足元の日常

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SCP-XXX-JP-01

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、機動部隊ほ-19(“清掃業者”)が一般的な不法廃棄物とまとめて回収してください。回収したSCP-XXX-JPは、既にリストに記載されている種類であれば、記録したあと適切な手段で処分してください。リストに記載されている種類でなければ、「その他」の項目内に記載したうえで収容してください。

説明: SCP-XXX-JPは、全国各地で見られる様々な物品です。特に人口が多い地域で多く見られ、それらの多くが既に使用された状態で発見されます。各個体の持つ特徴は一般的な不法投棄物と遜色ありませんが、耐破壊性、耐腐食性を有します。SCP-XXX-JPの例は”回収リストXXX-JP”を参照してください。

SCP-XXX-JPを直接視認した人物は異常性に曝露し、SCP-XXX-JP-A (以下”廃棄派”)、SCP-XXX-JP-B(以下“回収派”)、SCP-XXX-JP-C(以下“中立派”)のいずれかに変化します。”廃棄派”は、SCP-XXX-JPに対してありきたりであると考えるほか、自身の所有している物品をその場に廃棄するようになります。廃棄された物品は新たにSCP-XXX-JPとなります。”回収派”は、SCP-XXX-JPに対して嫌悪感を表し、積極的に回収しようとします。”回収派”によって回収されたSCP-XXX-JPは異常性・耐破壊性・耐腐食性を消失します。また、"回収派"はSCP-XXX-JPと一般的な不法投棄物の判別が可能ですが、どのように判別しているのか解明されていません。”中立派”は、SCP-XXX-JPを視認しても興味を示さず、短時間でSCP-XXX-JPを視認した記憶を消失します。調査の結果、SCP-XXX-JPを視認した記憶を10秒以上保持した例はありませんでした。これらの異常性は記憶処理によって消失させることができますが、SCP-XXX-JPを再び視認した場合同様の異常性が発現するため、コスト面などの問題からこの方法を用いることは推奨されていません。また、”中立派”の割合が最も多く、曝露者の80%以上が”中立派”であると推測されています。

SCP-XXX-JPの増加は景観破壊、環境汚染、野生動物の殺傷などの社会問題を引き起こしています。現在、罰則の強化、ポスターやゴミ箱の設置などの対策を行っていますが、SCP-XXX-JP及び一般的な不法投棄物の減少は見られません。

回収リストXXX-JP: 以下は現在までに財団が回収したSCP-XXX-JPのリストです。リストに存在しないSCP-XXX-JPを回収した場合、「その他」の項目内へ追記してください。「その他」の項目内に記載させているSCP-XXX-JPの中で、回収量が基準値を超えた場合、リストへの追加を検討します。現在、「その他」の項目内には26種類のSCP-XXX-JPが記載されています。

番号 物品名 補足 個数割合(%)
01 タバコの吸い殻 ほとんどに燃焼した形跡が見られます。 49.05
02 ティッシュやポスターなどの紙類 水や泥、分泌液などによる汚れが目立ちます。 21.44
03 ペットボトル、瓶・缶類 潰されていたり一部が損壊している場合が多いです。 14.39
04 チューインガム 食品類の中で最も多く発見されています。 5.18

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発見経緯: 2002年6月19日、財団施設内でSCP-XXX-JP-02が複数発見され、関与した職員に事情聴取を行った結果、SCP-XXX-JPの異常性が発覚しました。また、財団施設周辺でSCP-XXX-JP-01が大量に発見されました。その後特別収容プロトコルが策定され、”回収派”のみで構成された機動部隊ほ-19が発足しました。

補遺1: 2005年3月12日、北海道██市でSCP-XXX-JPに変化したエゾシカ(Cervus nippon yesoensis)が発見されました。解剖の結果、胃の中からSCP-XXX-JPが大量に発見されました。その後の実験により、SCP-XXX-JPを体重の1/1000g以上を摂取した場合、死亡後にSCP-XXX-JPになることが判明しました。SCP-XXX-JPに摂食欲求を引き起こす異常性は認められませんでした。

補遺2: 2006年5月1日、神奈川県██市のアパートの███号室で5名の遺体が発見され、現場保存及び捜査のために8名の地元警察が███号室に突入しました。また、警察に扮した財団職員2名のうち1名が外で待機し、1名が遺体の見えない位置から室内を監視していました。その際、突入した8名のうち2名が”廃棄派”、6名が”中立派”に変化し、結果として"廃棄派"による物品の廃棄、"中立派"による遺体の不認識が発生しました。その後、9名の遺体は全てSCP-XXX-JPであることが判明したため、”回収派”に変化した警察関係者によって対処され、その後関係者全員にクラスA記憶処理が施されました。また、殺人、死体遺棄などの容疑で逮捕、起訴された████は”廃棄派”に変化していたことが判明しました。

補遺3: 2019年3月29日、芥生博士が SCP-████-JPの収容室を"廃棄"し、収容違反が起こりました。収容室及びSCP-████-JPは機動部隊により直ちに回収され、芥生博士は降格処分を受けました。

補遺4: 2019年9月13日、サイト-81██の管理者である芥田氏が自身の職務を"廃棄"し、サイト-81██、職員、収容室及び収容されていたSCPオブジェクトがSCP-XXX-JPに変化しました。全てのSCP-XXX-JPは機動部隊により直ちに回収され、芥田氏は降格、停職処分を受けました。サイト-81██のサイト管理者には、新たに護美氏が就任しました。その後の調査の結果、現在セキュリティクリアランスレベル3以上の職員に”廃棄派”はいないことが確認されました。

[追記] 2019年10月2日、芥田氏が自身の職を"廃棄"し、退職しました。”廃棄”された職は機動部隊により直ちに回収されました。

[追記] 2020年2月17日、芥田氏が自身を"廃棄"し、縊死しているのを芥田氏と交流があった財団職員が発見しました。芥田氏の妻及び二人の息子は"中立派"に変化しており、芥田氏が自殺してから財団職員が発見するまで約3ヶ月の間放置されていました。芥田氏の自殺死体はSCP-XXX-JPに変化していたため、機動部隊により直ちに回収されました。

補遺5: 現在までに発見された自殺死体のうち21.4%、死体遺棄事件の遺体のうち62.7%がSCP-XXX-JPに変化していたことが判明しました。


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執筆者: CAT EYES
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最終更新: 25 Sep 2020 02:37
最終コメント: 08 Aug 2020 12:40 by CAT EYES

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