SCP-XXXX-JP その一撃は歓声と涙に包まれて
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-A事案が発生して以降、SCP-XXXX-JPの発生は確認されていません。担当職員は引き続き「全日本スリル追究協会」に関する調査を続けてください。

説明: SCP-XXXX-JPは日本国内で一週間周期で発生する異常現象です。SCP-XXXX-JPは人(以下、SCP-XXXX-JP-1と呼称)が一人で高さ50m以上の建物が10m以上並ぶ道を歩いた時に発生します。SCP-XXXX-JPが発生した際、SCP-XXXX-JP-1の上空に長さ8mほどの物体(以下、SCP-XXXX-JP-2と呼称)が出現し、SCP-XXXX-JP-1に向かって落下します。しかし、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JP-2を認識する前に何らかの手段1によって避け、SCP-XXXX-JP-2は地面に衝突すると同時に消失します。SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JP-1のみ認識できるものである一方で、映像記録などには残ることが確認されています。また、SCP-XXXX-JP-1以外の周囲の人物への影響は一切確認されていません。SCP-XXXX-JP-1,2となる対象についてはともに規則性は確認されておらず、またSCP-XXXX-JPは発生場所付近に建設現場が存在しない状態でも発生します。今までSCP-XXXX-JP-2によるSCP-XXXX-JP-1の負傷事案は確認されていません。SCP-XXXX-JP-A事案を参照してください。

経緯: SCP-XXXX-JPは20██/██/██に、動画サイトにて映像として投稿されました。その後、数人が同じ体験をしたことがあるとコメント欄で発言しており、その動画を発見した財団のエージェントが不審に思って調査を行った結果、異常性が発見され、当現象がSCP-XXXX-JPに指定されました。

SCP-XXXX-JP-1インタビュー記録: 最初に確認されたSCP-XXXX-JP事象におけるSCP-XXXX-JP-1に対してインタビューが行われました。以下はその記録です。

対象: SCP-XXXX-JP-1-1(SCP-XXXX-JP-2を撮影した動画を動画サイトに投稿していた人物。)

インタビュアー: ██博士

付記: このインタビューはテレビ番組のスタッフによる取材という形で行われました。

<録音開始>

インタビュアー: ██さん2、それではあなたが投稿した、建築資材が目の前に落ちてきた動画について教えてください。

SCP-XXXX-JP-1-1: あぁ、あれは元々渋谷の街を歩くってだけの動画にしようと思ってたんだ。俺はよくそういう散歩の動画を上げてて、あの時もそれが目的で歩いてたんだよ。それで、ビルの横を歩いてて、人を避けようと思って道をそれたら、その人が通り過ぎた後に、ガシャーンって木材が落ちてきたんだ。

インタビュアー: 確かに動画を見たところそのようでしたね。

SCP-XXXX-JP-1-1: そうだろ?それでその木材もすぐに消えるし、周りの奴はそれが落ちてきた事に気づいてすらいなかった。俺の目の前にいたやつは周りを見る俺を不審げに見ていた位だ。最初勘違いだったんだと思ってた。でも、動画にははっきり映ってたし、動画を見た人もはっきり映っていると言ってたから、多分俺にしか見えてなかったんだと今は思ってる。

インタビュアー: なるほど。ちなみにそういう心当たりや噂とかは聞いたことは?

SCP-XXXX-JP-1-1: いや、何一つ思いつかない。もしかしたら、心霊スポットなのかもな、聞いたことないけど。

インタビュアー: 分かりました。他に何か気になったことはありましたか?

SCP-XXXX-JP-1-1: そういえば、あの後意味不明な手紙が届いたんだよ。
 
インタビュアー: 手紙、ですか?それはどのような?

SCP-XXXX-JP-1-1: 差出人が訳わかんなくてさ、確か「全日本スリル追究協会」だったかな。手紙の内容も、もっと訳わかんなくて建築資材を落として迷惑をかけたので謝罪するって話で、金も入ってたんだ。

インタビュアー: その手紙はどうしましたか?

