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確保直後にエージェントから手渡された私服を着るSCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはスクラントン現実錨(SRA)、サグナー空間凝結機構(SSCM)の配備/起動された標準ヒト型収容セルに収容されます。SRA及びSSCMは、定期的にレベル3技師によって整備されます。
説明: SCP-XXXX-JPは自らを"使者"と名乗る推定52歳の白人男性です。頭頂部の毛髪が乏しく、肥満気味であり概ねの特徴は一般的な中高年男性と同様です。DNA鑑定の結果98.82%が人間(Homo sapiens)の遺伝子であることを示しましたが未知の遺伝子が一部確認されています。これが先天的か後天的かは不明です。
SCP-XXXX-JPは、近距離に抽象的かつ低レベルの改変を引き起こすクラスII現実改変能力と、範囲は限定されるものの精密かつ強力な歪曲現象を発現可能なVクラス相当の空間歪曲能力を保持しています。SCP-XXXX-JPはこれらの能力を後天的に獲得したと主張しています。
SCP-XXXX-JPは体内に金属物体を埋め込んでおり、これに関しての回答の一切を拒絶、もしくは知らないと主張します。しかしSCP-XXXX-JPが歪曲能力を発現させる際にこの金属物体が熱を発することから、この金属物体は歪曲能力を発現させる装置であると考えられています。歪曲能力の行使後はSCP-XXXX-JPは強い疲労状態に陥り、場合によっては気絶に至るため、歪曲能力の連続的使用は困難です。
補遺: 以下は収容から1週間後に実施されたインタビュー記録の転写です。
インタビュー記録 XXXX-JP
インタビュアー: 伊予 岸人博士
対象: SCP-XXXX-JP
<記録開始>
インタビュアー: よろしくお願いします。
対象: ふん、我が祖国に比べ矮小な技術だとしてもその最先端か。偉大なる祖国の技術を封じ、我を捕らえるとは、認めてやろう、我は寛大であるからな。
インタビュアー: ありがとうございます。では初めに、あなたの名前は何と言うのでしょう?
対象: [小声の不明な言語]…何度も言っているだろう。こちらの言葉ではヴィグナ、あるいはビーグムだ。
インタビュアー: なるほど。では何処から来て、何故この地へ?
対象: 幾度も言っているであろう![不明な言語]…あぁ分からないんだったな。貴様ら低俗な文明の言葉にするとスフィルグ ミ ステナキビン マナステム フォステヌフコナー、貴様らの言葉での意味としては、偉大なる神の主天たる国王陛下が納めし繁栄ある大神聖国である。この言葉と意味、しかと心に刻め。
インタビュアー: [相槌]
対象: あぁ、何故来たか、だったか。それは貴様ら低俗な文明が不遜にも我が国に下る名誉を与えるためである。偉大なる国王陛下は貴様らのような薄汚い貧民にも手を差し伸べて下さると仰られているのだ。ああ![不明な言語]
[対象は天井を仰ぎ高揚した様子を見せる]
[対象の高揚が収まる兆候を見せる]
インタビュアー: では次の質問です。
対象: 待て。
インタビュアー: はい、何でしょう?
[対象が少し興奮した様子を見せる]
対象: 貴様、何故これほどにまで栄誉なことに何の反応も示さぬのか!不敬であるぞ!この野蛮な下等種風情が!それにだ!何故我のような高貴なる者がこのような牢の如き部屋に入れられねばならん!このまま我を殺すとでも考えているのか?!
インタビュアー: 飛躍しすぎています。私たちはあなたを殺そうなどとは [対象に話を遮られる]
[対象が机を叩き強く興奮した様子を見せる]
対象: 殺さない!?ならば何だ!この我をこのような場所に閉じ込め続けるなど [沈黙] 閉じ込め続けるだと!?この陳腐で [不明な言語] な部屋にこの我を閉じ込め続けるだと!?貴様らはこの我の偉大さが分からないというのか!?[不明な言語]
[興奮状態が続く、インタビュー継続が不可能と判断される]
[突入した警備員により、対象に鎮痛剤が投与される]
<記録終了>
終了報告: 対象が咄嗟に発言した不明な言語は一定の規則性が見られたことから、対象の証言する財団の確認していない異常国家が実際に存在するものとして考えて良い。この事から具体的な対策とその対策を策定するための調査が必要だ。しかし、対象の言う技術の格差が明確であると言う文言であるが、所謂技術を見せびらかす看板として使者は機能すると言うのに、対象に対処不可能なほどに強力で高度な能力の付与を行なっていないのは不自然である。また、恐らく自らを"高貴"と呼称していたため私的に自らの改造も可能であるとも考えて良いだろう。そのため、異常国家自体は存在するものの技術の隔絶が発生するほどの差はないのではないかと推測する。
追記: 現在監督評議会及び日本理事会により、異常国家への調査/対策計画の具体案が議論されています。
発見経緯: SCP-XXXX-JPは2020年█月██日に日本国北海道宗谷岬の流氷に全裸で下半身のみを露出した状態で民間人に発見されました。
低体温症だった他、警察機関や医療機関が出動した結果、SCP-XXXX-JPが逆上を起こし能力を無差別的に行使して暴れていたところを財団によって確保されました。暴れていた際には興奮した様子で「忘れろ」と幾度にも渡って繰り返し叫んでいた事が判明しています。
付与予定タグ: SCP JP 人型 現実改変
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任意A任意B任意C- portal:6590894 (02 Aug 2020 11:13)
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