SCP-XXX-JP - 悪者に手向けた言葉(下書き)

現在このページの批評は中断しています。

rating: 0+x
blank.png
1601375144336.jpg

SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは職員の目視の危険性を考慮し、20×20×20cmのガラスの内部に保管して低危険度収容ロッカーに収容されています。また実験の際は、対象以外の職員に配布された眼鏡の装着が義務付けられています。

説明: SCP-XXX-JPはシロツメクサ(Trifolium repens)から取れる三小葉の三つで構成されています。SCP-XXX-JP自体は通常の植物と変わりませんが、裸眼で目視した人(以下対象)は自身の持った罪1に対して罪悪感に苛まれ、無気力または鬱状態になります。しかし、目視を遮るように壁2がある、または写真を通して見る場合での異常性は発生しません。対象はその状態から5~6時間にかけて、顔と身体から汗や涙と言った体液を多量に分泌させ重度の脱水症状に陥り、ミイラとなって死亡します。

SCP-XXX-JPの異常性の効果は、重犯罪者であるほど死後の状態が綺麗ですが、性格の変化も見られ、罪を認めていても相手3に嫌悪感を示し、責める傾向があります。また、死亡する前に罪悪感から自傷行為などで傷を負った際は、死亡後にその部分の変色と損傷が確認されています。

SCP-XXX-JPを発見した際、傍に損傷の激しい身元不明の遺体(SCP-XXX-JP-1に指定)が発見されています。

補遺1: SCP-XXX-JPの実験記録です。

実験記録XXX - 1

対象: D-7654
詳細: 殺人、強盗
付記: 対象は裁判でも否認を貫いており、その後も周りに暴力を振るうなどしていた。
状況: しばらく「あいつが悪い」などと発言して暴れていたが、徐々に衰弱して死亡。
結果: 対象の死体は非常に綺麗なミイラ状態となった。

実験記録XXX - 2

対象: D-4684
詳細: 保険金詐欺、監禁、拷問、組織的な殺人
付記: 対象は複数人での犯行もあってか反省は薄く、共犯者に責任転嫁をすることが多かった。
状況: 多少の自傷行為と共に徐々に罪を認め始めていたが、最後に「私は愛していたのに、貴方が。」と発言し死亡。
結果: 比較的綺麗であるが、自傷行為をしていた腕や体と言った所々に、変色と損傷が見られる。

実験記録XXX - 3

対象: D-6698
詳細: 人質殺害
付記: 自身の罪に対して深く反省し、現在も被害者遺族と手紙でやり取りをしている。
状況: これまでよりも強い罪悪感に苛まれ、終始口を塞いで血液を流しながら死亡。
結果: 対象の死体は全体的に綺麗だが、口の周りが黒く変色し、口内は激しく損傷していた。

補遺2: D-6698の生前に設けたインタビューの様子です。

対象: D-6698

質問者: 松笠研究員

<録音開始>

(状態確認のため省略)

松笠研究員: それでは質問なんですが、貴方は元から深く反省していると思われますが、何故そこまで疲弊してるんですか?

D-6698: 気持ち自体はあまり変わらないのですが、何でしょう。その気持ちがより強くなったというか。

松笠研究員: もう少し詳しくお願いします。

D-6698: いつもは殺人を犯したという、飛んでもないことをしたことへの後悔なんです。でも、それがより深掘りされて、何でこんなことをしたんだとか、何で相手の気持ちを考えられなかったんだとか。

松笠研究員: 自分を責めることが多くなったということですか?

D-6698: はい、そうです。それに、本当は絶対にダメなんですけど、自分が悪いのに被害者やその遺族にまで悪く言ってしまうとか。でも、今まではあまりそんなことはしないようにしてたんです。

松笠研究員: それは何故ですか?

D-6698: だって自分を責めるってことは、解決しようと行動出来なくなると思ったからなんです。他人を責めるのだってそうです。私は責められるべき犯罪を犯しましたが、それで終わったらダメだと思ったんです。

松笠研究員: なるほど。遺族への手紙はその気持ちから?

D-6698: その通りです。でも、最後なので今日も送ろうと思ったんですが、送れていません。先程も言ったように、ずっと頭の中で自分を責める声が聞こえるんです。その声から逃げたくて、つい何も悪くない被害者を責めるなんてことをしてしまいそうで。それで、手紙を書くのも億劫になってしまって。

松笠研究員: おそらくオブジェクトの効果ですね。無気力に感じたり、相手を責める傾向はこの前の実験で確認されています。

D-6698: そうだったんですか。私のせいじゃなかったんだ。(2秒の沈黙)あ、あの。

松笠研究員: どうしましたか?

D-6698: あの、あと一通だけ、被害者遺族に手紙を出していいでしょうか?この後私は死ぬんでしょう?なら、もう少し書くのを頑張りたいです。

松笠研究員: えぇ、それは構いませんが。あとで紙とペンをお渡ししますね。

D-6698: ありがとうございます。書き終わったらまた教えます。

松笠研究員: 分かりました。

<録音終了>

補遺3: 検死の結果、SCP-XXX-JP-1は損傷が激しいものの死後4日しか経過していません。また、SCP-XXX-JP-1爪と歯の間から、大量の皮膚組織と肉片が検出されたことから、SCP-XXX-JP-1は自傷行為4を繰り返したことで、体の損傷が激しかったと推察されます。SCP-XXX-JP-1の身元も判明しており、██県にて発生した誘拐事件5の被害者の一人で、未だ行方不明だったことが判明しています。おそらく逃走している最中に、SCP-XXX-JPに暴露されたものと推察されます。遺体は現在死体安置所にて保管され、後に火葬して遺族に移送される予定です。

また、D-6698が執筆した手紙の内容に問題が見られたため、遺族には届けられず保管されています。手紙自体に異常は確認されませんが、閲覧の際は注意が必要です。SCP-XXX-JPとの関連性は不明です。


    • _


    コメント投稿フォームへ

    Add a New Comment

    批評コメントTopへ

ERROR

The hakuyou_shiro's portal does not exist.


エラー: hakuyou_shiroのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6593510 ( 25 Jun 2020 16:28 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License