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異常性が発現する前のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは中危険度物品ロッカーにて保管されています。実験などで持ち運ぶ際は火器への接触が禁じられています。SCP-XXX-JPから出現した紙類は異常性の有無を確認した後、非異常性物品保管庫に保存されます。その際、必ず対象に接近しないようにします。
説明: SCP-XXX-JPは綿とポリエステル素材で構成された、赤色の首輪を付着した高さ21cmの犬のぬいぐるみです。所々茶色または黒色に変色しており、後足の左部分が大きく破損して綿が出ています。SCP-XXX-JPの異常性は火を付けることで異常性を発現します。その際、SCP-XXX-JPは火に対して異常な耐性を有します。殺人歴を持つ人間(以下対象)が着火した場合、10秒後に昏睡して自身が経験した失敗または挫折が反映された夢を経験します。特筆すべき点として、稀に同様の経歴であっても異常性が発現しない場合があります。夢の中では必ず女児の人型実体(以下SCP-XXX-JP-1)が出現します。また夢の内容はSCP-XXX-JP-1が対象の手を握っているなど、対象ごとに変化が加わっています。詳細は実験記録-XXXを参照して下さい。
対象はSCP-XXX-JP-1に対して恐怖感は無く、SCP-XXX-JP-1を好意的に捉えます。それは児童に苦手意識を持っていても同様です。対象の覚醒後、対象は総じて"晴れやかな気分"などの前向きな感情を示すようになります。対象の手にはSCP-XXX-JP-1が握っていた場所に手形の火傷跡が残り、対象が気分が落ち込むなどの負の感情を示した際に痛みが生じます。対象は特に違和感を感じておらず、痛みによって孤独感が解消されているとしています。
対象はその後、与えられた仕事を積極的に励むようになり、自立した行動を好むようになります。前述の心境の変化から問題行動が改善され、決められた規則に対して忠実に従うようになります。また以前よりも判断力と行動力が向上したことでリーダーシップ性を発揮します。しかし同時にコミュニケーション能力が著しく低下しており、最低限の会話以外を必要としなくなります。
実験記録-XXX: 以下は実験記録の一部抜粋です。
実験記録XXX - 1
対象: D-5423、面識の無い人を5人殺害
実施方法: SCP-XXX-JPを焼却させる。
結果: 夢の内容は医師国家試験の受験失敗。D-5423はSCP-XXX-JP-1に対して「やっと現れた理解者」と評しました。その後、D-5423は職員に対して協力的な態度を取るようになった。ただしコミュニケーション能力が低下し、Dクラス職員間での対人関係が希薄になっている。
実験記録XXX - 2
対象: D-3456、友人を殺害
実施方法: 夢の中のSCP-XXX-JP-1に話しかける。
結果: 異常性が発現しなかった。原因は不明。
実験記録XXX - 5
対象: D-7355、父親を殺害
実施方法: 夢の中のSCP-XXX-JP-1の手を離す。
結果: 夢の内容は認知症が発覚した父親の介護のために辞表を提出すると言うもの。SCP-XXX-JP-1は腹部を抱えるような姿勢を取っていた。SCP-XXX-JP-1の手から離れることは出来なかったが、その行動に対して睨んで来たように感じたと主張。またD-7355はSCP-XXX-JP-1に対して「守ってあげたい」と評した。
実験記録XXX - 7
対象: D-3395、妻子を殺害
実施方法: 夢の中のSCP-XXX-JP-1に質問する。
結果: 夢の内容は自己破産に起因する妻との離婚。SCP-XXX-JP-1は口を押えてよろめいていたが手は離さず、質問には殆ど無反応。しかし「元所有者の名前」の言葉に少し反応を示す。SCP-XXX-JP-1と元所有者の容姿は酷似しています。またD-3395はSCP-XXX-JP-1に対して「自分の娘に会えた気がした」と評しました。
実験の経過観察から、実験に参加したDクラス職員は次第に人間関係を絶つようになることが判明しています。これらは記憶処理を行うことで解消されますが、対象は例外無く悪夢を見ることが多くなるため、ストレスを起因とした精神病を発症します。おそらく何らかの認識が改変されており、記憶処理を施したことによって解消したと推察されます。