SCP-XXXX-JP-1-1: 気味が悪かったから捨てたよ。金も一緒にな。

<録音終了>

補足: インタビュー後、全日本スリル追究協会なる団体の調査が行われましたが、有効な情報は得られていません。

SCP-XXXX-JP発生記録: 以下のリストは財団が現在把握しているSCP-XXXX-JPの発生状況を時系列順に並べたリストです。

発生場所 SCP-XXXX-JP-1 確認されたSCP-XXXX-JP-2 追記
1 東京都 渋谷区 20代 男性 木材 財団が初めて発生を確認できた事例。 インタビュー記録に関しては、SCP-XXXX-JP-1インタビュー記録を参照。
2 沖縄県 那覇市 30代 女性 鉄骨
3 福岡県 福岡市 20代 男性 鉄パイプ
4 千葉県 千葉市 40代 男性 鉄骨
5 北海道 千歳市 20代女性 不明
6 宮城県 仙台市 10代男性 不明
7 福岡県 北九州市 30代 男性 不明
8 沖縄県 那覇市 40代 女性 不明
9 北海道 札幌市 エージェント・██ 鉄骨 エージェント・██はSCP-XXXX-JPについての情報を有していなかった。
10 鹿児島県 鹿児島市 50代 男性 不明 インタビューにおいて、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPが発生後、歓声が聞こえたと証言した。3
11 広島県 広島市 10代 男性 木材
12 長崎県 長崎市 30代 女性 不明
13 東京都 港区 40代 男性 鉄骨、木材 二つ以上のSCP-XXXX-JP-2が初めて確認された事例。これ以降、二つ以上のSCP-XXXX-JP-2の出現が常に確認されている。
14 東京都 千代田区 30代 男性 不明
15 [データ削除済] [データ削除済] 不明 この情報を閲覧するには、セキュリティクリアランスレベル4以上が必要です。
16 大阪府 大阪市 40代 女性 不明
17 福島県 福島市 50代 男性 不明
18 群馬県 前橋市 10代 男性 鉄パイプ、鉄骨
19 神奈川県 横浜市 20代 女性 不明
20 京都府 京都市 30代 男性 不明
21 熊本県 熊本市 40代 女性 木材
22 長崎県 長崎市 20代 男性 不明
23 兵庫県 神戸市 40代 女性 不明 SCP-XXXX-JP発生時、近くのサイト-81██にてヒューム値の変動が確認された。
24 大阪府 大阪市 60代 男性 鉄骨
25 宮崎県 宮崎市 50代 男性 不明
26 北海道 札幌市 60代 女性 不明
27 東京都 渋谷区 50代女性 不明 SCP-XXXX-JP-A事案が発生したSCP-XXXX-JP。詳しくは下記を参照。

以上の事案において共通することは、監視カメラの映像など何らかの記録にはっきり残っているという事だ。これが全て偶然とは考えられない。まさかとは思うが、これを見る何者かがいるのだろうか? ―██博士

SCP-XXXX-JP-A事案: 20██/██/██、東京都渋谷区にて、SCP-XXXX-JPが発生しました。しかし、本来SCP-XXXX-JP-2を避けられるはずのSCP-XXXX-JP-1にSCP-XXXX-JP-2が衝突し、SCP-XXXX-JP-1は死亡しました。この時、消失するはずのSCP-XXXX-JP-2は残存しており、その時に確認されたSCP-XXXX-JP-2は鉄骨が2本、鉄パイプが1本でした。その後、カバーストーリーの流布と記憶処理が施されて周囲への混乱は回避されましたが、SCP-XXXX-JPの異常性の変化とそれが一般社会にもたらす危険性を鑑みて、オブジェクトクラスがKeterに引き上げられました。

補遺1: 20██/██/██、SCP-XXXX-JP-A事案発生後、死亡したSCP-XXXX-JP-1の遺族の元に送付されていた封書が潜入エージェントにより回収されました。差出人に当たる箇所には「全日本スリル追究協会異常追究部鉄骨落とし対策係」とのみ記載されており、住所などは一切記載されていませんでした。内容は以下の通りです。

拝啓 ██様の家族の皆様

 季節が春となり生命の息吹が感じられる中、いかがお過ごしでしょうか?今回は、私共全日本スリル追究協会が主催した「第一回資材落とし選手権」に██様を参加させていただき誠にお礼申し上げます。██様は当ゲームの決勝戦において██選手の優勝を決める一手としてご活躍しておりました。██様が亡くなってしまったことは非常に残念ですが、その時会場に響いた歓声はその悲しみを上回るものでありました。しかし、これだけの言葉で家族の皆様を納得させられるとは考えておりません。そのため、僅かではありますが、いくらかの参加報酬金と撮影記録を贈らせていただきます。この度は誠にご協力ありがとうございました。
                       全日本スリル追究協会異常追究部代表委員会一同

 

当封書には10キログラム相当の純金の延べ棒が添付されていましたが、いかなる異常性も確認されませんでした。また、SCP-XXXX-JP-A事案を映した映像4も同時に回収されています。
当封書が送付されて以降現在に至るまでSCP-XXXX-JPは発生しておらず、一時的に無力化したと考えられており、オブジェクトクラスの変更が協議されています。一方で、この手紙の差出人である「全日本スリル追究協会」がSCP-XXXX-JPを引き起こしていたと考えられており、調査が続けられています。


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