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SCP-2560-JP内部
アイテム番号: SCP-2560-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2560-JPは収容が不可能ですが、カバーストーリー『回送運行』を適用させ、SCP-2560-JPを時刻表から削除し、乗車拒否の張り紙を貼ることで一般人の乗車を防いでいます。
説明: SCP-2560-JPは、██県██市██町に存在するバス停「██町」において発生する、バスに似た実体です。SCP-XXX-JPは1月11日、2月23日、4月29日、5月5日、8月11日、9月20日、11月3日の13時53分にて突如出現し、14時18分にバス停「███駅」に到着した瞬間に消失します。SCP-2560-JPに人間(以下対象)が乗車した場合、SCP-2560-JPはバス停「███駅」まで停車せず、途中での乗車は現在までの実験において不可能であると判断されています。
SCP-2560-JPの異常性は、対象が乗車時に車窓から見える景色を認識した際に発生します。この際、車窓から見える景色は対象の過去に経験した出来事を俯瞰した風景に変化します。認識される景色は、対象が最も後悔した経験と認識している記憶が改変されたもので、多くの場合は後悔の原因となった人物の行動が事実と異なった形で投影されます1。対象が風景を認識すると、この風景に則した形で記憶や認識が改竄され、総じて満足感や多幸感に近い感情を示します。この感覚は降車後も持続し、繰り返し乗車したいと言う強い欲求を獲得します。
SCP-2560-JPには、運転手(以下SCP-2560-JP-1)を務める男性の人型実体が存在しており、一般的な成人男性と大差のない意思疎通が可能です。SCP-2560-JP-1は運転時にのみ覚醒し、それ以外の状態では常に睡眠状態である様子が確認されています。運転中のSCP-2560-JP-1は常に薄い笑みを浮かべており、SCP-2560-JP-1の表情を見た対象はその所感として「満ち足りた表情だった」「嬉しそうだった」と一様に評しています。
SCP-2560-JPは2017年11月█日、近隣住民が地元の警察署に「不可思議なバスに乗った」と言う旨の通報が複数件確認されたことがきっかけとなり、SCP-2560-JPは収容されました。調査の結果、警察署に通報した時期より半年前である5月5日に、SCP-2560-JPが出現していた地域ではバスが崖から転落する事故が発生していたことが判明しています。当事故の被害者は負傷者14名、死亡者1名が現在までに確認されていますが、該当する車体は現場から消失している等の異常な点が見られることから、詳細な事故の原因は不明です。通報の発生時期から、転落事故以降にSCP-2560-JPが発生していることなどから、転落した車体がSCP-2560-JPであると推測されます。
特筆すべき点として、地域住民への調査ではSCP-2560-JPを認識・乗車した人物は過去にも複数人存在していたものの、SCP-2560-JPに対して異常であると認識した人物や違和感を持つ人物は見られませんでした。これは後の実験により判明した、SCP-2560-JPの記憶改竄の異常性から派生したものではないかとの見解が研究班から提言されていますが、詳細は不明です。財団はSCP-2560-JPを認識していた人物の記憶処理を施し、現在の収容体制を確立しました。
補遺: Dクラス職員を用いたSCP-2560-JPの潜入記録と、SCP-2560-JP-1への接触記録です。Dクラス職員にはカメラと通信機を持参させています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6593510 (25 Jun 2020 16:28)
拝読しました。
驚きのある構成で面白味のあるストーリーですが、所々粗があるように感じました。
>車窓から見える景色がその人にとって幸福であった瞬間の景色に変化し、
後の記録で判明する情報に照らせば、この記述は明らかに誤りです。展開上の驚きのために説明部であえて情報を曖昧にしたり不足させるのはよくある手法ですが、明らかな誤情報を書くのは報告書という体裁上不適切でしょう。
>その依存性は高く、SCP-XXX-JPに乗るためなら相手に危害を加えることさえ厭わなくなります。
この記述によって後の展開が予想できてしまうので、不要かもしれません。
>またSCP-XXX-JP-1の調査では、SCP-XXX-JPを担当していた運転手とは、別人であることが判明しました。
これは林田氏が元の運転手となり替わっていることを示唆しているものと思われますが、財団がこれを認知するには、「なり替わり」以前からバスを監視していなければなりません。そして、財団監視下で財団の知らぬ間に「なり替わり」が発生したのは不自然であり、矛盾が生じているように思えます。
>今は私が殺した運転手をずっと轢き殺している景色を見てるんです。
驚きのある展開ですが、「幸せな瞬間を見せる」という異常性にブレが生じており釈然としない感があります。また、林田氏がバスを降りてしまわない理由付けも必要そうです。
たとえば、異常性を「本人が見たい記憶を見せる」のようなものにすれば、林田氏は「幸せな記憶」より「殺人の罪悪感」に囚われ、自らが殺人から目を背けることを許せないためにこうなっている、というような説明が考えられそうです。
粗を指摘くださってありがとうございます!
修正しますね!理由付けになるものももう少し考えてみます!
修正しました!もしかしたら若干強引さがあるかも知れません!
拝読しました。確かに殺しに至るまでの動機に少し強引さは感じられますが、しっかりと後半で驚けるストーリーラインで、なおかつバスの揺れなど伏線もしっかり張れていて非常に良かったと思います。
気になる点を上げるならば、なぜ祝日のこの時間帯に出現するのかの説明がなされていなかった点は少し引っかかりました。限定するのなら、ここにも何かしらの理由付けがあってもいいかと思います。
それと、説明は関連する話題ごとに分けたほうがいいです。具体的には前半二段落は
という三段落に分けたほうが読みやすくなるかと思います。
細かい粗はあるもののそれを上回る面白さもあり、本投稿が楽しみに思えるような作品だったと思います。
確かにもう少し出現の条件に関して掘り下げた方がいいですね。自分でも今思えば、何故祝日なのか疑問に思いました。
何か理由付け出来るものがあれば足してみます!
祝日の時間帯に理由付けをしてみました!接触記録に、SCP-XXX-JP-1がバスに乗った日である祝日が身内の誕生日だったけど、構えなかった分ちゃんと祝ってケーキを買おうと休みにしていたものの、午後に仕事が入ってしまったことを示唆してみました!ただし、事故の影響で運転手になった日が曖昧なように、今じゃどの祝日が身内の誕生日か分からなくなってます。SCP-XXX-JP-1の後悔がより分かりやすくなったと思いますが、伝わりますかね?一応事故の日も祝日であることを追加しました。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。
Technical Moderator of SCP-JP
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