補遺1: SCP-XXX-JPは火災が起きた家屋で発見されました。家屋からは45歳の岩川悟志いわかわさとしとSCP-XXX-JPの元所有者とされる7歳の岩川紅美いわかわくみが、手を繋いだ状態で遺体として発見されています。火災の原因は岩川氏による無理心中とされ、ポリタンクから出した灯油に引火させようとしたことでSCP-XXX-JPは異常性を発現したと推察されます。無理心中を行った理由は岩川氏の会社で行われたリストラであるとされています。周辺にはカバーストーリー『火の不始末による火災』を流布しました。
補遺2: 笠松研究員がSCP-XXX-JPを用いた実験を行おうとした際、SCP-XXX-JPの破損していた箇所から紙の切れ端が出ていたことに気付き、全て同様の一文が綴られた計18枚1の文書が発見されました。この文書に書かれた文章の筆跡は全て異なり、対象に心当たりが無いかを聴取しようとしましたが、対象に接近しただけで文書は突然叫び声を発すると共に焼失しました。カメラでの撮影を通して非直接的に視認させた場合もカメラと共に叫び声を発して焼失しました。筆跡鑑定を行い、当該の文章は対象が殺害した人物の筆跡と一致しました。また焼失した文書に関係していた対象は対人関係が回復しています。現在は焼失した文書を除き、計16枚の文書が保管されています。以下にその文書の内容を記しました。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6593510 (25 Jun 2020 16:28)
拝読しました。現状NV~UVです。
【内容について】
殺害された人物が犯人を孤立させ独りで死亡させるという異常性、ストーリーはきちんと成立しているように感じられます。また特に目立つ破綻や問題点などは見受けられません。
ただし、故人の報復系のオブジェクトはいくつか目にしたことがあるためか、インパクトはあまり強くないように感じました。「対象は総じて"晴れやかな気分"などの前向きな感情を示すようになります。」などプラスの面が記述されているので、報告書の前半はオブジェクトの良い面を中心に取り上げ、後半で新たに判明した事実として交流断絶のことを記載し、記事内に落差を作ってみてはいかがでしょうか。
「ポリタンクから出した灯油に引火させようとした」ことまで分かっているので、火元が分かっていないというのはやや矛盾を感じます。
【表現について】
やや気になる表現が見受けられました。
「体長」は動物(主に哺乳動物)において頭部の先端から尾の付け根までを指す長さのことであるため、人形に「体長」を用いるのは不自然な印象を抱きました。「身長」や「長さ」で良いと思います。また、人形と一言で言ってもバリエーションが多いため、デッサン用の人形・着せ替え人形・縫いぐるみなど、どのような人形なのか具体的に描写すると良いと思います。
殺人犯以外は影響を受けないのであれば、これよりも以前の記述で「殺人歴を持つ人間が着火した場合」などと添えておくとスムーズに読めると思います。
おそらく2文に分けたほうが自然な印象を受けます。「~が出現します。夢の内容は、SCP-XXX-JP-1が対象の手を握っているなど、対象ごとに変化が~」など。
協力的な姿勢は前向きな気分によるものでしょうが、職員に協力的な人間が交流を断っている、という説明は矛盾しているようにも感じられます。「協力的な態度を取るようになった。ただし、Dクラス職員間での対人関係が~」などと説明を変えててはいかがでしょうか。
日本語が不自然です。「夢の内容は、認知症が発覚した父親の介護のため辞表を提出する、というものであった」などが良いでしょう。
「お腹」はあまり報告書に向かない表現に思えます。「腹部」などが良いでしょう。また、「姿勢を取っていた。SCP-XXXX-JP-1の手からは~」というように2文に分けると文意がハッキリすると思います。
日本語が不自然です。「夢の内容は自己破産に起因する妻との離婚。」などが良いでしょう。
「SCP-XXX-JPは」と主語を明示するとスムーズです。
「それは」は不要に感じます。また、「カメラでの撮影を通して非直接的に視認させた場合も」などが良いかと思います。
「そのため」は不要に感じます。また、「その文章は」よりも「当該の文書は」などの表現が相応しいかと思います。また、「筆跡である」よりも「筆跡と一致する」の方が自然な印象を受けます。
以上です。執筆のほど応援しております。
細かく指摘していただいてありがとうございます!とても助かりました!ただ「落差を作る」に関してはもう少し他の人の意見を聞いてから検討したいので書くのは保留にします!また自分なりにインパクトを強める方法を探してみます。暇だったのでいっその事と思い改稿しました!また少しだけ新たな情報を加えてみました!
画像の追加とそれに関係したオブジェクトの変更を行いました。