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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが存在する敷地は、現在カバーストーリー「立ち入り禁止」により封鎖しています。
説明: SCP-XXX-JPは、熊本県益城町に存在した家屋が内包していた一室です。SCP-XXX-JPは、2016年4月14日に発生した熊本地震によって家屋が倒壊した際に、SCP-XXX-JPのみが倒壊せずに残存したことから発見されました。SCP-XXX-JPの扉の前にはレベルⅠ霊的実体(SCP-XXX-JP-A)が存在しており、扉の開閉を繰り返しています。その外見及び行動からSCP-XXX-JP-Aは、SCP-XXX-JPを内包していた家屋に居住していた杉本 彰彦氏であると思われます。
SCP-XXX-JPの内部空間は扉を開くごとに変化します(SCP-XXX-JP-1~8)。事案XXX-JPが発生するまで、SCP-XXX-JPの内部にはSCP-XXX-JP-A以外が進入に成功したことがなく、またSCP-XXX-JP-A以外が扉を開くことができませんでした。
SCP-XXX-JPを内包していた家屋には彰彦氏が居住していました。彰彦氏には妻の麻衣子氏、息子の涼太氏、娘の美佳氏がいましたが、3名とも2015年3月18日に発生した交通事故によって死亡しています。また彰彦氏は熊本地震発生時に家屋の倒壊に巻き込まれ死亡しています。
SCP-XXX-JP-1~8の内容は以下の通りです。
SCP-XXX-JP-1
内容: 結婚式場。タキシード姿の彰彦氏とウエディングドレス姿の麻衣子氏が結婚式を開いている。内部は、二人が結婚式場に入場してから退場するまでの38分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 微笑みながら内部を眺める。最短で39分、最長で1時間34分眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-2
内部: 病室。麻衣子氏がベッドの上で乳児を抱きかかえている。彰彦氏はベッド横の椅子に座って、微笑みながらそれを眺めている。内部は、看護婦が退室してから、乳児が泣き始めるまでの10分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 微笑みながら内部を眺める。最短で14分、最長で43分間眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-3
内容: 病室。麻衣子氏がベッドの上で乳児を抱きかかえている。彰彦氏はベッド横の椅子に座って、幼児を抱きかかえ微笑みながらそれを眺めている。内部は、看護婦が退室してから、乳児が泣き始めるまでの14分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 微笑みながら内部を眺める。最短で15分、最長で47分間眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-4
内容: ダイニング。彰彦氏ら4名が食事をしている。内部は、4名が「いただきます。」と言ってから、食事が終わり「ごちそうさまでした。」と言うまでの33分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 微笑みながら内部を眺める。最短で45分、最長で58分間眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-5
内容: 玄関。スーツ姿の彰彦氏が外出する。その18分後、他の3名が自動車に乗り込み外出する。内部は、彰彦氏が玄関から出てきてから、自動車が敷地から出るまでの21分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 顔をしかめており、時折涙を流す。最短で3分、最長で22分間眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-6
内容: 彰彦氏の職場。彰彦氏が電話を取って頭を下げている。何分ごとにループしているかは不明。
SCP-XXX-JP-Aの反応: すぐに扉を閉める。
SCP-XXX-JP-7
内容: 道路。自動車が横転し炎上している。自動車はSCP-XXX-JP-5で3名が乗り込んだ自動車と一致している。内部は、自動車が対向車と衝突して横転してから炎上し、爆発が発生するまでの18分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 号泣する。最短で1分、最長で18分間眺め扉を閉める。
SCP-XXX-JP-8
内容: 葬儀場。3名の遺影が並んでいる前で彰彦氏が正座したままうつむいて泣いている。内部は、彰彦氏以外の最後の参列者が退室してから、彰彦氏が起立するまでの55分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-Aの反応: 号泣する。最短で34分、最長で2時間12分間眺め扉を閉める。
事案XXX-JP: 2016年4月28日SCP-XXX-JP-Aは、SCP-XXX-JP-5の状態でSCP-XXX-JP内部へ進入し扉を閉めました。その後、SCP-XXX-JPの扉はSCP-XXX-JP-A以外にも開閉できるようになりましたが、進入は依然として不可能なままです。また、SCP-XXX-JP-5、6、8の内容が変化しました。変化した内容は以下の通りです。
SCP-XXX-JP-5
内容: 玄関。彰彦氏含める4名が自動車に乗り込み外出する。内部は、彰彦氏が最初に玄関から出てきてから、自動車が敷地から出てくるまでの3分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-6
内容: 彰彦氏の職場。電話が鳴り続けており、誰も出ない。内部は、掛け時計の時刻が9:28から9:31まで進む3分ごとにループしている。
SCP-XXX-JP-8
内容: 葬儀場。彰彦氏含む4名の遺影が並んでいる。内部は、遺影前に置かれた蝋燭が消えるまでの43分ごとにループしている。
リサイクルコンテスト2021に参加します。使用アイデアはこちらです。
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- portal:6568589 (20 Jun 2020 11:11)
全体としては面白いと感じました。UVすると思います。
ドアを開けている時の-Aの感情が、どの場面でも想像・共感でき素晴らしい書き方であると感じました。また、前半で-Aの感情を強く想像できたため後半-Aが干渉した結果に「ああ、駄目だったんだな」という悲しさ、残念さを強く感じることができました。
気になった点
SCSPはSCPの誤植ですかね。
「SCSP-XXX-JPを内包していた家屋に居住していた杉本 彰彦氏であると思われます。」
批評というより感想のようになってしまって申し訳ありません。また、個人的にこの手の悲しさを押し出した記事が好きなので、少々偏った評価になっているかもしれません。他の方にも批評して頂くのが良いかと思います。
追記)タイトルを鑑みるに、-Aは運命は変えられないとわかっていながらも幕引きとして最期には家族4人で一緒にいることを選んだ、という背景もあったりするのでしょうか。
批評していただきありがとうございます。評価及び好意的な意見をいただき非常に嬉しく思います。
SCSPは完全に誤植なので修正します、指摘していただきありがとうございます。
拝読しました。わたしの記事をリサイクルしてくれるとは……
現状、アイデア元作者ということもありますがUVです。
内容にこれといった違和感もなく、バックストーリーも上手く押し出せていると思います。
特に指摘する点が無いため、感想みたいになってしまい申し訳ありませんが、一読者としても、アイデア元作者としても本投稿が楽しみです。
しかし、アイデア元ということもあるのでかなり主観が入ってしまっていると思うので、批評依頼などを用いて時間はあまりらないかもしれませんがより多くの方に批評をもらったほうがいいと思います。
投稿お待ちしています。
批評していただきありがとうございます。
アイデア元である著者様に評価していただき嬉しく思います。投稿頑張ります。