加していきます。
SCP-XXX-JPは人間(以下被写体)を撮影した際に異常性が発生します。この際、記録した写真(以下SCP-XXX-JP-A)には被写体の幼少期から現在までの体験が映り、画像は様々な色で加工されます。その上、撮影を行う度にSCP-XXX-JPの破損が修復されます。これは、修復範囲は撮影を重ねる毎に拡大しますが、拡大する範囲は微小である為に完全な修復は困難です。
SCP-XXX-JP-Aの内容は被写体の散歩姿など重要性が低く、加工される色は完全にランダムです。被写体はSCP-XXX-JP-Aに写った体験を"嬉しかった"や"楽しかった"と評しますが、鮮明に記憶していることは稀です。また、被写体以外に他人の手や足と言った身体の一部が写り込む場合もあります。特筆すべき点として、SCP-XXX-JP-Aの左下には当時の日時と一致した、いわゆる撮影日時が記載されます。
SCP-XXX-JP-Aが既に記録された状態で他の被写体を撮影した際、新たに記録したSCP-XXX-JP-Aによって上書きされます。そのため、以前記録していたSCP-XXX-JP-Aは消去され、修復した箇所が撮影前の状態まで戻ります。撮影前にSCP-XXX-JPをパソコンなどの機器に接続し、SCP-XXX-JP-Aを転送することで消去しないまま新たに記録することが可能です。
補遺1: SCP-XXX-JPは、元所有者である源本夏希の家族から"娘が倒れている"との通報を受け、同行していた財団職員によって発見・回収されました。当時源本氏は、現像した大量のSCP-XXX-JP-A3を散乱させた状態で死亡していました。この時点でSCP-XXX-JPは既に故障しており、以前のデータは消去されていました。源本氏の死因は虚血性心疾患4に近い突然死であり、異常性との関係性は現在調査中です。
源本氏の関係者に事情聴取を行った結果、SCP-XXX-JPは源本氏の親から贈られたものであり、破損の原因は落下による衝突であることが判明しました。源本氏はSCP-XXX-JPを破損させたことにショックを受け、寝ずに修復しようとするほど執着していたとのことです。源本氏の親にSCP-XXX-JPを再確認させたところ、割れていたはずの端子カバーが修復していると述べました。しかし、SCP-XXX-JPの異常性までは気付いていなかったため、周辺にはカバーストーリー『孤独死』を流布しました。
補遺2: 以下は実験記録の一部抜粋です。
実験記録XXX - JP - 1
実施方法: 笠松研究員、岶代さこだ研究員、エレフ博士の3人を被写体として10秒間撮影した。
写真の内容: 幼少期から中学生までの岶代研究員が227枚記録された。
結果: 真ん中にいた岶代研究員だけが撮影出来た。また、岶代研究員以外の人物が頻繁に写っていたが、それは自身の家族や幼馴染だと説明した。
分析: 被写体が2人だった時は撮ることさえ出来なかったのに、3人であれば撮れることが分かった。おそらく、人が真ん中にいれば被写体として撮影出来ると思われる。──エレフ博士
実験記録XXX - JP - 2
実施方法: エレフ博士を被写体として、限界まで連続撮影した。
写真の内容: 家族や友人と遊んでいる光景が殆どであり、撮影枚数は2000枚記録された。
結果: 全て撮影するまで28分かかり、SCP-XXX-JP-Aは2000枚で停止した。停止後「選定中……」と言う文字が液晶画面に表示され、これ以降SCP-XXX-JPの撮影が不可能になった5。また、SCP-XXX-JP-Aは1300枚目あたりから撮影日時が現在の日時を超えていた。
分析: 新たな発見だ。もしかしたら、SCP-XXX-JPは予知能力を持っているのかもしれない。その影響かSCP-XXX-JPは使えなくなったようだ。しかし、Dクラス職員の撮影では1時間を超えても撮影が停止しなかったはずだ。何の差なのかは分からんが、この事を報告して更なる調査を行いたい。──エレフ博士
実験記録XXX - JP - 3
実施方法: 定期的に行われた動作確認で、川原研究員を被写体として3秒間撮影した。
写真の内容: 幼少期の川原研究員の食事風景が殆どであり、撮影枚数は58枚記録された。
結果: 約5ヶ月が経ち、撮影が可能になっていたことが判明した。加えて、撮影前に一部破損していた箇所が大幅に修復されていたことが分かった。
分析: レンズのヒビが完全に修復されていましたが、内部は変わらず故障したままです。しかし、何故レンズのヒビが修復されていたり、突然撮影が可能になったのかは不明です。──川原研究員
補遺3: 2020年12月16日、エレフ博士は家族との旅行中に車同士の接触事故6で死亡し、その後エレフ博士の周辺に2000枚のSCP-XXX-JP-A(以下SCP-XXX-JP-A郡)が出現しました。検死の結果、死因は事故以前に起きた源本氏と同様の突然死であり、事故の原因であることが判明しました。この事から、源本氏の死因とSCP-XXX-JPの異常性との関係性が指摘され、Safeクラスオブジェクトへの再分類が決定されました。
SCP-XXX-JP-A郡を撮影順に並べて組み合わせたところ、以下の画像が形成されました。画像にはエレフ博士の死亡日時と一致した撮影日時が左下に記載され、それは画像内にある1枚のSCP-XXX-JP-Aと酷似しています。また、このSCP-XXX-JP-Aの裏には"もう充分だよね"と言う文字が黒色で書かれていました。
SCP-XXX-JP-A郡
- portal:6593510 (25 Jun 2020 16:28)
読みました!まずは文法的な面をご提案させていただきます。
少し文章が不自然だと思ったので、「各所に破損が見られます」などの方が良いと思います。レンズにヒビが入っている事を強調したいのであれば、「レンズ部にヒビが生じているなどの破損が見られます」などが良いと思います。
「実験記録XXX-JP - 1」、もしくは「実験記録XXX-JP.1」のような形式が望ましいと思われます。
この欄なのですが、その上の実施方法が「~した。」などの形式で書かれているので、こちらも敬体ではなく、記録1を例に挙げると「幼少期から中学生までの岶代研究員が227枚記録された。」のようにした方が自然になるのではないかと思います。
個人的には、実施方法・写真の内容・結果までは常体にして、分析だけ敬体にするのが無難なのではないかと思います。
「エレフ博士を被写体として、限界まで連続撮影した。」が無難かと。
感想: よく分からない印象を受けました。特にそう感じた部分は「エレフ博士を被写体にした全データを表示させると"絵のようなものが浮かび上がった"と報告しました」という文章であり、かなりここで想像しにくさが勝ってしまった印象です(今もちょっとよく分かりません)。
またそのためか、スポイラーに辿り着くのもより難しくなってしまっていると思います。今のところ、スポイラーなしでも文章それ自体の理解にやや努力を要してしまうため、より分かり易く文章を再構成してみるべきだと思います。
内容が理解できなかった部分はほとんど補遺3以降のため、補遺3で描きたい内容と説明部を見比べて、説明部の記載が補遺3の文章を理解させるのに齟齬が生じていないかを再確認すると良いでしょう。
以上です。改稿応援しています。
補遺3以降が特に分かりにくくなっているとのことなので、もう少し分かりやすくなるように改稿していきます!また、文法の指摘もして頂いてとても助かります!ありがとうございます!
追記: 文法の修正、改稿を行いました!改稿した補遺3に合わせるため、情報の追加や修正を行いました!
追記2:少しの改稿と追加を行いました!
追記3:修正を行って、タイトルも変えました!